問題
Microsoft Office アプリケーション、特に Excel で自動化を構築または実行するときに、さまざまなエラーが発生する可能性があります。
症状
Excel
- StudioX プロファイルでアクティビティを設定し、プラス
メニューの [Excel 内で示す] を選択するときに、以下のいずれかのエラーが発生します。
- ブックを開くときにエラーが発生しました。Excel がインストールされていることをご確認ください。
- Library not registered. (Exception from HRESULT: 0x8002801D (TYPE_E_LIBNOTREGISTERED)).::(ライブラリが登録されていません。(HRESULT からの例外: 0x8002801D (TYPE_E_LIBNOTREGISTERED)).::)


- Excel アクティビティの実行時に以下のエラーが発生します。
ブックを開くときにエラーが発生しました。Excel がインストールされていることをご確認ください。Unable to cast COM object of type 'Microsoft.Office.Interop.Excel.ApplicationClass' to interface type 'Microsoft.Office.Interop.Excel._Application'. ('Microsoft.Office.Interop.Excel.ApplicationClass' の種類の COM オブジェクトを 'Microsoft.Office.Interop.Excel._Application' の種類のインターフェイスにキャストできません。)


Word
- Word アクティビティの実行時に以下のエラーが発生します。
ドキュメントを開くときにエラーが発生しました。Word アプリケーションがインストールされていることをご確認ください。既にインストールされている場合は、Office の修復が必要な可能性があります。


Outlook
- Outlook アクティビティの実行時、または StudioX プロファイルでアクティビティを設定し、プラス
メニューからフォルダーやアカウントなどの Outlook データにアクセスしようとするときに、以下のエラーが発生します。
Property accessor 'Account' on object 'UiPath.Mail.Activities.Business.OutlookApplicationCard' threw the following exception:'Unable to cast COM object of type 'Microsoft.Office.Interop.Outlook.ApplicationClass' to interface type 'Microsoft.Office.Interop.Outlook._Application'... (オブジェクト 'UiPath.Mail.Activities.Business.OutlookApplicationCard' に対するプロパティ アクセサー 'Account' が次の例外をスローしました。'Microsoft.Office.Interop.Outlook.ApplicationClass' の種類の COM オブジェクトを 'Microsoft.Office.Interop.Outlook._Application' の種類のインターフェイスにキャストできません。...)


PowerPoint
- プレゼンテーション系アクティビティの実行時に以下のエラーが発生します。
Cannot open PowerPoint (PowerPoint を開けません。)
RemoteException wrapping UiPath.Presentations.PowerPointException: Please make sure PowerPoint is installed. (RemoteException wrapping UiPath.Presentations.PowerPointException: PowerPoint がインストールされていることを確認してください。)


原因
Microsoft Office のインストールの問題により、Windows レジストリの COM 相互運用の設定が適切に行われなくなる可能性があります。これは、以下の場合に発生します。
- Microsoft Office をインストールし、その後削除してから、旧バージョンの Office をインストールした場合。
- Microsoft Office が既にインストールされているところに、既にインストールされているバージョンの Office のものとは異なる Office コンポーネントが付属する Skype for Business がインストールされた場合。
解決策
Microsoft Office Interop 修復ツールを使用して Windows レジストリをチェックし、自動化構築時のエラーの原因となる Microsoft Office の一般的な問題を修復します。このツールにより、お使いのコンピューターに対して実行したり、他のコンピューターにデプロイ可能な .reg
ファイルとしてエクスポートしたりすることのできる、修復計画が生成されます。
注:
修復の実行には管理者権限が必要ですが、修復計画の生成には必要ありません。
Microsoft Office Interop 修復ツールの使用
- [ホーム] (Studio の Backstage ビュー) > [ツール] > [Microsoft Office Interop 修復ツール] の順に選択します。修復ツールが開きます。


- ウィンドウの最上部にあるタブを使用し、修復する Microsoft Office アプリケーション (Excel、Outlook、Word、または PowerPoint) を選択します。
- アプリケーションのインストール パス、バージョン、32 ビット版か 64 ビット版かの情報が、修復ツールによって自動的に検出されます。検出された情報が正しいことを確認し、必要に応じて修正します。
- [修復計画を生成] をクリックします。実行すべきアクションの一覧が表示されます。


-
以下のいずれかのオプションを選択します。
- .reg ファイルを作成 - 複数のマシンにデプロイ可能な修復アクションを使用して、
.reg
ファイルを生成します。 - 修復操作を実行 - マシン上でアクションを実行します。
選択したアクションを実行すると、その結果がウィンドウの下部に表示されます。
- .reg ファイルを作成 - 複数のマシンにデプロイ可能な修復アクションを使用して、
4 か月前に更新