- リリース ノート
Orchestrator リリース ノート
2020 年 1 月
ユーザーからのフィードバックに基づきタスク機能を強化して、操作のたびに毎回グリッド ビューの画面に戻る必要がないように、ユーザビリティの改良を数点行いました。具体的には以下に記載するとおりです。
- タスクから別のタスクへの移動をフォーム ビュー内で行えるようにしました。
- タスクの割り当て/割り当て解除をフォーム自体の中で行えるようにしました。
- タスク フォームの検証完了後、フォーム ビュー内で次のタスクへ自動的に移動できるようにしました。詳細はこちらをご覧ください。
Orchestrator のライセンスに依存しないロボットを区別しやすくするため、このケースに該当するロボットを示す Orchestrator の [ライセンス ソース] フィールドの表示名はすべて、[スタンドアロン] と表示されるようにしました。
ユーザーの種類に応じてロールを自動的に作成できるようにしました。このためモダン フォルダー使用時の組織やデプロイの管理が簡単になりました。利用可能な各ロールに対応する権限についてはこちらをご覧ください。
アラートのメッセージにフォルダーのフル パスが表示されるようにしました。このため、エラーが派生した場所を特定しやすくなりました。
- キュー イベントの Webhook ペイロードに、キュー SLA に関する情報が含まれていませんでした。
/odata/Robots
エンドポイントに POST 要求を送信する際にProvisionType
パラメーターが必要でした。現在は問題を修正したため、このパラメーターは不要です。- 既定の協定世界時 (UTC) 以外のタイムゾーンが設定されたテナントで、.csv ファイル経由でカレンダーに日付をアップロードすると、本来の日付より 1 日前の日付が表示されていました。
- フォルダー リストのアルファベット順の表示方法において、フォルダーの構造 (例: ルート フォルダーやサブフォルダー) が考慮されていなかった問題を修正しました。これまではたとえば、ルート フォルダーとして A と B が存在し、A のサブフォルダーとして C と D が存在している場合に、A の真下に A のサブフォルダーではなく B が表示されていました。
今回のリリースから、AI Fabric の提供を開始しました。AI Fabric は、人工知能を利用した RPA ソリューションの提供を目的としており、AI 技術を用いてワークフローの機能を向上させることができます。つまり、AI アルゴリズムを通じて RPA の可能性を広げるメソッドなのです。
AI Fabric により、RPA とデータ サイエンス チームとの連携が容易になります。UiPath Orchestrator を使用してマシン ラーニング モデルと他の AI スキルの構築、デプロイおよび管理を行い、その後 UiPath Studio の RPA ワークフロー内で消費できるようになりました。詳細についてはこちらをご覧ください。
オープン ソースのデータ サイエンス コミュニティを通じて、UiPath のエンジニアが作成した一連の構築済みのオープン ソース パッケージが提供されています。パッケージのリストと、各パッケージの概要についてはこちらをご覧ください。また、ユーザーのビジネスに特有なニーズに合わせて独自の ML パッケージを作成することもできます。詳しくは、こちらをご覧ください。
バージョン管理機能もあるため、チーム間でスキルが使用されている際の表示方法や、スキルに対して変更がなされた場合の表示方法についてユーザーが悩む必要はありません。パッケージのバージョン管理についての詳細は、こちらをご覧ください。
注意: AI Fabric は英語で提供されており、個別のサービスとしてライセンスされます。現在は Enterprise プランの Cloud Platform アカウントからのみアクセスできます。
AI Fabric 活用の第一歩を踏み出す手助けをするために、新しいアクティビティ パッケージとして UiPath.MLServices.Activities を作成しました。このパッケージでは、自動化プロセスのどの段階においても ML スキルを呼び出すことを可能にする [ML スキル] アクティビティを利用できます。このアクティビティ パッケージは v2019.10 以降の Studio および v2019.10 以降の Robot においてのみ使用可能であることに留意してください。
[ユーザーの権限] ウィンドウをやや改良しました。ユーザーに付与された権限をフォルダーごとに参照しやすくなり、権限が明示的に割り当てられたのか、テナントから継承されたのかも簡単に確認できるようになりました。詳細はこちらをご覧ください。
また、[サブフォルダーを含む] オプションが [SLA] ページでも使用できるようになりました。このため、キューを監視する際に既存のサブフォルダーのコンテンツを対象に含めるかどうかを選択できます。