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Automation Hub ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation Suite
Last updated 2024年10月18日

移行 - ケース: 既存の Automation Cloud アカウント

前提条件

Automation Hub の新しいエクスペリエンスを開始するには、以下の前提条件を Automation Cloud レベルで確実に満たす必要があります。

最初の前提条件として、Automation Cloud 組織が作成済みである必要があります。

既存のアカウント

  • UiPath Automation Cloud に登録済みで、既存のアカウントをお持ちの場合は、UiPath Automation Hub の Web ページ上をクリックし、[Try Automation Hub free] をクリックすると、アカウントの選択を求めるメッセージが表示されます。
  • [既存の組織で続行] をクリックすると、アカウントのサブスクリプションの種類に応じて、以下のシナリオが表示されます。

既存の無料トライアル アカウント

既存の組織アカウントに無料トライアルのサブスクリプションがある場合は、準備は完了です。「Automation Cloud から Automation Hub サービスを有効化する方法」にお進みください。

既存の Community アカウント

既定では、Automation Hub サービスは Community アカウントで有効化されていません。Automation Hub サービスを利用できるようにするには、アカウントを Community から Enterprise 無料トライアルにアップグレードする必要があります。

  • サブスクリプションの種類は Automation Cloud の組織管理者が変更可能です。変更するには、[管理] → [ライセンス] → [Enterprise 無料トライアルをリクエスト] にアクセスします。
  • リクエストが処理され、すぐに Automation Hub サービスの有効化が可能になります。

既存の Enterprise アカウント

Automation Cloud の Enterprise サブスクリプションがある場合、Automation Hub は既定で有効化されていません。

  • 既存の Enterprise ライセンスで Automation Hub サービスを有効化するには、こちらからお問い合わせください。
  • リクエストが処理され、すぐに Automation Hub サービスの有効化が可能になります。

Automation Cloud から Automation Hub サービスを有効化する方法

Automation Hub は既存の Automation Cloud テナントで有効化できます。あるいは、選択した新しいテナントにサービスを追加することもできます。

注: この操作を実行するには、Automation Cloud の組織管理者である必要があります。
  • Automation Cloud の [管理] メニュー → [テナント] に移動します。
  • Automation Hub を有効化するテナントを選択します。
  • 次に [テナント設定] をクリックし、[Automation Hub] オプションにチェックを入れます。
  • [保存] を選択します。

Automation Hub のプロビジョニングを完了するには、「Automation Hub をプロビジョニングする方法」に進みます。

詳しくは、「Automation Cloud で Automation Hub を有効化する」をご覧ください。

Automation Hub をプロビジョニングする方法

注: Automation Cloud の [テナント] メニューから Automation Hub サービスを有効化するだけでは、サービスの使用を開始できません。
  • Automation Cloud から Automation Hub サービスを有効化した後は、Automation Cloud の [テナント] メニューからリンクをクリックするか、左側のナビゲーションにあるアイコンをクリックして Automation Hub サービスにアクセスする必要があります。
  • これによって紹介ページが開きます。このページで Automation Hub のメリットについての説明を読み、[続行] ボタンを表示できます。

[続行] ボタンの動作は、既存の Automation Hub インスタンスがあるかどうかによって異なります。

考えられるシナリオを以下に示します。

既存の Automation Hub インスタンスを新しい Automation Cloud アカウントにリンク/移行する方法

既存の Automation Hub インスタンスを Automation Cloud にリンクすることによって、アクティビティを中断せずに続行できます。データ (アイデア、ユーザー、設定、アクティビティ) は移行中に影響を受けず、操作は 100% 元に戻すことができます。

注:

スタンドアロン Automation Hub の現在のアカウント所有者がリンク/移行を実行する必要があります。

アカウント所有者が不在の場合や退職している場合は、サポート チケットを提出することでアカウント所有者を変更できます。

  • [続行] ボタンをクリックすると、自分がアカウント所有者ロールを持っている既存の Automation Hub インスタンスすべてを、メール アドレスに基づいてサイド パネルで特定できます。
  • リストから Automation Hub のスタンドアロン インスタンスを選択します。

    注: 既存の Automation Hub インスタンスを移行するオプションが表示されない場合は、移行対象の Automation Hub インスタンスのアカウント所有者ではありません。
  • テナントを選択すると、異なるオプションから選択して操作を実行できます。

部分的な移行を実行する方法

このオプションでは、本人 (操作を実行するユーザー) だけが、Automation Hub を Automation Cloud 内のサービスとして使用できます。残りのユーザーは影響を受けず、既存の Automation Hub インスタンスを従来どおり (同じ URL、同じインターフェイスで) 使用できます。このオプションは、既存の Automation Hub ユーザー ベース全体を変更する (完全な移行) 前に使用することをお勧めします。

