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2022.10
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Studio ガイド
Last updated 2024年11月4日

アクティビティ パッケージを管理する

Studio は NuGet フィードを使用してアクティビティ パッケージをインストールします。これらのフィードは、Studio で 2 つの方法で処理できます。

  • アプリケーション レベル - フィードは [設定] > [パッケージ ソースを管理] タブから構成されます。
  • プロジェクト レベル - フィードはリボンで [パッケージを管理] ボタンから構成されます。

アクティビティ フィードを無効化するには、対応するチェックボックスをオフにする必要があります。フィードの有効化または無効化は、プロジェクト レベルとアプリケーション レベルの両方で適用可能です。

Studio では、以下のアクティビティ フィードが既定で設定されています。

  • Orchestrator テナントおよび Orchestrator ホスト - ロボットが Orchestrator に接続されている場合はこれらのアクティビティ フィードが既定で追加され、無効化することはできません。Orchestrator テナント オプションは、Orchestrator でテナント ライブラリ フィードが有効化されている場合にのみ利用できます。このフィードのソースは https://[Orchestrator_host]/nuget/activities です。
  • ローカル - Studio でローカルにインストールされたパッケージのフィードです。このフィードのソースは、%ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages (マシン単位のインストールの場合) か、%localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Packages (ユーザー単位のインストールの場合) です。
    注: [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるローカル フィードからのパッケージのパブリッシュ日は、パッケージがパブリッシュされた日付ではなく Studio インストーラーがビルドされた日付です。
  • オフィシャル - UiPath の公式のフィードです。UiPath が公式にサポートしているアクティビティ パッケージが含まれています。このフィードのソースは https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json です。
  • Marketplace - このパブリック フィードには、UiPath Marketplace で公開されているすべてのアクティビティが含まれます。パッケージが UiPath によりビルドされ公式にサポートされているかどうかは、[パッケージを管理] ウィンドウの [パッケージ情報] タブに明示されます。このフィードのソースは https://gallery.uipath.com/api/v3/index.json です。

    なお、パートナーまたは Marketplace コミュニティより作成されたパッケージの掲載取り下げを UiPath がコントロールすることはできません。ただし、リストに表示されていないパッケージはアクティブな状態に保たれるため、実行は可能です。



    注: フィードの設定は、Studio の新しいバージョンにアップグレードしても維持されます。

フィードの管理と設定は、ガバナンス ポリシーが適用されていなければ、[パッケージを管理] ウィンドウで行うことができます。ポリシーが適用されていて、フィード管理に関する権限を制限している場合は、ウィンドウにメッセージが表示されます。ガバナンスの詳細を確認してください。

カスタム フィードを追加する

注: Enterprise インストールの場合、カスタム アクティビティ フィードは、そのユーザーの Studio から開始したワークフローでのみ使用できます。同じマシンで Orchestrator または Assistant からジョブを開始すると、ロボットは適切なパッケージを取得できません。これを回避するには、以下のメソッドを使用する代わりに、ActivitiesFeed プロパティ下の UiPath.settings ファイルにカスタム フィードを追加する必要があります。
  1. [パッケージを管理] ウィンドウで、[設定] をクリックします。パッケージのソースが表示されます。


  2. docs image ボタンをクリックして、[ユーザー定義のパッケージ ソース] カテゴリにフィードを追加します。
  3. パッケージソースの名前または NuGet フィードの名前を入力します。
  4. [ソース] フィールドに、ローカル ドライブのフォルダー パス、共有ネットワーク フォルダーのパス、または NuGet フィードの URL を入力します。
  5. [追加] をクリックします。[パッケージを管理] ウィンドウの [ユーザーが定義したパッケージ ソース] および [すべてのパッケージ] カテゴリに、新しいフィードが自動的に追加されます。既定では、このフィールドは有効化されています。
  6. [保存] をクリックしてすべての変更を適用します。

