Studio
2024.10
Studio ガイド - プレビュー
Last updated 2024年6月10日

アクティビティ パッケージを管理する

Studio は NuGet フィードを使用してアクティビティ パッケージをインストールします。これらのフィードは、Studio で 2 つの方法で処理できます。

  • アプリケーション レベル - フィードは [設定] > [パッケージ ソースを管理] タブから構成されます。
  • プロジェクト レベル - フィードはリボンで [パッケージを管理] ボタンから構成されます。

アクティビティ フィードを無効化するには、対応するチェックボックスをオフにする必要があります。フィードの有効化または無効化は、プロジェクト レベルとアプリケーション レベルの両方で適用可能です。

Studio では、以下のアクティビティ フィードが既定で設定されています。

  • Orchestrator テナントおよび Orchestrator ホスト - ロボットが Orchestrator に接続されている場合はこれらのアクティビティ フィードが既定で追加され、無効化することはできません。Orchestrator テナント オプションは、Orchestrator でテナント ライブラリ フィードが有効化されている場合にのみ利用できます。詳細については、『Orchestrator ガイド』の「アクティビティ フィードについて」をご覧ください。このフィードのソースは https://[Orchestrator_host]/nuget/activities です。
  • ローカル - Studio でローカルにインストールされたパッケージのフィードです。このフィードのソースは、%ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages (マシン単位のインストールの場合) か、%localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Packages (ユーザー単位のインストールの場合) です。
    注: [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるローカル フィードからのパッケージのパブリッシュ日は、パッケージがパブリッシュされた日付ではなく Studio インストーラーがビルドされた日付です。
  • オフィシャル - UiPath® の公式のフィードです。UiPath が公式にサポートしているアクティビティ パッケージが含まれています。このフィードのソースは https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json です。
  • Marketplace - このパブリック フィードには、UiPath Marketplace で公開されているすべてのアクティビティが含まれます。パッケージが UiPath によりビルドされ公式にサポートされているかどうかは、[パッケージを管理] ウィンドウの [パッケージ情報] タブに明示されます。このフィードのソースは https://gallery.uipath.com/api/v3/index.json です。

    なお、パートナーまたは Marketplace コミュニティより作成されたパッケージの掲載取り下げを UiPath がコントロールすることはできません。ただし、リストに表示されていないパッケージはアクティブな状態に保たれるため、実行は可能です。

    All Marketplace activities are verified by UiPath and must pass the Marketplace Security Certification.



    注: フィードの設定は、Studio の新しいバージョンにアップグレードしても維持されます。

フィードの管理と設定は、ガバナンス ポリシーが適用されていなければ、[パッケージを管理] ウィンドウで行うことができます。ポリシーが適用されていて、フィード管理に関する権限を制限している場合は、ウィンドウにメッセージが表示されます。ガバナンスの詳細を確認してください。

カスタム フィードを追加する

注: Enterprise インストールの場合、カスタム アクティビティ フィードは、そのユーザーの Studio から開始したワークフローでのみ使用できます。同じマシンで Orchestrator または Assistant からジョブを開始すると、ロボットは適切なパッケージを取得できません。これを回避するには、以下のメソッドを使用する代わりに、ActivitiesFeed プロパティ下の UiPath.settings ファイルにカスタム フィードを追加する必要があります。
  1. [パッケージを管理] ウィンドウで、[設定] をクリックします。パッケージのソースが表示されます。


  2. docs image ボタンをクリックして、[ユーザー定義のパッケージ ソース] カテゴリにフィードを追加します。
  3. パッケージソースの名前または NuGet フィードの名前を入力します。
  4. [ソース] フィールドに、ローカル ドライブのフォルダー パス、共有ネットワーク フォルダーのパス、または NuGet フィードの URL を入力します。
  5. [追加] をクリックします。[パッケージを管理] ウィンドウの [ユーザーが定義したパッケージ ソース] および [すべてのパッケージ] カテゴリに、新しいフィードが自動的に追加されます。既定では、このフィールドは有効化されています。
  6. [保存] をクリックしてすべての変更を適用します。

