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2024.10.5
公開日: 2024 年 10 月 21 日
Autopilot では、アクティビティの出力変数を生成し、それを後続のアクティビティで自動的に使用させることもできます (Autopilot によって、たとえば [イベント/予定を作成] アクティビティで出力変数が生成され、それが [イベント/予定を転送] アクティビティの [イベント/予定] フィールドで使用されます)。
新しい [Autopilot] パネルを使用すると、開発プロセスがよりアクセスしやすく効率的になります。
Windows - レガシ プロジェクトから Windows 対応プロジェクトに移行する際に役立つ、ワークフロー アナライザーの新しいルール を 2 つ追加しました。
コード用のワークフロー アナライザーのルール
- ST-DPB-010: コード化されたワークフローまたはテスト ケース内で、
[Workflow]
または[Test Case]
属性でマークされているメソッドが 1 つだけであることを確認します。 - ST-NMG-017: クラス名が既定の名前空間と異なることを確認します。
- 追記 (2024 年 10 月 30 日): ST-REL-001: 入力/出力パラメーターの引数の型が一致していることを確認します。
カスタム コードとライブラリの XML ドキュメント ファイル
XML
ドキュメント ファイルにアクセスできるようになり、カスタム コードとライブラリのコード ドキュメントを利用できるようになりました。プロジェクトがパブリッシュされると、XML
ファイルがプロジェクト フォルダー内に DLL
ファイルおよび PDB
ファイルと共に生成されます。これらのファイルは、生成された NUPKG
ファイルの lib フォルダーにもあります。コード化されたオートメーションを含むプロジェクトのパブリッシュについて詳しくは、「コード化されたオートメーションを使用する」をご覧ください。
追記 (2024 年 10 月 30 日): ライブラリ内のコード化されたオートメーションでのプロパティとしての引数の変更
コード化されたオートメーションを呼び出されるワークフローとして再利用する場合に、コード化されたオートメーションのプロパティを、アクティビティの本体にあるプロパティからシームレスに調整できるようになりました。これは、コード化されたオートメーションをライブラリにエクスポートし、そのライブラリを別のプロジェクトにインストールして、現在の XAML ワークフロー内でそのコード化されたオートメーションを呼び出す場合に適用されます。アクティビティとして追加された呼び出されるワークフロー内で、呼び出されるコード化されたオートメーションのプロパティを必要に応じて変更できます。
また、ライブラリ プロジェクト内で、[アクティビティのプロパティ] ウィンドウからアクティビティのレイアウトを設定することもできます。コード化されたオートメーションをエクスポートする前にアクティビティのプロパティを設定する場合、[表示名]、[ツールチップ]、[ヘルプ リンク] などのオプションを編集できます。
詳しくは、「ライブラリを使用してコード化されたオートメーションを呼び出す」をご覧ください。
追記 (2024 年 10 月 30 日): Output
を使用した入力/出力引数の宣言
Output
という名前をつけて宣言できるようになりました。引数に Output
という名前を付けると、メソッド内で一度しか宣言されていない場合でも入力/出力引数として扱われます。コード化されたオートメーションでの引数の使用について詳しくは、「入力引数と出力引数を使用する」をご覧ください。
XBrowser テスト テンプレート
XBrowser テスト テンプレートを使用すると、Web サイトや Web アプリケーションのテスト プロセスを効率化できます。このテンプレートでは、1 つのオートメーションで、同じテスト データを使用して Web アプリケーションを複数のブラウザーでテストできます。詳しくは、「XBrowser テスト テンプレート」をご覧ください。
AI を使用したローコード テスト ケースの生成
AutopilotTM を使用することで、完全に自動化されたローコードのテスト ケースを自然言語で生成できるようになりました。ローコードのテスト ケースを生成する方法については、「AI を使用してテスト ケースを生成する」をご覧ください。
クラウド プロジェクトの管理方法にいくつかの改良を加えました。
クラウド プロジェクトを Studio Web で編集している場合、Studio ではそのプロジェクトを読み取り専用モードでしか開けません (Studio Web と Studio の両方でプロジェクトを編集モードで開くことはできません)。
編集権限を失うたびに (例: プロジェクトが他のユーザーによって編集されている場合、クラウド接続が失われた場合)、通知が送信されるようになりました。プロジェクトを保存しようとした際に競合が発生する可能性を回避するのが目的です。
プロジェクトをマシン上の別の場所に保存する場合に、プロジェクトのクラウドへのリンクを解除するか、プロジェクトの新しいローカル パスを使用するかを選択できるようになりました。
プロジェクトを開くと、プロジェクトをマシン上の別の場所に手動で移動したかどうかが自動的に検出されます。ユーザーによる入力は不要です。
ローカル プロジェクトとクラウド プロジェクトが、Studio の Backstage で明確にラベル付けされるようになりました。
