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IT オートメーションのアクティビティ
Last updated 2024年11月15日

従業員のオンボーディング

以下の例では、新しいディレクトリ ユーザーを作成し、関連付けられた部署やグループに追加する方法を説明します。

この例では、[NetIQ EDirectory スコープ][ユーザーを作成][パスワードの変更を要求][ユーザーをグループに追加] などのアクティビティを使用します。これらのアクティビティは、UiPath.NetIQeDirectory.Activities パッケージに含まれています。

ワークフローを作成する

下記のワークフローを作成する前に、次のパッケージをインストールしておく必要があります。

  • UiPath.NetIQeDirectory.Activities
  • UiPath.System.Activities
  • UiPath.WebAPI.Activities

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。プロセスの既定の名前は Main です。
  2. ワークフロー デザイナー[シーケンス] コンテナーをドラッグし、「Main Sequence」という名前を付けます。
  3. [Main Sequence] コンテナーを選択し、次の変数を作成します。

    変数名

    変数の型

    既定値

    ldapServer

    文字列

     

    ldapAdminUser

    文字列

     

    ldapAdminPassword

    文字列

     
  4. [Main Sequence] コンテナー内部に別のシーケンスをドラッグし、「Init Sequence」という名前を付けます。
  5. [Init Sequence] コンテナー内部に [アセットを取得] アクティビティをドラッグします。

    • [アセット名] フィールドに変数 "LdapServer" を追加します。
    • [アセット値] フィールドに変数 ldapServer を追加します。
  6. [Get Robot Asset] アクティビティの下に [資格情報を取得] アクティビティをドラッグします。

    • [アセット名] フィールドに変数 "LdapServerCredentials" を追加します。
  7. [Init Sequence] コンテナーの下に別のシーケンスをドラッグし、「CreateUser Sequence」という名前を付けます。
  8. [CreateUser Sequence] コンテナーを選択し、次の変数を作成します。

    変数名

    変数の型

    既定値

    userAttributesDt

    文字列

     

    userInitialPassword

    文字列

     

    userSAMAccountName

    文字列

     

    userLocation

    文字列

     

    userCN

    文字列

     

    userExists

    Boolean

     

    employeesGroup

    文字列

     

    userDepartmentGroup

    文字列

     
  9. [CreateUser Sequence] コンテナー内に別のシーケンスをドラッグし、「Set User Attributes Sequence」という名前を付けます。
  10. [Set User Attributes Sequence] コンテナー内に [複数代入] アクティビティをドラッグします。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 userCN を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 FirstName+" "+LastName を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして別の [代入] 行を追加し、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userSAMAccountName を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 (FirstName+"."+LastName).ToLower を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして別の [代入] 行を追加し、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userInitialPassword を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "1qazXSW@" を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして別の [代入] 行を追加し、[左辺値 (To)] フィールドに変数 employeesGroup を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "CN=Employees,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
  11. [複数代入] アクティビティの下に [シーケンス] コンテナーをドラッグし、「DT Set Extra Attributes Sequence」という名前を付けます。
  12. [DT Set Extra Attributes Sequence] コンテナー内に、[データ テーブルを構築] アクティビティをドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、[データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  13. [データ行を追加] アクティビティを、[データ テーブルを構築] アクティビティの下にドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"givenName",FirstName} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  14. 前の [データ行を追加] アクティビティの下にもう 1 つ [データ行を追加] アクティビティをドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"sn",LastName} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  15. 前の [データ行を追加] アクティビティの下にもう 1 つ [データ行を追加] アクティビティをドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"department",Department} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  16. 前の [データ行を追加] アクティビティの下にもう 1 つ [データ行を追加] アクティビティをドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"title",Title} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  17. 前の [データ行を追加] アクティビティの下にもう 1 つ [データ行を追加] アクティビティをドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"telephoneNumber",Telephone} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  18. 前の [データ行を追加] アクティビティの下にもう 1 つ [データ行を追加] アクティビティをドラッグします。

    • [列配列] フィールドに式 {"mail",Email} を追加します。
    • [データ テーブル] フィールドに変数 userAttributesDt を追加します。
  19. [DT Set Extra Attributes Sequence] コンテナー内に [切り替え] アクティビティをドラッグします。

