- リリース ノート
2020 年 6 月
サイズの大きい画像を含む [フォーム タスクを作成] アクティビティをパラメーター化する際に、その画像を追加するためのストレージ バケットを設定できるようにしました。このため Orchestrator の応答時間が改良されます。ストレージ ファイルにアクセスできるよう、CORS/CSP を正しく設定するようにしてください。
GET
要求を /odata/TestSetExecutions
エンドポイントに送信する際に、X-UiPath-OrganizationUnitId
のヘッダーが必須ではなくなりました。このため、ユーザーが所属する全フォルダーのテスト セット実行が取得されるようになり、特定のフォルダーに属する実行を取得する場合にのみヘッダーを指定するようになりました。
これまで以上に Automation Cloud が使いやすくなるよう、アクセス制御モデルを刷新しました。具体的には、ユーザーを組織に招待してから特定のレベルのアクセス権を付与するまでの管理の方法をいくつか変更しました。このため、この操作に関わる全体的なユーザー エクスペリエンスが向上しました。
個々のサービスごとにアクセス制御のレベルを細かく指定できる機能に加え、今回は典型的なシナリオに対して既定のアクセス権を用意することで、アクセス制御のレベルを明示的に指定する必要をなくしました。
このため今回から 4 種類の異なるユーザー グループを用意し、それぞれのメンバーに特定のアクセス レベルを付与できるようにしました。各グループには定義済みの権限一式が設定されていますが、この権限は必要に応じていつでもサービスごとにカスタマイズできます。ユーザーのアクセス レベルはグループ メンバーシップ、ならびに Orchestrator サービスでグループに対して行った権限の設定と関連します。
- ユーザーが一定のサービスに対してアクセスを試みると、システムはユーザーのメンバーシップに基づいてアクセス権限を決定します。
-
ユーザーがサービス内の特定のリソースに対してアクセスまたは使用を試みると、システムはユーザーのロールに基づいてアクセス権限を決定します。ロールはグループから継承するか、明示的に付与することができます。
もちろん、これまでどおりユーザーを個別にサービスに追加して細かい設定を行うこともできます。ただしユーザーをあらかじめ Automation Cloud の組織に追加しておく必要があります。ユーザーの追加操作は現在はサービス レベルで行い、Automation Cloud ポータルからは行えませんのでご注意ください。
- 本リリース以降に作成されたサービスについては、ユーザー グループが自動的に作成され、既定の権限一式が設定されています。
- 以前から存在するサービスについては、自身でユーザー グループを各サービスに追加・設定する必要があります。
- 既存のサービスでグループ機能の使用を希望しない場合は、ユーザーを標準グループである Everyone に割り当てたままにしておきます。このグループは既定ではいかなるサービスへのアクセス権も持ちません。権限の管理はユーザーごとに個別に行います。
Automation Cloud 内の全体的なプロセスについて詳しくは、こちらをご覧ください。
ユーザーからのフィードバックをもとに、[設定] ページで利用可能な定義済みのロールの名前をいくつか変更しました。
以前の名前 |
新しい名前 |
---|---|
Enable Folder Administration |
Allow to be Folder Administrator |
Enable Running Automations |
Allow to be Automation User |