Internet Explorer は 32 ビットで実行されます。これは、どの Windows アーキテクチャでも同じです。同様に、[ブラウザーを開く] アクティビティも、Internet Explorer を 32 ビットで開きます。しかし、場合によっては、Internet Explorer を 64 ビットで実行するブラウザーの自動化が必要になることもあるでしょう。
権限によっては、Internet Explorer で [拡張保護モードを有効にする] オプションがオンになっている場合があります。これはブラウザーの自動化に関係する事象の 1 つです。このオプションがオンになっていると、セキュリティ上の理由により、Web サイトやアドオンからの特定の要求を阻止することができます。しかし一方で、不正確な Web ページ要素の検出など、Internet Explorer の自動化で問題が発生する可能性もあります。こうした問題を防ぐためにも、このオプションをオフにすることをお勧めします。
問題を発生させることなく Internet Explorer を 64 ビットで使用するプロセスを自動化するには、オプションを次のように設定する必要があります。
- 拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする - オン
- 拡張保護モードを有効にする - オフ


Internet Explorer は、手動により [インターネット オプション] ウィンドウから 64 ビットで実行することができます (下記参照)。
Internet Explorer を 64 ビットに変更するには、次の手順を行います。
1.1.1.1. [スタート] ボタンをクリックして、[インターネット オプション] を探します。
1.2.あるいは、Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
[インターネット オプション] ウィンドウが表示されます。
- [詳細設定] タブの [設定] セクションで、[セキュリティ] オプションを探します。
- [拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
- [拡張保護モードを有効にする] チェック ボックスをオフにします (オンになっていた場合)。
- [適用] ボタンをクリックして変更を確認し、[OK] をクリックして [インターネット オプション] ウィンドウを閉じます。
- 変更を反映するために、コンピューターを再起動します。これで、[ブラウザーを開く] アクティビティにより Internet Explorer を開いた場合でも、64 ビットで実行されるようになり、Web 操作の自動化を実行する際にも問題が発生しなくなります。
1 年前に更新