ユーザーが定義したパッケージ ソースと既定のパッケージ ソースは、[パッケージを管理] ウィンドウで有効化/無効化できます。

フィードは即座に追加されます。フィードを追加した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。

注: カスタム フィードに破損したパッケージまたはエディターで現在変更されているパッケージが含まれている場合、パッケージ マネージャーはフィード内のパッケージを読み込むことができません。

セキュリティで保護されたフィードを追加する

認証が必要なカスタムの NuGet フィードを追加する場合には、ここで説明する手順に従ってください。

NuGet フィード、ユーザー名、パスワードを NuGet.config ファイル (パス:%AppData%\NuGet) に追加する必要があります。完了すると、フィードが [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるはずです。
<packageSources>
  <add key="nuget.org" value="https://api.nuget.org/v3/index.json" />
  <add key="FeedName" value="https://FeedSource" />
  </packageSources>
  
 <packageSourceCredentials>
  <FeedName>
    <add key="Username" value="YourUsername" />
    <add key="Password" value="YourPassword" />
  </FeedName>
</packageSourceCredentials><packageSources>
  <add key="nuget.org" value="https://api.nuget.org/v3/index.json" />
  <add key="FeedName" value="https://FeedSource" />
  </packageSources>
  
 <packageSourceCredentials>
  <FeedName>
    <add key="Username" value="YourUsername" />
    <add key="Password" value="YourPassword" />
  </FeedName>
</packageSourceCredentials>
非暗号化されたパスワードを使用する場合は、key="Password"key="ClearTextPassword" で置き換える必要があることに注意してください。

カスタム フィードを削除する

注: [パッケージを管理] ウィンドウから削除できるのは、ユーザーが定義したパッケージ ソースのみです。
  1. [設定] カテゴリの [ユーザーが定義したパッケージソース] セクションで任意のフィードをクリックします。
  2. [削除] docs image ボタンをクリックします。そのフィードは、[すべてのパッケージ] カテゴリと [ユーザーが定義したパッケージ ソース] セクションから削除されます。
  3. [保存] をクリックして変更を適用します。

フィードは即座に削除されます。既定のフィードまたはカスタム フィードを削除した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。

プロキシ サーバー経由でフィードに接続する

お使いのコンピューターがプロキシ サーバーの内側にある場合は、ネットワークの外側にあるフィードにアクセスできるように NuGet プロキシの設定を行う必要があります。

  1. https://www.nuget.org/downloads から nuget.exe をダウンロードします。
  2. nuget.exe がダウンロードされたフォルダー内でコマンド プロンプト ウィンドウを開き、以下のコマンドを実行してプロキシ サーバーのアドレス、ユーザー名、パスワードを設定します。

    nuget.exe config -set http_proxy=<http://proxy.server.address:port>

    nuget.exe config -set http_proxy.user=<mydomain\myUserName>

    nuget.exe config -set http_proxy.password=<myPassword>

  3. %AppData%\NuGet にあるファイル NuGet.config が新しい設定に更新されていることを確認します。
    <config>
        <add key="http_proxy" value="http://proxy.server.address:port" />
        <add key="http_proxy.user" value="mydomain\myUserName" />
        <add key="http_proxy.password" value="myEncryptedPassword" />
    </config><config>
        <add key="http_proxy" value="http://proxy.server.address:port" />
        <add key="http_proxy.user" value="mydomain\myUserName" />
        <add key="http_proxy.password" value="myEncryptedPassword" />
    </config>
  4. Studio を再起動します。

パッケージを管理する

Package Manager の機能により、アクティビティ パッケージ、ライブラリ、フレームワーク、ラッパーなどをダウンロードできます。また、プロジェクトのためにインストール済みのものの表示や更新、独自のものの追加や削除も可能です。フィードごとに使用可能なパッケージのリストが表示され、現在のプロジェクトごとに依存関係のリストが表示されます。[パッケージを管理] ウィンドウには、常に [プロジェクト依存関係] リストが表示されます。



アクティビティ パッケージは、特定のアプリケーションの自動化 (UiPath.Excel.Activities, UiPath.Word.Activities)、アプリケーションのカテゴリの自動化 (UiPath.Mail.Activities, UiPath.Terminal.Activities)、またはオートメーション内の特定のテクノロジの使用 (UiPath.OCR.Activities, UiPath.FTP.Activities) に役立つアクティビティのバンドルです。

パッケージに関する詳細は、前のスクリーンショットに示すように [パッケージを管理] ウィンドウの右側のパネルに表示されます。

注: NuGet v3 の制約により、アクティビティ パッケージのリリース ノートは、[パッケージを管理] ウィンドウには表示されません。

The Include Prerelease checkbox next to the Search bar, displays the beta versions of library packages, if available, when selected. The visibility of the checkbox can be controlled using governance policies.