ユーザーが定義したパッケージ ソースと既定のパッケージ ソースは、[パッケージを管理] ウィンドウで有効化/無効化できます。

フィードは即座に追加されます。フィードを追加した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。

注: カスタム フィードに破損したパッケージまたはエディターで現在変更されているパッケージが含まれている場合、パッケージ マネージャーはフィード内のパッケージを読み込むことができません。

セキュリティで保護されたフィードを追加する

認証が必要なカスタムの NuGet フィードを追加する場合には、ここで説明する手順に従ってください。

NuGet フィード、ユーザー名、パスワードを NuGet.config ファイル (パス:%AppData%\NuGet) に追加する必要があります。完了すると、フィードが [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるはずです。
<packageSources>
  <add key="nuget.org" value="https://api.nuget.org/v3/index.json" />
  <add key="FeedName" value="https://FeedSource" />
  </packageSources>
  
 <packageSourceCredentials>
  <FeedName>
    <add key="Username" value="YourUsername" />
    <add key="Password" value="YourPassword" />
  </FeedName>
</packageSourceCredentials><packageSources>
  <add key="nuget.org" value="https://api.nuget.org/v3/index.json" />
  <add key="FeedName" value="https://FeedSource" />
  </packageSources>
  
 <packageSourceCredentials>
  <FeedName>
    <add key="Username" value="YourUsername" />
    <add key="Password" value="YourPassword" />
  </FeedName>
</packageSourceCredentials>
非暗号化されたパスワードを使用する場合は、key="Password"key="ClearTextPassword" で置き換える必要があることに注意してください。

カスタム フィードを削除する

注: [パッケージを管理] ウィンドウから削除できるのは、ユーザーが定義したパッケージ ソースのみです。
  1. [設定] カテゴリの [ユーザーが定義したパッケージソース] セクションで任意のフィードをクリックします。
  2. [削除] docs image ボタンをクリックします。そのフィードは、[すべてのパッケージ] カテゴリと [ユーザーが定義したパッケージ ソース] セクションから削除されます。
  3. [保存] をクリックして変更を適用します。

フィードは即座に削除されます。既定のフィードまたはカスタム フィードを削除した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。

プロキシ サーバー経由でフィードに接続する

お使いのコンピューターがプロキシ サーバーの内側にある場合は、ネットワークの外側にあるフィードにアクセスできるように NuGet プロキシの設定を行う必要があります。

  1. https://www.nuget.org/downloads から nuget.exe をダウンロードします。
  2. nuget.exe がダウンロードされたフォルダー内でコマンド プロンプト ウィンドウを開き、以下のコマンドを実行してプロキシ サーバーのアドレス、ユーザー名、パスワードを設定します。

    nuget.exe config -set http_proxy=<http://proxy.server.address:port>

    nuget.exe config -set http_proxy.user=<mydomain\myUserName>

    nuget.exe config -set http_proxy.password=<myPassword>

  3. %AppData%\NuGet にあるファイル NuGet.config が新しい設定に更新されていることを確認します。
    <config>
        <add key="http_proxy" value="http://proxy.server.address:port" />
        <add key="http_proxy.user" value="mydomain\myUserName" />
        <add key="http_proxy.password" value="myEncryptedPassword" />
    </config><config>
        <add key="http_proxy" value="http://proxy.server.address:port" />
        <add key="http_proxy.user" value="mydomain\myUserName" />
        <add key="http_proxy.password" value="myEncryptedPassword" />
    </config>
  4. Studio を再起動します。

パッケージを管理する

Package Manager の機能により、アクティビティ パッケージ、ライブラリ、フレームワーク、ラッパーなどをダウンロードできます。また、プロジェクトのためにインストール済みのものの表示や更新、独自のものの追加や削除も可能です。フィードごとに使用可能なパッケージのリストが表示され、現在のプロジェクトごとに依存関係のリストが表示されます。[パッケージを管理] ウィンドウには、常に [プロジェクト依存関係] リストが表示されます。



