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Studio ガイド
Last updated 2024年11月4日

オブジェクトと UI ライブラリを再利用する

UI ライブラリから開始する

内部アプリケーションが何度も自動化されることが明らかな場合は、共有可能な UI 要素をライブラリ内に直接作成することをお勧めします。ただし、作成しなかった場合も、既存のプロセスからいつでも抽出することができます。

UI ライブラリを作成する際は、単純なライブラリ プロセスの作成から始めます。アプリケーション要素をキャプチャするには、「オブジェクト リポジトリを作成する」に示す手順に従います。

UI ライブラリ プロジェクトとして抽出する

プロジェクトのローカル リポジトリを UI ライブラリ プロジェクトに抽出できます。それにより、ライブラリを依存関係としてプロセスに追加して、ライブラリをパブリッシュしたりライブラリの要素を再利用したりできるようになります。[記述子] タブの [UI ライブラリ プロジェクトとして抽出] アイコンをクリックし、[新しい UI ライブラリ] ウィンドウでライブラリ名を入力します。



[作成] をクリックすると、記述子が抽出されます。



[はい] をクリックして現在のプロジェクトを閉じ、抽出した記述子をライブラリ プロジェクトで開きます。あるいは、[いいえ] をクリックして、現在のワークフローに戻ります。

抽出した UI ライブラリを開いたら、それをパブリッシュして、他のワークフローで使用できます。

UI ライブラリをパブリッシュする

UI ライブラリをパブリッシュすると、.nupkg パッケージが作成されます。これを依存関係、および他のアクティビティのセレクターとして使用するその記述子として別のプロジェクトにインストールできます。このようなパッケージを Orchestrator にパブリッシュすれば、組織全体で共有できます。

ワークフロー全体を、その UI ライブラリまたは抽出した UI ライブラリとともにパブリッシュできます。

ワークフロー全体または抽出した UI ライブラリのパブリッシュ方法は、他のプロセスと同じです。プロジェクトのパブリッシュについて確認してください。

プロジェクトに UI ライブラリを読み込む

Studio でプロセスを作成します。[パッケージを管理] ウィンドウで、UI ライブラリをパブリッシュしたフィードに移動し、アクティビティ パッケージの場合と同じように、現在のプロジェクトにインストールします。UI ライブラリが依存関係としてプロジェクトに追加され、その記述子が [オブジェクト リポジトリ] パネルの [UI ライブラリ] の下に表示されます。1 つの UI ライブラリには、UI 記述子の 1 つのバージョンおよびアプリケーションの 1 つのバージョンしか含めることができませんので注意してください。



[UI ライブラリ] セクションの記述子はローカル プロジェクトに追加することもできます。それには、アプリケーション名を右クリックして、[UI オブジェクトに追加] を選択します。



プロジェクトの [記述子] パネルまたは [UI ライブラリ] セクションの画面または UI 要素を使用する必要がある場合は、オブジェクト リポジトリに対応したアクティビティの上にドラッグ アンド ドロップするだけでいつでも使用できます。アクティビティが、自動的に記述子を選択します。

注: UI ライブラリのバージョンは、[パブリッシュ] ウィンドウではインクリメントされません。同じ UI ライブラリの新しいバージョンをパブリッシュする場合、新しいバージョン番号を適切に追加するようにしてください。

アプリケーションとプロセス セレクターをアップグレードする

UI ライブラリを使用すると、(デスクトップ アプリケーションや Web サイトではたまに起きることですが) 自動化するアプリケーションが新しい UI を受け取るたびに、プロセス内のセレクターを一度に更新できます。

  1. ライブラリ プロジェクト内で、アプリケーションの要素を持つライブラリとしてオブジェクト リポジトリの最初のバージョンを作成します。完了したら、ライブラリをパブリッシュします。
  2. ライブラリを依存関係としてインストールし、アクティビティ内のオブジェクトをプロセスの一部として使用します。
  3. 初期ライブラリで、各画面または要素の記述子を新しいアプリ UI で更新します。要素を削除するのではなく、要素とセレクターの間のリンクが保持されるようにセレクターを更新することが重要です。
  4. 新しいバージョンのライブラリをパブリッシュし、初期プロセスにインストールします。
  5. アクティビティ内で記述子が自動的に更新されます。