- 開始ノード、ステートノード、最終ノードのデザインが新しくなりました。
- 無限大のキャンバスであるデザイナー パネルに新しいグリッド システムを採用し、アクティビティを配置しやすくしました。
- アクティビティとコネクタのデザインと機能を改良し、注釈を追加できるようにしました。
- 行間とテキストの配置を修正しました。
- [修正] ボタンと [変数を使用] ボタンのレイアウトを改良しました。
- 専用の [元に戻す] ボタンと [やり直し] ボタンを追加しました。
- 以下のキーボード ショートカットを使用して、現在のコード選択範囲を次のように拡張または縮小できるようになりました。
Ctrl + Shift + <Num+
: 現在のコード選択範囲を拡張して、次の大きな構文ノードを含めます。現在の行から拡張して、現在のブロック、現在のメソッド、現在のクラス、名前空間、そして最終的にはファイル全体を含めることができます。Ctrl + <Shift + Num-
: 現在のシンタックス ノードの選択を段階的に縮小します。
- UI 要素の操作を記録し、コード化されたオートメーションに変換できるようになりました。
AI により生成されたテスト データに関する改良
- Autopilot を使用してテスト データを生成する場合に、追加の引数を使用するよう Autopilot に指示できます。追加の引数は、生成されたデータ セットをインポートするとテスト ケースに含まれます。
- プライマリ テスト データ セットを取得するよう Autopilot にプロンプトの指示を出せるようになりました。以前は、最初に Autopilot がテスト データ セットを作成した後にプロンプトの指示を使用して調整していました。
- 一定の数のデータ バリエーションを生成するよう Autopilot に指示できるようになりました。
Postman との連携エラー メッセージの改良
API テスト オートメーションを改良し、Postman との連携のエラー メッセージが、ユーザー インターフェイスにより分かりやすく表示されるようにしました。
テキストをコードに変換する機能の改良
Autopilot のアイコンを選択するか、既存の [コードを生成] アクションを選択して、テキストをコードに変換できるようになりました。
UiPathStudio.msi
インストーラーで、コマンド ライン機能フラグ「Packages
」がサポートされなくなりました。この変更によるインストール プロセスへの影響はありません。この機能フラグは下位互換性のために保持されていたものであり、特に機能を持っていなかったためです。UiPathStudio.msi
では、Studio 2018.4 以前からの直接アップグレードはサポートされていません。このようなバージョンからのアップグレードは、最新の 24.10 のパッチへの中間アップグレードにより行う必要があります。
- ローコードおよびコード化されたテスト ケース、実行テンプレート、エンティティなどの複雑なプロジェクトのコンパイル時間を最適化しました。
- コンテキスト メニューの [自動整列] オプションを使用して、 デザイナー パネル内のフローチャートのノードとコネクタの配置を改善できるようになりました。フローチャートを水平方向または垂直方向に配置して読みやすくすることができます。
- プロジェクトの検証が高速化されました。
- Studio の Git 連携機能で Schannel がサポートされるようになりました。
- ディクショナリ ビルダーの [キー] フィールドと [値] フィールドの両方で複合式がサポートされるようになりました。また、ディクショナリ ビルダーのみを使用していたアクティビティのプロパティで、式エディターとディクショナリ ビルダーを切り替えられるようになりました。
- [デザイナー] パネルを右クリックし、[注釈] > [注釈を追加] を選択することで、プロジェクトのメイン シーケンスに最上位レベルの注釈を追加できるようになりました。メイン シーケンスは、既定では非表示になりました。
- プロジェクトに対応しないアクティビティ パッケージを選択したときに [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるメッセージを改良しました。
- プロジェクト依存関係一括更新ツールに [足りないパッケージをインストール] オプションを追加し、プロジェクトにすでに含まれる依存関係を更新したり、依存関係を含まないプロジェクトに依存関係をインストールしたりできるようにしました。
- パブリッシュされるパッケージのサイズを小さくするため、生成される NUPKG ファイルから .git および .svn フォルダーが除外されるようになりました。
-
RAM の使用に関するパフォーマンスがいくつか改良されました。
コード化されたオートメーション
同じ Orchestrator フォルダーのコネクションを使用する場合の競合を回避するため、コード化されたオートメーションでコネクションを確立する際には、異なる命名規則の使用が必須になりました。Integration Service でコネクションを作成したら、そのコネクションが存在する Orchestrator フォルダーとサブフォルダー名の両方を使用して、コード化されたオートメーションでコネクションを呼び出します。
var myGmailConnection = connections.Gmail.My_Workspace_john_doe_gmail_com
のようなコネクションを含むオートメーションがある場合、Orchestrator のフォルダー名である「My_Workspace