アクティビティ パッケージは、特定のアプリケーションの自動化 (UiPath.Excel.Activities, UiPath.Word.Activities)、アプリケーションのカテゴリの自動化 (UiPath.Mail.Activities, UiPath.Terminal.Activities)、またはオートメーション内の特定のテクノロジの使用 (UiPath.OCR.Activities, UiPath.FTP.Activities) に役立つアクティビティのバンドルです。

パッケージに関する詳細は、前のスクリーンショットに示すように [パッケージを管理] ウィンドウの右側のパネルに表示されます。

注: NuGet v3 の制約により、アクティビティ パッケージのリリース ノートは、[パッケージを管理] ウィンドウには表示されません。

検索バーの横にある [プレリリースを含む] チェックボックスをオンにすると、ライブラリパッケージ (使用可能な場合) のベータ版が表示されます。

プロジェクトの依存関係の説明が [パッケージを管理] ウィンドウに表示されない場合は、[プレリリースを含める] チェックボックスをオンにします。

注: UiPath.UIAutomation.Activities パッケージと UiPath.System.Activities パッケージは、Studio v2018.3 以降に対応しています。

パッケージをインストールする

注: アクティビティ パッケージのダウンロードとインストールにはインターネット接続が必要です。
注: 組織で適用されているパッケージ署名が使用されている場合は、公式のパッケージをインストールできるように、信頼された UiPath 証明書を追加する必要があります。詳しくは、こちらをご覧ください。
  1. [パッケージを管理] ウィンドウで、[すべてのパッケージ] カテゴリを選択します。フィードから収集されたすべてのパッケージのリストが開きます。


  2. インストールするパッケージを検索します。利用可能なアクティビティ パッケージとバージョンは、プロジェクトに選択した対応 OS によって異なります。

    次のことが可能です。

    • リストを下にスクロールしながらパッケージを探します。
    • 名前または説明の一部を検索バーに入力して、パッケージを検索します。
    • 検索バーの横にあるフィルター アイコンをクリックし、表示したいオプションだけを選択して、リストをフィルター処理します。

      • プレリリースを含む - パッケージのベータ版を含める (該当する場合)。
      • StudioX のみ - StudioX 用に設計されたパッケージだけを表示 (このオプションは、StudioX プロファイルでのみ利用可能です)。
      • UiPath のみ - UiPath がパブリッシュしたパッケージだけを表示。
      • アクティビティのみ - アクティビティ パッケージだけを表示。
      • ライブラリのみ - ライブラリだけを表示。
      • UI ライブラリのみ - オブジェクト リポジトリからパブリッシュされた UI ライブラリだけを表示。
      • 対応バージョンのみ - 最新バージョンがプロジェクトの対応 OS に対応しているパッケージのみを表示します。プロジェクトの対応 OS に対応している古いバージョンが存在するパッケージを表示する場合は、このオプションを選択しないでください。
  3. アクティビティ パッケージを選択して、その説明、バージョン、依存関係、プロジェクト URL、パブリッシュ日を確認します。
  4. [バージョン] の横のドロップダウン リストをクリックして、パッケージのバージョンを選択し、[ランタイム ルール] を設定します。プロジェクトの依存関係に関するランタイム ルールの詳細については、「依存関係の管理」ページをご覧ください。
  5. [インストール] ボタンをクリックします。または、パッケージ名の横にある docs image アイコンをクリックします。インストールの準備が完了すると、docs image アイコンになります。
  6. [ライセンスへの同意] ウィンドウには、インストールする他社製パッケージのそれぞれに対するライセンス条項が表示されます。ライセンス条項を読むには、[ライセンスを確認] をクリックします。
    • ライセンス契約の条件に同意してパッケージをインストールするには、[同意する] をクリックします。
    • インストールをキャンセルして [パッケージ管理] ウィンドウに戻るには、[I Decline (同意しない)] をクリックします。