オブジェクト リポジトリをチェックインする

オブジェクト リポジトリが作成されると、記述子に関連付けられているメタデータが (プロセスでも UI ライブラリでも) 現在のプロジェクトの一部として [プロジェクト] パネルにマッピングされます。

プロジェクトをバージョン管理すると、オブジェクト リポジトリも他のプロジェクト ファイルとともに TFS、SVN、GIT のいずれかのリポジトリに追加されます。新しい記述子をリポジトリに追加して、他のプロジェクトの場合と同じように変更をチェックインすることができます。詳細については、Studio での「バージョン管理について」をご覧ください。

新しい記述子を追加した後、[プロジェクト] パネルで Objects フォルダーを右クリックし、[チェックイン] を選択します。[変更をチェックイン] ウィンドウが開き、オブジェクト リポジトリと同じ要素の階層が表示されます。


スニペットに追加する

スニペットはテストを目的としてアプリケーションを保存できます。プロジェクトのローカル オブジェクト リポジトリ全体を、後で他のローカル プロジェクト (プロセスあるいはライブラリ) で使用できるよう [スニペット] パネルに追加できます。アプリケーションを右クリックして、[スニペットに追加] を選択します。アプリケーションは、子画面や UI 要素とともに追加されます。



[スニペット] パネルでは、アプリケーションのバージョン メニューで利用可能なコンテキスト メニュー オプションにより、記述子を編集したりプロジェクトに追加したりすることができます。各要素に対して利用可能な同じコンテキスト メニューで、画面や UI 要素をプロジェクトに追加することができます。



[スニペット] パネルからの要素のドラッグ アンド ドロップ機能は、サポートされていません。[スニペット] パネルからの要素の参照もサポートされていません。[スニペット] パネルは、ディスクに要素を保存できるようにするテスト機能にすぎません。[スニペット] パネルからローカルリポジトリに要素を追加できます (逆も可)。そのため、追加されたリソースは、記述子、画面、アプリケーションのバージョン、アプリケーション全体のいずれであっても、[スニペット] パネルから削除できます。そうしたリソースが、[オブジェクト リポジトリ] パネルなどの、プロジェクトの他の領域にも存在していたとしても、削除による影響を受けることはありません。

[スニペット] パネルは、任意のローカル プロジェクトの要素を保持し、それらを他のプロジェクトでも利用できるようにするための、「オンディスクの」個人的なオブジェクト リポジトリの役割を果たします。また、スニペットは要素の参照またはランタイムの実行に一切関与しないため、同じアプリケーションの複数のバージョンをここに保存することもできます。アプリケーションの複数のバージョンを作成するには、対象のアプリケーションを右クリックして [バージョンを作成] を選択し、前のバージョンから要素をコピーして、バージョン間の要素の一意性が確実に保たれるようにします。



[スニペット内の新しいアプリケーションのバージョン] ダイアログに、新規バージョンに関する詳細を入力し、[バージョンを作成] をクリックします。



注: オブジェクト リポジトリは、プロジェクト内での、または実行時の参照において、何の役割も果たさないため、[スニペット] パネルからパブリッシュできません。

オブジェクトをコピーして貼り付ける

オブジェクト リポジトリおよび [スニペット] パネル内を右クリックすると表示される [ツリーをコピー] オプションを使用して、オブジェクト リポジトリ[スニペット] パネルとの間で、あるいは Studio インスタンス間で、ツリー構造全体をコピーできます。

さらに、[コピー] オプションまたはキーボード ショートカットの組み合わせ (ショートカット キー Ctrl + C と Ctrl + V) を使用し、リポジトリから個々の要素をコピーして、前述の場所にペーストすることもできます。

参照を検索する

[参照を検索] オプションを使用すれば、ライブラリからの UI 要素または UI 記述子が使用されているかどうか、プロジェクト全体を検索できます。

それには、オブジェクト ブラウザーの任意のパネル ([プロジェクト UI 記述子]、[UI ライブラリ] または [スニペット] - [UI 記述子]) の [記述子] タブで UI 要素を右クリックして、[参照を検索] を選択します。結果は、[参照を検索] パネルに表示されます。結果をダブルクリックすると、その UI 要素を使用しているアクティビティがフォーカスされます。



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