- リリース ノート
2023 年 7 月
ニーズに最も適したロールをもっと簡単に決定できるよう、UiPath ではロールをできるだけ直感的かつ自己完結型なものにできるよう改良を重ねています。
これに伴い、Community では 8 月 21 日、Enterprise では 8 月 28 日より、以下の変更が発生します。
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Automation User ロールからパッケージのパブリッシュ権限が削除されます。このロールのそもそもの定義である、「プロセスの実行に必要な最低限のフォルダー レベルの権限を持つユーザー」に即すことになります。これは、個人ユーザーのパッケージが事前にレビューされることなく誤ってパブリッシュされることを防ぐための、ガバナンスのベスト プラクティスです。
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新しいロールとして Automation Publisher が利用可能になります。これは、自身のパッケージをパブリッシュできる上級ユーザー専用のロールです。
手動リトライは、キュー アイテムに設定した最大リトライ回数に向けてカウントされません。
この動作に合わせて、API からの手動リトライの実行時に、以下のパラメーターの変更が適用されました。
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RetryNumber
が0
に変更されました。 -
AncestorId
がnull
に変更されました。
個々のキュー アイテムがリトライ時に独自の一意のキーを取得するようになりました。以前は親のキーが継承されていました。
これは、自動リトライと手動リトライの両方に適用されます。
ロボットの資格情報を含む資格情報ストアへの接続が確立されていないことが原因でパスワードが取得されない際に、ロボットが起動せず次のエラーが返されるようになりました。
Unable to retrieve credentials from {credential_store_name} credential store. Please check your connection settings and ensure the {credential_store_name} service is running.
Unable to retrieve credentials from {credential_store_name} credential store. Please check your connection settings and ensure the {credential_store_name} service is running.
資格情報の無い状態でロボットを起動しようと繰り返し試行し、ロボット アカウントからロックアウトされることを防ぐことができます。
記録されたビデオの保持ポリシーを変更しました。現在は、基になるプロセスの設定からジョブの実行の記録を選択する場合、ビデオは次のように Orchestrator に保存されます。
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失敗したジョブの場合は 7 日間
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成功したジョブの場合は 3 日間
ジョブの失敗後にトリガーを無効化するタイミングを制御できる設定を追加しました。新しい機能は以下のとおりです。
- タイム トリガーとキュー トリガーの作成ウィンドウに、[ジョブの実行に基づいてトリガーを無効化] を追加しました。このトグルを有効化すると、次の 2 つのオプションが表示されます。
- ジョブが指定した回数連続して失敗した場合に無効化 – この設定で選択した回数だけ実行が失敗すると、トリガーが無効化されます。
- トリガーの無効化の猶予期間 (日) – この設定は、ジョブが最初に失敗してからトリガーが無効化されるまでの待機期間 (日数) を示します。
注:
Community インスタンスでサーバーレス ロボットを実行する場合、次の実行値は自動的に設定され、編集できません。
- ジョブが指定した回数連続して失敗した場合に無効化 - 10
- トリガーの無効化の猶予期間 (日) - 0
つまり、トリガーはジョブが 10 回連続で失敗した当日に無効化され、ジョブを正常に実行しようとしてロボット ユニットが継続的に消費されることを防ぎます。
- Studio Web で作成され、個人用ワークスペースに自動でパブリッシュされた接続イベント トリガー、タイム トリガー、キュー トリガー用に、テナント レベルの実行設定を新しく 2 つ追加しました。
- トリガー - 接続トリガー - ジョブの実行が指定回数失敗した場合に無効化 - この設定で選択した回数だけ実行が失敗すると、トリガーが無効化されます。
- トリガー - 接続トリガー - ジョブの実行が指定回数失敗し続けている場合の猶予期間 (日数) - ジョブが最初に失敗した後にトリガーが無効化されるまでの待機時間 (日数) です。
これらの設定は、個人用ワークスペースの外でパブリッシュされるトリガーには適用されません。
テナント レベルの実行設定の名前を 2 つ変更し、必要な設定を簡単に見つけられるようにしました。
- [トリガー - 指定回数失敗した場合に無効化] が [トリガー - ジョブの作成が指定回数失敗した場合に無効化] に変更
- [トリガー - 指定日数の間失敗し続けた場合に無効化] が [トリガー - ジョブの作成が指定回数失敗し続けている場合の猶予期間 (日数)] に変更
内部パッケージ (Orchestrator がホストするフィードを介してアップロードされたパッケージ) が、パブリッシュされた日付で並べ替えられるようになりました。公開日は、パッケージの最新バージョンがパブリッシュされた日付です。
タイム トリガー、キュー トリガー、テスト スケジュールの繰り返し実行が、作成日時に基づいて行われるようになりました。以前は毎分 0 秒にトリガーされていましたが、現在は作成時と同じ秒にトリガーされます。
変更が cron 式で変換される方法は次のとおりです。
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12:23:34 に作成され、cron 式 0 * * ? * * (つまり、毎分ごとに実行) が設定されたタイム トリガーの場合、次回の実行時刻は 12:24:34 です。
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12:23:34 に作成され、cron 式 1 * * ? * * (つまり、毎分一秒が経つごとに実行する設定) が設定されたタイム トリガーの場合、次回の実行時刻は 12:24:01 です。
手動リトライは、キュー アイテムに設定した最大リトライ回数に向けてカウントされません。
この動作に合わせて、API からの手動リトライの実行時に、以下のパラメーターの変更が適用されます。
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RetryNumber
が0
になります。 -
AncestorId
がnull
になります。
この変更は、Community プランでは 2 週間後、Enterprise プランでは 1 か月後に行われる予定です。
リリース ノートで変更が最初に告知される日付は、その機能が最初に利用可能になる日付です。
ご自身の環境で変更がまだ確認できなくても、すべてのリージョンに変更がロールアウトされると確認できるようになります。
非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。