    • [式] フィールドに値 Department を追加します。
    • [新しい case を追加] フィールドをクリックして、[ケース] フィールドに値「Marketing」を追加します。
    • [新しい case を追加] フィールドをクリックして、[ケース] フィールドに値「Sales」を追加します。
    • [新しい case を追加] フィールドをクリックして、[ケース] フィールドに値「Legal」を追加します。
    • [新しい case を追加] フィールドをクリックして、[ケース] フィールドに値「Accounting」を追加します。
  20. [Marketing] ケース コンテナー内に [複数代入] アクティビティを追加します。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 userLocation を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "OU=Marketing,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userDepartmentGroup を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "CN=DepartmentMarketing,OU=Marketing,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
  21. [Sales] ケース コンテナー内に [複数代入] アクティビティを追加します。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 userLocation を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "OU=Sales,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userDepartmentGroup を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "CN=DepartmentSales,OU=Sales,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
  22. [Legal] ケース コンテナー内に [複数代入] アクティビティを追加します。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 userLocation を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "OU=Legal,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userDepartmentGroup を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "CN=DepartmentLegal,OU=Legal,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
  23. [Accounting] ケース コンテナー内に [複数代入] アクティビティを追加します。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 userLocation を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "OU=Legal,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
    • [追加] ボタンをクリックして、[左辺値 (To)] フィールドに変数 userDepartmentGroup を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに式 "CN=DepartmentLegal,OU=Legal,OU=Employee-Onboarding,OU=Demo,DC=dev1,DC=local" を追加します。
  24. [Set User Attributes Sequence] コンテナーの下に NetIQ eDirectory の [スコープ] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで、ドロップダウン リストから [LDAP] オプションを選択します。
    • [LDAP サーバー] フィールドに変数 ldapServer を追加します。
    • [パスワード] フィールドに変数 ldapAdminPassword を追加します。
    • [ユーザー名] フィールドに変数 ldapAdminUser を追加します。
  25. NetIQ eDirectory の [スコープ] アクティビティ内に NetIQ eDirectory の [ユーザーの存在を確認] アクティビティをドラッグします。

    • ドロップダウン リストから [SAM アカウント名] オプションを選択します。
    • Values (値) フィールドに変数 userSAMAccountName を追加します。
  26. NetIQ eDirectory の [ユーザーの存在を確認] アクティビティの下に [条件分岐 (If)] アクティビティをドラッグします。

    • [条件 (Condition)] フィールドに式 Not userExists を追加します。
  27. [Then] コンテナー内に [シーケンス] アクティビティをドラッグします。
  28. [シーケンス] コンテナー内に NetIQ eDirectory の [ユーザーを作成] アクティビティをドラッグします。

    • [場所] フィールドに変数 userLocation を追加します。
    • [SAM アカウント名] フィールドに変数 userSAMAccountName を追加します。
    • [パスワード] フィールドに変数 userInitialPassword を追加します。
  29. NetIQ eDirectory の [ユーザーを作成] アクティビティの下に NetIQ eDirectory の [パスワードの変更を要求] アクティビティをドラッグします。

    • [識別名] フィールドに変数 userDN を追加します。
  30. NetIQ eDirectory の [パスワードの変更を要求] アクティビティの下に NetIQ eDirectory の [ユーザーをグループに追加] アクティビティをドラッグします。

    • [ユーザーの識別名] フィールドに変数 userDN を追加します。
    • [グループの識別名] フィールドに変数 employeesGroup を追加します。
  31. 前の NetIQ eDirectory の [ユーザーをグループに追加] アクティビティの下に NetIQ eDirectory の [ユーザーをグループに追加] アクティビティをドラッグします。

    • [ユーザーの識別名] フィールドに変数 userDN を追加します。
    • [グループの識別名] フィールドに変数 userDepartmentGroup を追加します。
  32. NetIQ eDirectory の [ユーザーをグループに追加] アクティビティの下に [メッセージをログ] アクティビティをドラッグします。

    • ドロップダウン リストから [Info] オプションを選択します。
    • "User Created: " + userSAMAccountNameMessage フィールドに追加します。
  33. [Else] コンテナー内に [シーケンス] アクティビティをドラッグします。
  34. [シーケンス]* コンテナー内に [メッセージをログ] アクティビティをドラッグします。

    • ドロップダウン リストから [Error] オプションを選択します。
    • "User already exists for sAMAccountName: " + userSAMAccountNameMessage フィールドに追加します。
  35. [メッセージをログ] アクティビティの下に [スロー] アクティビティをドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、ドロップダウン ボタンから [Error] オプションを選択します。
    • "User already exists for sAMAccountName: " + userSAMAccountNameMessage フィールドに追加します。
  36. プロセスを実行します。ロボットによって新しいディレクトリ ユーザーが作成され、関連付けられた部署の OU とグループに追加されます。

UiPath Studio でのワークフローは次のようになります。



これは、ワークフローを実行した結果です。



  • ワークフローを作成する

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