プロジェクトの依存関係の説明が [パッケージを管理] ウィンドウに表示されない場合は、[プレリリースを含める] チェックボックスをオンにします。

注: UiPath.UIAutomation.Activities パッケージと UiPath.System.Activities パッケージは、Studio v2018.3 以降に対応しています。

パッケージをインストールする

注: アクティビティ パッケージのダウンロードとインストールにはインターネット接続が必要です。
注: 組織で適用されているパッケージ署名が使用されている場合は、公式のパッケージをインストールできるように、信頼された UiPath 証明書を追加する必要があります。詳しくは、こちらをご覧ください。
  1. [パッケージを管理] ウィンドウで、[すべてのパッケージ] カテゴリを選択します。フィードから収集されたすべてのパッケージのリストが開きます。


  2. インストールするパッケージを検索します。利用可能なアクティビティ パッケージとバージョンは、プロジェクトに選択した対応 OS によって異なります。

    次のことが可能です。

    • リストを下にスクロールしながらパッケージを探します。
    • 名前または説明の一部を検索バーに入力して、パッケージを検索します。
    • 検索バーの横にあるフィルター アイコンをクリックし、表示したいオプションだけを選択して、リストをフィルター処理します。

      • プレリリースを含む - パッケージのベータ版を含める (該当する場合)。
      • StudioX のみ - StudioX 用に設計されたパッケージだけを表示 (このオプションは、StudioX プロファイルでのみ利用可能です)。
      • UiPath のみ - UiPath がパブリッシュしたパッケージだけを表示。
      • アクティビティのみ - アクティビティ パッケージだけを表示。
      • ライブラリのみ - ライブラリだけを表示。
      • UI ライブラリのみ - オブジェクト リポジトリからパブリッシュされた UI ライブラリだけを表示。
      • 対応バージョンのみ - 最新バージョンがプロジェクトの対応 OS に対応しているパッケージのみを表示します。プロジェクトの対応 OS に対応している古いバージョンが存在するパッケージを表示する場合は、このオプションを選択しないでください。
  3. アクティビティ パッケージを選択して、その説明、バージョン、依存関係、プロジェクト URL、パブリッシュ日を確認します。
  4. [バージョン] の横のドロップダウン リストをクリックして、パッケージのバージョンを選択し、[ランタイム ルール] を設定します。プロジェクトの依存関係に関するランタイム ルールの詳細については、「依存関係の管理」ページをご覧ください。
  5. [インストール] ボタンをクリックします。または、パッケージ名の横にある docs image アイコンをクリックします。インストールの準備が完了すると、docs image アイコンになります。
  6. [ライセンスへの同意] ウィンドウには、インストールする他社製パッケージのそれぞれに対するライセンス条項が表示されます。ライセンス条項を読むには、[ライセンスを確認] をクリックします。
    • ライセンス契約の条件に同意してパッケージをインストールするには、[同意する] をクリックします。
    • インストールをキャンセルして [パッケージ管理] ウィンドウに戻るには、[I Decline (同意しない)] をクリックします。

      注: UiPath のパッケージとそれらの依存関係に対する利用規約には、Studio のインストール時に暗黙的に同意しています。UiPath の利用規約プライバシー ポリシーをお読みください。
  7. [保存] をクリックすると、パッケージがインストールされるかバージョンが更新されます。
    注: アクティビティ パッケージのインストール時にパスが破損した場合は、インストールが完了しません。次のローカル フォルダー %userprofile%\.nuget\packages および %userprofile%\AppData\Local\UiPath\.cache のコンテンツをバックアップしてから、消去することをお勧めします。
パッケージをアンインストールする

