- リリース ノート
Orchestrator リリース ノート
2021 年 6 月
Orchestrator から有人ジョブを終了できる機能を追加したことで、企業の管理者が有人オートメーションを管理しやすくなりました。[オートメーション] > [ジョブ] に移動し、[その他のアクション] > [停止] または [強制終了]を選択することで、わずか数クリックで正常に動かなくなったオートメーションを終了させることができます。
Orchestrator の [ユーザー] ページ ([テナント] > [ユーザー]) の右上に [アカウントおよびグループを管理] ボタンを追加しました。このボタンをクリックすると、Automation Cloud の [管理] > [ユーザーとグループ] ページに遷移します。
また、Orchestrator の [ユーザー] ページにある [権限を確認] ボタンの名称を、[ロールを確認] に変更しました。実際にユーザーやグループに割り当てるのは「ロール」であり、ロールを構築する要素である「権限」を個別に割り当てることはないためです。
既存のキューを更新できるようにしました。具体的には以下のとおりです。
- 既存のキューの情報を維持したまま、キューの名前を変更できます。スペル ミスを修正したり、最初につけた名前を変更したりする際に、わざわざキュー (およびキュー アイテム) を削除して作成し直す必要がなくなりました。
- [自動リトライ] オプションを [いいえ] から [はい] に、またはその逆に変更できます。失敗したトランザクションを自動的にリトライさせるかどうかを、キューを作成した後でも検討・変更できるようになりました。
- [最大リトライ回数] に新しい値を設定できます。[自動リトライ] オプションを有効化した場合に、トランザクションが [成功] ステータスに変わるまでリトライされるよう、リトライの回数を設定できるようになりました。
キューの編集方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
- メンテナンス モードのテナントに API 呼び出しを行った際に返されるステータス コードを、
503
から423
に変更しました。 - プロセスに対するジョブの最大数に到達した際のトリガーに関するアラートの重要度を、Error から Info に変更しました。このため、プロセスのデバッグがより簡単になりました。この場合、次のポップアップ メッセージが表示される可能性があります。
「フォルダー <フォルダー名>: # プロセス <プロセス名> の # トリガー <トリガー名> はジョブを作成できませんでした。このプロセスに対するジョブの最大数に既に達しています。トリガーの設定、ロボットの利用状況、および実行中のジョブを確認してください。(#1693)」
- ユーザー: Orchestrator で管理者権限を持つユーザーがいなくなることを防ぐため、Administrator ロールが割り当てられたユーザーやグループが他に存在しない場合に、Administrator ロールを持つ唯一のユーザーを削除できなくしました。同様に、Administrator ロールを持つユーザーやグループが他に存在しない場合は、最後に残った Administrator ロールを持つ唯一のユーザー グループは削除できません。
- メールの検証: メールの設定をテストする際に、SMTP ポートが指定されていない場合でも成功メッセージが表示されていました。この挙動は現在は修正され、このシナリオではメールの検証が失敗するようになりました。
- Orchestrator API:
FolderNavigation
API のGetFolderNavigationContextForCurrentUser
エンドポイントに、ブール値のプロパティIsPersonal
を追加しました。このプロパティはエンドポイントの応答本文に表示され、返されたフォルダーが個人用ワークスペースかどうかを確認します。詳しくは、API リファレンスのドキュメントをご覧ください。 -
ユーザー: これまで Automation Cloud の [管理] > [ユーザーとグループ] ページにリダイレクトしていた、[ユーザーを他のサービスで管理] オプションを削除しました。現在 Orchestrator は Automation Cloud に埋め込まれているため、Orchestrator のどのページを開いていても、画面左のレールで [管理] をクリックしてユーザーを管理できます。
エラスティック ロボット オーケストレーション:
- 1 つのフォルダーに複数のクラウド マシン テンプレートが割り当てられている場合に、ジョブを実行するマシンが新しく必要になると、各プールからマシンが要求されていました。現在は、クラウド マシン テンプレートの性質に即して、クラウド マシン テンプレートが 1 つフォルダーに割り当てられていると、追加のマシンやテンプレートをそのフォルダーに割り当てることができないようになりました。
- クラウド マシン プールの基盤となっている仮想マシン テンプレートで v2020.10 以前の UiPath Robot が使用されている場合、ジョブを実行すると、作成されたマシンに最新版の Robot (v2021.4) が自動的にインストールされていました。