  • [部分的な移行] を選択し、[確認] をクリックします。

部分的な移行の完了には数秒かかり、以下の結果になります。

  • 移行を実行するユーザーは、Automation Hub の新しい設定 (Automation Cloud 内) を使用することになります。
  • 新しい機能がすべて使用可能になり、それらをテストしてから完全な移行に進むことができます。
  • ロールアウトの準備ができたら、Automation Hub → [管理] → [アカウント] → [設定] から完全な移行を実行できます。

部分的な移行の場合、Automation Cloud と連携する Automation Hub を操作できるのは 1 人のユーザーだけです。

アクティビティとデータは、この移行の影響を受けません。データベースとユーザー アクティビティに変更はありません。これは、以下のことを意味しています。

  • 移行したユーザーが新しく作成した自動化はすべて、他のユーザーにも表示されます。
  • 移行していないユーザーが新しく作成した自動化はすべて、移行したユーザーに表示されます。

詳しくは、「Automation Hub からプロビジョニングする」をご覧ください。

完全な移行を実行する方法

この作業を実施するには、機能を完全にテスト済みであること、そして Automation Cloud で Automation Hub を使用する新たなエクスペリエンスのためにユーザーを教育しておくことをお勧めします。

ロールアウト プロセスは重要であり、この変更をユーザーが受け取る方法を完全に制御できる機能を提供いたします。

  • [完全な移行] を選択し、[確認] をクリックします。

完全な移行を開始する前に:

  • Azure Active Directory は完全な移行プロセスにおいて重要な役割を担っており、作業完了時のユーザーへの通知方法に影響を及ぼします。
  • Azure Active Directory 接続のステータスに基づき、完全な移行には以下のオプションを考慮してください。

接続された Azure Active Directory を使用する完全な移行

  • このオプションでは、移行の実行時にユーザーに (メールで) 通知しません。
  • ユーザーに (手動で) 送信するメールの内容とその送信の時刻を制御できます。
  • 接続された Azure Active Directory に含まれる、既存の Automation Hub インスタンスのユーザー全員が、サービスにアクセスできます。
  • Azure Active Directory に含まれないユーザーを手動で Automation Cloud に追加して、Automation Hub へのアクセスを回復する必要があります。
  • 既存のデータへの影響はありません。
  • すべての URL が変更され、ユーザーを新しいエクスペリエンスに移行するためのリダイレクトが提供されます。

接続された Azure Active Directory を使用しない完全な移行

  • このオプションでは、Automation Hub の既存のアクティブなユーザーと保留中のユーザー全員に、Automation Cloud に参加するよう招待メールがトリガーされます。
  • 新しい設定で Automation Hub にアクセスするには、Automation Cloud への招待を承諾する必要があります。
  • すべてのユーザーが Automation Cloud にインポートされ、Everyone グループの一員として基本的な権限を獲得します。
  • すべての URL が変更され、ユーザーを新しいエクスペリエンスに移行するためのリダイレクトが提供されます。

詳しくは、「Automation Hub からプロビジョニングする」をご覧ください。

インターフェイスの変化

Automation Cloud の新たなエクスペリエンスでは、Automation Hub インターフェイスへの変更が最小限に抑えられています。以下に、変更の概要を示します。

  • ユーザー グループ: Automation Cloud で作成したグループを活用してユーザーを管理し、Automation Hub から既存のロールにユーザーをマッピングします (詳しくは、「グループを管理する」をご覧ください)。
  • ユーザー管理: Automation Cloud からユーザーを検索して追加します。
  • 左側のナビゲーション: Automation Hub アイコン (および Automation Cloud の他のサービス) と言語の切り替え機能が含まれます。
  • テナントの切り替え機能: Automation Hub ヘッダーに表示され、Automation Cloud のテナント間を移動できます。
  • ロゴの更新/ブランド提携: ヘッダーの製品ロゴの横に、Automation Cloud レベルでカスタム ロゴを追加できます。すべてのサービスに適用されます。

Azure Active Directory との連携を設定する方法

Active Directory との連携の主なメリットは、ユーザー管理のしやすさです。Azure Active Directory インスタンスを Automation Cloud に接続し、すべてのユーザーおよびグループを容易に管理できます。

Automation Cloud 内の接続されたすべてのクラウド サービス (Automation Hub を含む) で、Azure Active Directory の連携を活用します。

Azure Active Directory 接続時の Automation Hub レベルでの主な変更点は、以下のとおりです。

  • CSV を使用したユーザーの一括アップロードは利用できなくなります (Azure Active Directory グループでユーザーが管理されるため)。
  • ユーザーおよびグループを検索すると、Automation Cloud (ローカル ディレクトリ) と、接続された Azure Active Directory の両方から結果を取得します。
  • 完全な移行を実行した場合、既存の Automation Hub インスタンスのユーザーには、Automation Cloud に参加するよう求める招待メールは送られません。これらのユーザーは Azure Active Directory の ID で接続できるようになるためです。

詳しくは、「Azure AD 連携を設定する」と「Azure Active Directory との連携」をご覧ください。

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