パッケージをアンインストールするには、[プロジェクト依存関係] カテゴリに移動し、使用しなくなったパッケージの横にある [アンインストール] ボタンをクリックします。[保存] をクリックしてはじめてパッケージが削除されます。

オートメーション プロジェクトの実行時には、[パッケージを管理] ボタンが無効化されます。実行が停止されるまで、アクティビティ パッケージのインストールや削除はできません。

パッケージのダウンロード フォルダーを変更する

既定では、アクティビティ パッケージは %userprofile%\.nuget\packages フォルダーにダウンロード・インストールされます。別のフォルダーを設定するには、次のいずれかの方法で行います。
  • インストール中の場合、コマンド ラインから PACKAGES_FOLDER オプションを使用してインストールする。
  • インストール後の場合、uipath.config ファイルを手動で編集する。
    1. テキスト エディターで uipath.config ファイルを開きます。既定では、このファイルは C:\Program Files\UiPath\Studio にあります。
    2. ノード packageSettings に、新しいフォルダーへのパスを値として含めたキー packagesInstallationFolder を追加します。
    3. 変更を保存し、Robot がサービスとしてインストールされている場合は、サービスを再起動します。

      たとえば、ダウンロードする場所を C:\nuget に変更するには、uipath.config ファイルに以下を追加します。
      <packageSettings>
        <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\Nuget" />
      </packageSettings><packageSettings>
        <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\Nuget" />
      </packageSettings>
注: .nuget フォルダーの内容を削除すると、Studio でプロジェクトを開くときに依存関係の競合が発生します。

パッケージをオフライン環境で管理する

インターネットに接続されていないコンピューターで Studio を使用している場合、他のコンピューターにパッケージをダウンロードした後、Studio がインストールされているコンピューターに手動で転送することができます。この操作は、Orchestrator への接続を利用できない場合にのみ必要になります。Studio が Orchestrator に接続されている場合は、Orchestrator フィードからパッケージをインストールできます。

オフラインの Studio マシンにパッケージをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. インターネットにアクセスできるコンピューターで、NuGet Package Explorer をダウンロードしてインストールします。
  2. NuGet Package Explorer を開いて、[Open a package from an online feed] を選択します。
  3. [Package source] フィールドに、パッケージのダウンロード元フィードの URL を入力します。UiPath のオフィシャル パッケージ フィードは https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json です。
  4. フィードでパッケージを検索しダウンロードします。
  5. nupkg ファイルを、Studio がインストールされているコンピューター上の、Studio でパッケージ ソースとして定義されたフォルダーに転送します。パッケージを既定のローカル フィードに追加するには、ファイルを %ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages (マシン単位のインストールの場合) か、%localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Packages (ユーザー単位のインストールの場合) にコピーします。

オプション パッケージを含むアーカイブを使用する

Studio インストーラーのサイズを縮小するため、v2022.10 のリリース以降、UiPathStudio.msi ファイルに一部のアクティビティ パッケージが含まれなくなりました。エアギャップ環境で作業するユーザーや、必要なパッケージを常にローカル ストレージに保持するユーザー向けに、インストーラーに含まれないパッケージの ZIP アーカイブとそれらのパッケージの依存関係を Customer Portal からダウンロードできるようにしました。アーカイブを使用することにより、Studio または Robot のマシンにパッケージを配置できます。

アーカイブには、以下のパッケージの最新バージョンが含まれています。

  • UiPath.MobileAutomation.Activities
  • UiPath.Terminal.Activities
  • UiPath.Persistence.Activities
  • UiPath.PDF.Activities

ローカル フィード フォルダーにパッケージを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. UiPath Customer Portal から ZIP アーカイブをダウンロードします。
  2. アーカイブを、Studio または Robot のマシンからアクセス可能な場所に配置します。
  3. 次のいずれかの方法でパッケージを追加します。

  • インストール中 - インストールを開始する前に、Studio の MSI インストーラーと同じルート フォルダーにアーカイブを配置します。パッケージは、インストーラーによってローカル フィード フォルダーに追加されます。
  • インストール後 - アーカイブの内容を以下の既定のローカル パッケージ フォルダーに展開します。
    • ユーザー単位のインストールの場合は %localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Packages
    • マシン単位のインストールの場合は %ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages

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