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費用便益分析を実施する
このページでは、プロジェクト マネージャーが自動化のアイデアの実装に必要なコストを記録できます。これらのコストがシステムによって処理され、この業務プロセスの自動化によって得られる純利益が計算されます。[編集] をクリックすると、以下のフィールドが編集可能になり、以下のように特定の情報を追加できます。
各実装フェーズの期間をきめ細かく設定します。
- 評価フェーズでアルゴリズムによって計算された実装の容易性が表示されます。プロジェクト マネージャーが自身の経験からこの容易性が正確でないと見なした場合、簡単に上書きできます。
- 実装期間に関するプロジェクト マネージャーの予測を用いて実装を開始する前に、[ベースライン] の表への入力が必要です。フェーズの完了に要する稼働日数がプラットフォームによって計算され、次のフェーズの開始日が自動的に設定されます。[ベースラインを設定] ボタンをクリックすると、この初期予測値を更新できなくなります。
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指定の実装フェーズが完了したら速やかに、[実績と新規予測] の列に入力する必要があります。この表には、初期予測値と実績または新規予測値との差分が明確に表示され、実装の実際の進行状況が反映されます。
さらに、[開始日] フィールドも編集可能となり、アイデアが開始された正確な日付を追加できます。[実績と新規予測] の表でこのフィールドに値が入力されていない場合、既定では、[作業スペース] の表とレポートに表示される [開始日] には、自動化が本稼働フェーズの稼働中ステータスに更新された日付が表示されます。
自動化の見込みに関する仮定条件を確認し、自動化可能な業務プロセスの数に関する情報を把握します。アルゴリズムによって計算されたこれらの結果を基に、ロボットが人間と比較してどの程度プロセスを高速に実行できるのかを推測できます。
- 必要に応じて、自動化の見込みの値を上書きし、プロジェクトの現状を反映するようにボリュームを調整できます。
- [費用便益分析] ページが保存されると (変更がない場合でも)、システムは [自動化の見込み (最終)] の既存の値を、[修正後の自動化の見込み] の KPI として保存し、それに基づき自動化案件の表に表示される修正後の KPI を計算します。
- 最初に、ドロップダウン リストから、使用する RPA ソフトウェア ベンダーを選択する必要があります。このリストには、プラットフォームのコストの設定時に設定したソフトウェア ベンダーがすべて表示されます。ソフトウェア ベンダーには、[コストの設定] - [運用コスト] - [RPA ソフトウェアのコスト] セクションで運用コストが 1 つ以上定義されています。
- プロジェクト マネージャーは [自動化の想定事項] の表を使用して、使用するロボットの種類を以下のオプションから選択できます。
- Attended: 人間の介入が必要なロボット。この場合、プラットフォームは Attended ロボットの数とプロセスを実行する従業員の数とのバランスを取るように設定されるため、ロボットの想定事項は表示されません。
- Unattended: 人間の介入を必要としないロボット。この場合、プロジェクト マネージャーは、自動化の想定事項として [ロボットの稼働時間数/日]、[ロボットの稼働日数/年]、[ロボットの処理速度の乗数] を手動で入力する必要があります。
- [業務プロセスのボリューム] には、詳細評価の情報が自動的に入力されます。まず [詳細] ページでこの評価を完了してください。
- 有人自動化の場合は、詳細評価の情報が [平均処理時間 (人間 vs 自動化された場合)] に自動入力されます。無人自動化の場合は、ロボットのトランザクションあたりの平均処理時間を手動で追加できます。または、人間のトランザクションあたりの平均処理時間をロボットの処理速度の乗数 (手入力) で除算して取得することもできます。この結果は、後で自動化の見込みとロボットの想定事項を考慮して、トランザクションの量を処理するのに必要なロボットの数を計算するときに使用されます。
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[処理量の分担の予測] では、業務プロセスを 100% 自動化できない場合に自動化後も人間が処理するセグメント ([自動化後] 列) とともに、完全に人間が実行する現行のプロセス ([自動化前] 列) に関連する KPI を示します。
- 最後の 2 つの列には、ロボットがどのような結果になるかについての情報が示されます。この情報は、システムによって算出された自動化の見込みと、詳細評価以外からの情報を持っているプロジェクト マネージャーが提供可能な最終的な自動化の見込みに基づいて、アルゴリズムで予測すると示されます。ユーザーが自動化の見込みを上書きしようとした場合は、影響を受ける値がすべて強調表示されます。
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自動化後の合計 FTR は、[自動化の種類] の選択内容に基づきます。
- 有人自動化の場合、アルゴリズムで提案される値は、作業/業務プロセスを実行する従業員の数と同じです。
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無人の自動化の場合、[自動化の想定事項] の表の想定事項とロボットの処理速度の乗数 (これはトランザクションあたりの平均処理時間の算出に役立ちます) を考慮して値が計算されます。
FTR の値は、必要に応じて上書きできます。
- 自動化後の運用コスト/年は、[費用便益分析] ページの [コスト予測] セクションで追加されたすべての運用コストの合計です。
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運用コスト/トランザクションは、運用コスト/年をボリューム/年で割った値です。
この自動化のアイデアに必要な総コストを予測します。必要なコストには、実装フェーズごとに設定できる実装コストと運用コスト (ライセンス コストや、インフラストラクチャ、メンテナンス、サポート、ホスティングにかかるコストなど) があります。この情報は、ロボットの年間運用コストの計算に影響します。
- プログラム マネージャーが [一時的コスト - 実装者のコスト] に入力したデータによって、各フェーズのコストと、実装にかかる総コストの概要が示されます。
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[運用コスト] では、プログラム マネージャーが自動化のアイデアの有効期間全体での年間コストおよびアイテム/ライセンスの数を定義します。
このカテゴリのコストの種類をすべて入力すると、年単位および月単位でのコストの種類をすべて網羅した概要が表示されます。プロセスを人間が実行したときのコスト/トランザクションとロボットが実行したときのコスト/トランザクションとの比較が、[ボリュームの分担の予測] ページの上部に表示されます。