」に、コネクションが最初に確立されたサブフォルダーの名前を含める必要があります。そのため、Gmail のコネクションが My Gmail Workspace
というサブフォルダーにある場合は、コネクション名を var myGmailConnection = connections.Gmail.My_Workspace_My_Gmail_Workspace_john_doe_gmail_com
に変更します。
コード化されたオートメーションでサービスのコネクションを設定する新しい方法について詳しくは、「コード化されたオートメーションでサービスのコネクションを作成する」をご覧ください。
Studio ログ
Fatal
のログは [出力] パネルに Trace
ログとして表示され、パネルのヘッダーにある [Trace] ボタンをクリックすると Trace
ログとしてフィルター処理されます。
- CS ファイルを含むプロジェクト内の XAML ワークフローをデバッグ中に、「ライブラリのコンパイル プロセス中に予期しないエラーが発生しました。値を null にすることはできません。(パラメーター 'type')」というエラーが発生し、コンパイルが失敗していました。
- 一部のバックグラウンド プロセスをパブリッシュする際に、「Root element is missing (ルート要素が見つかりません。)」というエラーが発生していました。
- プロジェクト依存関係一括更新ツールを使用する際に、依存関係が不足している一部のプロジェクトが誤ってパブリッシュ済みとして報告されていました。
- Windows - レガシから移行した一部のプロジェクトを実行すると、Studio で「Bad IL format (IL の形式が不適切です。)」というコンパイル エラーが記録されていました。これらのエラーは、プロジェクトの実行には影響していませんでした。
- Windows - レガシから移行した一部のプロジェクトを分析する際に、未使用の依存関係が正しく識別されませんでした。
- 一部のプロジェクトで、ユーザー文字列の合計長が許容される制限を超えた場合にコンパイルに失敗していました。
- プロジェクトの名前を変更すると、コード アセンブリを参照している XAML ファイルを含むプロジェクトで、参照が無効になっていました。
- コードを使用してカスタム アクティビティを作成する場合に、UiPath.Workflow 6.0.0-20231211-03 パッケージにより Microsoft.CodeAnalysis.Common とのバージョンの競合が発生していました。これは、以前に不足していた依存関係を追加することで解決されました
- 依存関係が不足している一部のプロジェクトを GitHub の CI/CD パイプラインにパブリッシュしても、検証エラーが返されませんでした。
- ST-NMG-004 - 表示名の重複ルールにより、アクティビティ名の重複が誤って検出されていました。
- ネットワーク ドライブに保存されている一部のプロジェクトをデバッグする際に、[ローカル] パネルに情報が表示されませんでした。
- Unattended ロボットのリモート デバッグ接続を設定する際に、[マシン] ドロップダウン メニューにエラスティック ロボット プールが表示されていませんでした。
- ステップ インを使用して一部のプロジェクトをデバッグすると、Studio がワークフローの変更を誤って検出していました。
- クロスプラットフォーム プロジェクトのテキスト ビルダーに、機能しないプラス ボタン が表示されていました。
- 以前のバージョンの Studio で作成された一部のプロジェクトをパブリッシュしようとすると、複数の BC31424 エラーと BC30652 検証エラーが発生していました。
- 多数のテスト ケース (200 件以上) を含む一部のプロジェクトのパブリッシュに予想以上に時間がかかっていました。
- 多数のワークフロー (1,000 件以上) を含む一部のプロジェクトのコンパイルに予想以上に時間がかかっていました。
- アプリケーションの追跡は、ライブラリで使用されているアプリケーションでは機能しません。
- コード化されたワークフローまたはテスト ケースを使用すると、エラーが発生することがあります。
result
、newResult
、codedWorkflow
、isolated
などの特定の名前を持つ任意の型 (入力、出力、入力/出力を含む) の引数を作成しようとすると、コンパイル エラーが発生することがあります。
UiPathStudio.msi
インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。
アクティビティ パッケージ |
バージョン |
---|---|
UiPath.UIAutomation.Activities | |
UiPath.System.Activities | |
UiPath.Excel.Activities | |
UiPath.Mail.Activities | |
UiPath.Word.Activities | |
UiPath.ComplexScenarios.Activities | |
UiPath.Presentations.Activities | |
UiPath.Testing.Activities | |
UiPath.WebAPI.Activities | |
UiPath.Form.Activities | v24.10.5 |
UiPath.Callout.Activities | v24.10.5 |