- リリース ノート
2023 年 1 月
グリッドをバックグラウンドでエクスポートする
グリッド データをバックグラウンドでエクスポートできるようになりました。このため、エクスポートのために Orchestrator を操作する必要がなくなり、エクスポートの準備をしながら他の作業を継続できます。また、エクスポートのステータスがリアルタイムで通知されるようになりました。さらに、すべてのエクスポートが [マイ レポート] ページに集約されるようになりました。ここからエクスポートをダウンロードできます。
詳しくは、「グリッドをバックグラウンドでエクスポートする」をご覧ください。
エクスポート操作の新しいアラート
メールのサブスクリプションにエクスポートのアラートが追加されました。成功または失敗したエクスポートについて通知します。このアラートについては既定でメールが送信されますが、不要な場合はサブスクリプションを解除できます。
テストまたは非運用環境で Automation Cloud ロボット - サーバーレスを利用する際により手頃な価格でロボットを利用できるよう、サーバーレス ジョブのテストに使用される 1 分あたりのロボット ユニット (RU) の数を減らしました。このため、コストの心配をせずに気軽にテストを行えるようになりました。
テスト用の RU 消費を適用するには、Enterprise、Pro、または Pro Trial のライセンス プランを使用している必要があります。Community プランの場合はテスト用のランタイムを利用できません。
運用環境ではこれまでと同様の消費量が適用されますが、テスト用の RU 消費量は半分に減っています。詳しくは、「マシン サイズとコスト」をご覧ください。
Orchestrator のインターフェイス上では、サーバーレス ロボットのマシンを設定する際、運用環境とテスト環境の両方に対するランタイムの詳細情報が表示されます。また、無人オートメーションを実行する際は、ランタイム ライセンスとして Cloud - Serverless と Cloud - Serverless Testing のどちらを使用するか指定する必要があります。さらに、Orchestrator の [テスト] ページでテスト ケースやテスト セットを実行する際は、ジョブに対してテスト用の RU 消費量が既定で適用されるようになりました。
Cloud - Serverless Testing ランタイムと同様に、Automation Cloud ロボット - 仮想マシンに対してもテスト環境でのロボット ユニット (RU) の消費量を調整しました。このため、低コストでテスト ケースを実行できるようになりました。Automation Cloud テスト ロボットのコストは 2,000 RU/月~で、仮想マシンのサイズによってコストが増加します。Cloud ロボット - 仮想マシンのプールを設定する際は必ず [テスト/非運用] 環境を選択し、ジョブの実行時には Cloud - VM Testing ランタイムを選択してください。
手動で管理している Automation Cloud ロボット - 仮想マシンのプールに、複数の仮想マシンを追加できるようになりました。
手動管理の仮想マシン プールを作成した後で複数のマシンを追加する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
実行メディアの作成権限のオプションが、テナントレベルの Automation User ロールで既定で有効化されるようになりました。
キュー アイテムの最終ステートの確定
SetTransactionResult
エンドポイントを呼び出す場合にエラー応答を強制としました。
-
失敗したアイテムに対して「成功」のペイロードを使用する
POST https://localhost:0000/odata/Queues(1)/UiPathODataSvc.SetTransactionResult { "transactionResult": { "IsSuccessful": true } }
POST https://localhost:0000/odata/Queues(1)/UiPathODataSvc.SetTransactionResult { "transactionResult": { "IsSuccessful": true } } -
成功したアイテムに対して「失敗」のペイロードを使用する
POST https://localhost:0000/odata/Queues(1)/UiPathODataSvc.SetTransactionResult { "transactionResult": { "IsSuccessful": false, "ProcessingException": { "Reason": "string", "Details": "string", "Type": "ApplicationException" } } }
POST https://localhost:0000/odata/Queues(1)/UiPathODataSvc.SetTransactionResult { "transactionResult": { "IsSuccessful": false, "ProcessingException": { "Reason": "string", "Details": "string", "Type": "ApplicationException" } } }
1866
で、「最終ステータスからの遷移が無効です。」というメッセージが表示されます。これは、キュー アイテムが最終ステートに到達した後ではステータスを変更できないことを示しています。
これによってキューの処理メカニズムが最適化されるだけでなく、UiPath Insights でもキュー アイテムのイベントに基づいてデータが更新され、適切に同期されます。
SetTransactionResult
のペイロードで DeferDate または DueDate プロパティを使用してトランザクションの最終ステートを変更すると、同様のエラー コードが表示されます。それでもなお新しい延期日や期限日を設定する場合は、トランザクションの複製または新規作成が必要です。
ユーザー独自の、セキュリティで保護された資格情報ストアを追加・管理するために必要なインフラストラクチャが Orchestrator で提供されました。これに関連して、Orchestrator Credentials Proxy が作成されました。これは、.msi インストーラーまたは Docker イメージを使用してデプロイできます。これにより、サードパーティ プラグインを既存のソリューションに連携させることができます。
これらのサードパーティ プラグインは、資格情報プロキシを介して Orchestrator で利用できるようになります。プロキシは、Orchestrator のテナント レベルで、[プロキシ] ページから作成します。このページは [資格情報] メニューから利用できます。作成したプロキシは、パブリック URL とシークレット キーを介して Credentials Proxy にリンクされます。
資格情報ストアを公開するには、同じくテナント レベルの [資格情報] メニューの [ストア] ページで、[プロキシ] メニューから新しく作成されたプロキシを選択します。プロキシを選択すると、[種類] メニューに基になるストアが表示され、目的のオプションを選択して定義できます。
リリース ノートで変更が最初に告知される日付は、その機能が最初に利用可能になる日付です。
ご自身の環境で変更がまだ確認できなくても、すべてのリージョンに変更がロールアウトされると確認できるようになります。
非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。
- 2023 年 1 月 31 日
- 重大な変更
- 2023 年 1 月 30 日
- 改良点
- 2023 年 1 月 23 日
- 更新サーバーの変更
- API を介して外部フィードからパッケージをアップロードできるように
- 2023 年 1 月 19 日
- Automation Cloud ロボット - サーバーレスのテストで使用されるロボット ユニットの消費量の変更
- Automation Cloud ロボット - 仮想マシンの Testing ランタイム
- 2023 年 1 月 12 日
- Automation Cloud ロボットで複数の仮想マシンを使用できるように
- 2023 年 1 月 11 日
- Automation User ロールの権限
- バグ修正
- 2023 年 1 月 5 日
- 重大な変更
- バグ修正
- 2023 年 1 月 9 日
- カスタムの資格情報ホストおよびストア
- 重大な変更
- 機能の変更を確認できるタイミング
- 非推奨化のタイムライン