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2024.10
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Studio ガイド
Last updated 2024年10月30日

ローコード ワークフローをコード化されたオートメーションで使用する

チュートリアルのこの部分では、ローコード ワークフローをコード化されたオートメーション内で呼び出す方法について説明します。このシナリオには以下が含まれます。
  1. Random という名前のコード化されたワークフロー (CS ファイル) を作成します。このワークフローは、指定した最大と最小の整数値によって決定される特定の範囲内でランダム値を生成します。
  2. Increment という名前のローコードの XAML ワークフローを作成します。このワークフローは、任意の結果に 1 を加算して、受け取った値をインクリメントします。
  3. IncrementProxy という名前の別のワークフロー (CS ファイル) を作成します。このワークフローは、Random という名前のワークフローから生成されたランダムな値を受け取り、この値で (workflows オブジェクトを使用して) XAML ワークフロー Increment を呼び出し、インクリメントされた結果を呼び出し元の環境に返します。

1. コード化されたワークフロー Random を作成する

  1. [ファイル] グループから、新しいコード化されたワークフローを作成します。
  2. Execute() パブリック クラスを、minmax という名前の 2 つの int 型の入力パラメーターを受け入れ、int を返すように変更します。入力パラメーターはランダム値が生成される境界を表し、戻り値パラメーターは生成されたランダム値自体を表します。
    たとえば、public void Execute()public int Execute(int min, int max) に変更します。
  3. new キーワードと Random() コンストラクターを使用して、Random クラスの新しいオブジェクトを作成します。
    1. Random クラス インスタンスの Next() メソッドを使用して、min から max の範囲内にあるランダムな数字を生成します。
    2. この生成されたランダムな数字を randomValue という名前の新しい変数に代入します。
  4. randomValue 変数を返します。この変数を Execute メソッドに戻すと、Execute メソッドを使用して実行されるプロジェクト内のコード化されたワークフローで randomValue 変数にアクセスできます。
public class Random : CodedWorkflow
    {
        [Workflow]
        public int Execute(int min, int max)
        {
            // Get a random value between min and max
            var randomValue = new Random().Next(min, max);
            
            // Return it to the caller
            return randomValue;
        }
    }public class Random : CodedWorkflow
    {
        [Workflow]
        public int Execute(int min, int max)
        {
            // Get a random value between min and max
            var randomValue = new Random().Next(min, max);
            
            // Return it to the caller
            return randomValue;
        }
    }

2. ローコード ワークフロー Increment を作成する

  1. [ファイル] グループから、新しいワークフローを作成します。
  2. resultinput. という名前の 2 つの Int32 型の引数を作成します。result 引数の方向を [出力] に設定し、input 引数の方向を [入力] に設定します。
  3. [代入] アクティビティを追加します。
    1. [保存先] フィールドで、result 変数を入力します。
    2. [保存する値] フィールドに、input 値をインクリメントする式 input + 1 を追加します。


コード化されたワークフロー IncrementProxy を作成する

  1. [ファイル] グループから、新しいコード化されたワークフローを作成します。
  2. このチュートリアルの「Random というコード化されたワークフローを作成する」の手順で作成した random 変数を受け取るように Execute クラスを変更し、int 引数を返すようにそのクラスを変更します。
  3. workflows オブジェクトを使用して Increment ローコード ワークフローを呼び出し、そのワークフローに random Int32 変数を渡して、出力を out_arg という名前の変数に格納します。
  4. 出力パネルに out_arg 変数を記録します。
  5. out_arg 変数を Execute メソッドに戻します。
public class Workflow : CodedWorkflow
    {
        [Workflow]
        public int Execute(int random)
        {
            // Receive random from the XAML and increment it 
            var out_arg  = workflows.Increment(random);   
            
            // Log the result and return it to the caller
            Log(out_arg.ToString());
            
            // Return the result to the caller
            return out_arg;
        }
    }public class Workflow : CodedWorkflow
    {
        [Workflow]
        public int Execute(int random)
        {
            // Receive random from the XAML and increment it 
            var out_arg  = workflows.Increment(random);   
            
            // Log the result and return it to the caller
            Log(out_arg.ToString());
            
            // Return the result to the caller
            return out_arg;
        }
    }

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