      注: UiPath のパッケージとそれらの依存関係に対する利用規約には、Studio のインストール時に暗黙的に同意しています。UiPath の利用規約プライバシー ポリシーをお読みください。
  7. [保存] をクリックすると、パッケージがインストールされるかバージョンが更新されます。
    注: アクティビティ パッケージのインストール時にパスが破損した場合は、インストールが完了しません。次のローカル フォルダー %userprofile%\.nuget\packages および %userprofile%\AppData\Local\UiPath\.cache のコンテンツをバックアップしてから、消去することをお勧めします。
パッケージをアンインストールする

パッケージをアンインストールするには、[プロジェクト依存関係] カテゴリに移動し、使用しなくなったパッケージの横にある [アンインストール] ボタンをクリックします。[保存] をクリックしてはじめてパッケージが削除されます。

オートメーション プロジェクトの実行時には、[パッケージを管理] ボタンが無効化されます。実行が停止されるまで、アクティビティ パッケージのインストールや削除はできません。

パッケージをダウングレードする

アクティビティ パッケージのダウングレードはお勧めしません。主な理由は、依存関係に悪影響を与える可能性があることです。異なるアクティビティ パッケージ間の依存関係は、各バージョンで慎重に管理されます。そのため、ダウングレードすると不整合が発生したり、ワークフローが機能不全に陥ったりする可能性があります。さらに、新しいアクティビティ パッケージでは、古いバージョンでは利用できない改良された機能が提供されています。したがって、最適なパフォーマンスを確保し、潜在的なエラーを回避するために、アクティビティ パッケージを現在のバージョンに維持するか、最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。

パッケージのダウンロード フォルダーを変更する

既定では、アクティビティ パッケージは %userprofile%\.nuget\packages フォルダーにダウンロード・インストールされます。別のフォルダーを設定するには、次のいずれかの方法で行います。
  • インストール中の場合、コマンド ラインから PACKAGES_FOLDER オプションを使用してインストールする。
  • インストール後の場合、uipath.config ファイルを手動で編集する。
    1. テキスト エディターで uipath.config ファイルを開きます。既定では、このファイルは C:\Program Files\UiPath\Studio にあります。
    2. ノード packageSettings に、新しいフォルダーへのパスを値として含めたキー packagesInstallationFolder を追加します。
    3. 変更を保存し、Robot がサービスとしてインストールされている場合は、サービスを再起動します。

      たとえば、ダウンロードする場所を C:\nuget に変更するには、uipath.config ファイルに以下を追加します。
      <packageSettings>
        <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\Nuget" />
      </packageSettings><packageSettings>
        <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\Nuget" />
      </packageSettings>
注: .nuget フォルダーの内容を削除すると、Studio でプロジェクトを開くときに依存関係の競合が発生します。

パッケージをオフライン環境で管理する

インターネットに接続されていないコンピューターで Studio を使用している場合、他のコンピューターにパッケージをダウンロードした後、Studio がインストールされているコンピューターに手動で転送することができます。この操作は、Orchestrator への接続を利用できない場合にのみ必要になります。Studio が Orchestrator に接続されている場合は、Orchestrator フィードからパッケージをインストールできます。
注: Studio がオンライン フィードからパッケージをダウンロードしないようにするには、オフラインのマシン上のオンライン フィードをすべて無効化します。

オフラインの Studio マシンにパッケージをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. インターネットにアクセスできるコンピューターで、NuGet Package Explorer をダウンロードしてインストールします。
  2. NuGet Package Explorer を開いて、[Open a package from an online feed] を選択します。
  3. [Package source] フィールドに、パッケージのダウンロード元フィードの URL を入力します。UiPath のオフィシャル パッケージ フィードは https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json です。
  4. フィードでパッケージを検索しダウンロードします。
  5. nupkg ファイルを、Studio がインストールされているコンピューター上の、Studio でパッケージ ソースとして定義されたフォルダーに転送します。パッケージを既定のローカル フィードに追加するには、ファイルを %ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages (マシン単位のインストールの場合) か、%localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Packages (ユーザー単位のインストールの場合) にコピーします。

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