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IT オートメーションのアクティビティ
最終更新日 2024年3月8日

ユーザー用の新しい個人用 Virtual Desktop を作成する

以下の例では、Azure Windows Virtual Desktop アクティビティを使用して、特定のユーザー向けの仮想デスクトップの新規作成をオートメーションする方法を説明します。 [Windows Virtual Desktop スコープ][ホスト プールを作成][アプリケーション グループを取得][ユーザーとグループをアプリケーション グループに割り当て][仮想マシンをホスト プールに追加][セッション ホストを更新] などのアクティビティを紹介します。

ワークフローは、次のアクションで構成されます。

  1. Azure に接続します。
  2. 新しい個人用ホスト プールを作成します。
  3. ホスト プールの既定のデスクトップ アプリケーション グループにユーザー アカウントを割り当てます。
  4. ホスト プールに既存の仮想マシン (VM) を追加して、新しいセッション ホストを作成します。
  5. そのセッション ホストにユーザーを割り当てます。
  6. 仮想デスクトップへのアクセス方法に関する詳細が記載されたメールをユーザーに送信します。

1. Azure に接続する

  • Azure に接続して Azure Windows Virtual Desktop アクティビティのスコープを指定するために、[Windows Virtual Desktop スコープ] アクティビティを追加します。
  • [クライアント ID][クライアント シークレット] (SecureString)、[ロボット グループ][サブスクリプション ID][テナント ID] の各パラメーターに値を設定します。


2. 新しい個人用ホスト プールを作成する

  • [ホスト プールを作成] アクティビティを追加して、種類が [個人] のホスト プールを作成します。この場合、ユーザーごとにデスクトップが割り当てられます。このアクティビティは既定のデスクトップ アプリケーション グループを作成します。
  • [種類][個人] に設定します。
  • [個人用デスクトップの割り当ての種類][直接] に設定します。この場合、ユーザーが個人用デスクトップに接続できるようにするには、後で、ホスト プールのデスクトップ アプリケーション グループと特定のセッション ホストの両方にユーザーを割り当てる必要があります
  • 必須パラメーターの [名前][リソースグループ名][リージョン] に値を設定します。
  • 指定したワークスペースに、ホスト プールの既定のデスクトップ アプリケーション グループを登録するには、[ワークスペース] パラメーターに値を設定します。

    注: ユーザーが自分用にパブリッシュされたデスクトップを表示できるようにするには、ワークスペースにデスクトップ アプリケーション グループを関連付ける必要があります。
  • (任意) [フレンドリ名]、[ 説明]、[ タグ ] パラメーターに値を入力します。



3. アプリケーション グループにユーザー アカウントを割り当てる

  • ホスト プールの既定のデスクトップ アプリケーション グループに関連付けられた WVDApplicationGroup オブジェクトを取得するために [アプリケーション グループを取得] アクティビティを追加します。
  • [アプリケーション グループ名]hostPoolInfo.DefaultDesktopApplicationGroupName を設定します。
  • [リソースグループ名]hostPoolInfo.ResourceGroupName を設定します。


  • [ユーザーとグループをアプリケーション グループに割り当て] アクティビティを使用して、デスクトップ アプリケーション グループにユーザーを割り当てます。

    重要:

    [ユーザーとグループをアプリケーション グループに割り当て] アクティビティを使用するには、[Windows Virtual Desktop スコープ] アクティビティ内 ([クライアント ID] プロパティ) で指定したクライアント (アプリケーション) が、こちらで説明している権限を持つ必要があります。

    たとえば、アプリケーション グループが属するリソース グループのクライアント (アプリケーション) に所有者ロールを割り当てるには、こちらで説明している手順に従います。

  • [ユーザーとグループの ID]{"user-object-id"} を設定してユーザーを指定します。user-object-idAzure AD のユーザー アカウントのオブジェクト ID を表します。この値は、Azure ポータルから、または UiPath.AzureActiveDirectory.Activities パッケージの [ユーザーを取得] アクティビティを使用して取得できます。


4. 新しいセッション ホストを作成する

  • [仮想マシンをホスト プールに追加] アクティビティを使用して、ホスト プールに VM を追加します。
  • VM は Azure ポータルで作成するか、UiPath.Azure.Activities パッケージの [仮想マシンを作成] アクティビティを使用して作成できます。
  • [ 仮想マシン ] カテゴリのパラメーター [ 名前] と [ リソース グループ名] に値を設定して、Azure VM を指定します。

    ヒント: [仮想マシンをホスト プールに追加] アクティビティを使用する場合、VM のステータスを [実行中] に設定する必要があります。
  • VM をドメインに追加するために使用するドメイン ユーザー アカウントの資格情報を指定します。[追加先のドメイン] を設定しないと、VM は [ドメインユーザー名] パラメーターで指定したユーザーのプリンシパル名の接頭辞に一致するドメインに追加されます。
  • [ 仮想マシンをホスト プールに追加] アクティビティは長時間実行されるため、確実に完了するように [タイムアウト ] には 1200 以上の値を設定することをお勧めします (作成されたセッション ホストで他の操作を実行するために完了を待機する必要がある場合)。



5. セッション ホストにユーザーを割り当てる

  • セッション ホストが作成されたら、[セッション ホストを 更新 ] アクティビティを使用してセッション ホストにユーザーを割り当てます。



    注: この手順が必要になるのは、セッション ホストが属するホスト プールで [直接] 割り当てオプションが有効化されている場合だけです。

6. ユーザーにメールを送信する

  • [Outlook メール メッセージを送信] アクティビティを使用し、新規の個人用仮想デスクトップについてメールを送信してユーザーに通知します。



  • このメールには、仮想デスクトップへのアクセス方法に関する情報が含まれます。



プロセスを実行します。 ロボットが Azure Windows Virtual Desktop アクティビティを使用して Azure WVD の作業を自動化します。

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