- リリース ノート
- 基本情報
- セットアップと構成
- オートメーション プロジェクト
- 依存関係
- ワークフローの種類
- ファイルの比較
- オートメーションのベスト プラクティス
- ソース管理との連携
- デバッグ
- 診断ツール
- ワークフロー アナライザー
- 変数
- 引数
- インポートされた名前空間
- レコーディング
- UI 要素
- 制御フロー
- セレクター
- オブジェクト リポジトリ
- データ スクレイピング
- 画像とテキストの自動化
- Citrix テクノロジの自動化
- RDP の自動化
- Salesforce の操作の自動化
- SAP のオートメーション
- VMware Horizon の自動化
- ログ
- ScreenScrapeJavaSupport ツール
- Webdriver プロトコル
- Test Suite - Studio
- 拡張機能
- トラブルシューティング
Studio をインストールする
UiPath.Studio.msi インストーラーでは、Studio、StudioX、Robot、Assistant をインストールできます。組織で UiPath Platform を購入した場合、または UiPath Platform の無料トライアルの一部としてインストールする場合は、Enterprise Edition のインストーラーを使用します。Community プランのユーザーの場合は、Community Edition のインストーラーを使用します。
インストーラーは UiPath Automation Cloud 内の [リソース センター] からダウンロードするか、担当のカスタマー サクセス マネージャーまたはサポート チームから入手できます。無料トライアルをリクエストするには、https://cloud.uipath.com/portal_/register にアクセスしてください。
UiPathStudio.msi
)。インストーラー自体は 1 つしかありませんが、ファイル名はデプロイやライセンスの種類によって異なり、ファイルごとにアクティベーションの方法が異なります。
-
Enterprise Edition の場合、インストーラーの名前は以下のようになります。
UiPathStudio.msi
- オンプレミスの UiPath Platform の購入後に取得した場合。UiPathStudioCloud.msi
- UiPath Automation Cloud の購入後に取得した場合。UiPathStudioOnPremTrial.msi
- オンプレミスの UiPath Platform の無料トライアルの一部として取得した場合。UiPathStudioCloudTrial.msi
- UiPath Automation Cloud の無料トライアルの一部として取得した場合。
- Community Edition の場合、インストーラーの名前は
UiPathStudioCommunity.msi
になります。
これよりも古いバージョンからの更新について詳しくは、「Studio を更新する」をご覧ください。
コマンド ラインを使用したインストール方法については、「コマンド ライン パラメーター」をご覧ください。
インストール ウィザードで [クイック] オプション (管理者権限は不要) を選択して現在のユーザーに対して既定の設定でインストールを実行するか、[カスタム] オプション (マシン単位のインストールの場合は、管理者権限が必要) を選択してインストールを設定します。
Microsoft Windows Server を使用している場合は、ユーザー単位のインストールが正常に完了しない場合があります。インストールの妨げとなるポリシーが設定されていることを示すエラーが発生する場合は、マシンの管理者が以下のいずれかを実行できます。
- レジストリ エディターを開き、レジストリ キー
HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows\Installer
でポリシーDisableMSI = 0
を設定して、すべてのアプリケーションで Windows インストーラーを有効化します。 - [カスタム] オプションを使用したインストールによって、マシン単位のインストールを実行します。
クイック インストールとカスタム インストールの相違点について詳しくは、次の表をご覧ください。
クイック |
カスタム | |
---|---|---|
インストール コンテキスト | ユーザーごと | ユーザー単位またはマシン単位 |
サポートされている Robot のインストールの種類 |
ユーザー モード |
|
インストール時の管理者権限の要否 |
いいえ |
マシン単位のインストールの場合にのみ必要です。 |
インストール ディレクトリ |
%LocalAppData%\Programs |
カスタムの場所を選択できます。既定の場所は以下のとおりです。
|
Community ライセンスによるアクティベーション |
サポート対象 |
サポート対象 |
Enterprise ライセンスによるアクティベーション |
サポート対象 |
サポート対象 |
管理者権限の要否 Orchestrator に接続する場合 |
いいえ |
サービス モードの Robot の場合にのみ必要 |
対話型サインインを使用した Orchestrator への接続 |
サポート対象 |
サポートあり
2 |
マシン キーを使用した Orchestrator への接続 |
サポート対象 |
サポート対象 |
ユーザー ログインなしの無人実行 |
サポート対象外 |
サービス モードの Robot でのみサポートあり |
1
- Unattended Robot のインストールでは、ユーザー モードは利用できません。
2
- サービス モードの Robot の場合は、最初にマシン キーを使用して Orchestrator に接続し、次に対話型サインインを使用して Orchestrator に接続するユーザーを変更する必要があります。
-
インストーラーをダブルクリックして、インストール ウィザードを起動します。
- ライセンス契約を読み、同意します。ライセンス契約の条件に同意することにより、UiPath アクティビティ パッケージとその依存関係の利用規約に暗黙的に同意する、という点にご注意ください。
-
実行するインストールの種類を選択します。
-
クイック - 以下を含む既定の設定で Studio をインストールします。
- Studio、StudioX、Assistant
- ユーザー モードの Robot
- StudioX Excel アドイン (マシンに Microsoft Excel がインストールされている場合)
- Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
- Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
- JavaScript Robot アドオン
-
Microsoft リモート デスクトップ拡張機能
Studio をすぐに起動して実行できるように、インストール パス (%localappdata%\Programs\UiPath
) と他のすべての詳細オプションが既に設定されています。この設定に管理者権限は必要ありません。Studio はユーザー単位でインストールされ、ユーザーが持つ権限の範囲内で実行されます。このオプションを選択した場合は、[インストール] をクリックして、手順 8 に進みます。追加の設定は必要ありません。このオプションは、Community Edition のユーザーにお勧めです。
-
カスタム - インストールするコンポーネントを選択し、インストールの詳細を設定します。
このオプションを選択した場合は、[構成] をクリックし、手順 4 に進みます。このオプションは、高度なユーザーおよび Enterprise Edition のユーザーにお勧めです。
-
-
カスタム インストールを選択した場合は、インストール モードを選択し、[パッケージを選択] を選択して続行します。
- 自分 (現在のユーザー) にのみインストール - ユーザー プロファイル フォルダーにインストールします。管理者権限は不要です。
-
このコンピューター上のすべてのユーザーにインストール - パッケージをすべてのユーザーに対してインストールし、より多くの連携機能や無人オートメーションにアクセスします。管理者権限が必要です。
-
インストール パッケージを選択します。
-
Automation Developer - オートメーションを作成・実行するために UiPath Studio、Assistant、Robot をインストールします。既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。
- Studio、StudioX、Assistant
- ユーザー モードの Robot
- StudioX Excel アドイン (マシンに Microsoft Excel がインストールされている場合)
- Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
- Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
- JavaScript Robot アドオン
-
Attended ロボット - 有人オートメーションを実行するために UiPath Assistant と Robot をインストールします。既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。
- Assistant
- ユーザー モードの Robot
- Windows ログイン時に Assistant を自動的に開始
- Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
- Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
- JavaScript Robot アドオン
-
Unattended Robot - 無人オートメーションを (Orchestrator 経由で) 実行するために UiPath Robot をインストールし、トラブルシューティングのために UiPath Assistant をインストールします。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーにインストールすることを選択した場合にのみ利用可能です。
既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。
- Assistant
- サービス モードの Robot
- Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
-
Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
-
- 選択したオプションを既定の設定でインストールするには、[インストール] を選択し、手順 8 に進みます。インストールをカスタマイズするには、選択したオプションの横の [詳細設定] を選択し、手順 7 に進みます。
-
インストールをカスタマイズする場合は、以下の詳細設定を行った後で [インストール] をクリックします。
-
[インストール パッケージ] タブ:
-
インストール パス - UiPath をインストールするフォルダーを選択します。既定の場所は、現在のユーザーに対してインストールする場合は %LocalAppData%\Programs、マシン上のすべてのユーザーに対してインストールする場合は %ProgramFiles% です。
注: カスタム インストール パスの選択時のセキュリティに関する考慮事項については、「デプロイのガイドライン」を参照してください。 - ライセンス コード - 必要に応じて、スタンド アロンの無料トライアル、または Enterprise Edition のライセンス キー (ある場合) を入力します。ライセンス コードを入力せずに、オンプレミスの UiPath Platform の無料トライアルの一部としてインストールする場合は、Studio の初回起動時にライセンス コードの入力を求めるメッセージが表示されます。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。
-
Robot のインストールの種類 - Robot のインストールの種類を、[サービス モード] (無人オートメーションの実行に推奨されるオプション) または [ユーザー モード] (オートメーションの作成とテスト、および有人オートメーションの実行に推奨されるオプション) から選択します。詳しくは、『Robot ガイド』の「ロボットの種類」をご覧ください。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージで利用可能です。
注: 対話型サインインを有効化するには、Robot をユーザー モードでインストールしてください。Robot をサービス モードでインストールすると、マシン キーを使用して Orchestrator に接続できます。 -
Orchestrator サービス URL - ユーザーが対話型サインインを使用して接続する Orchestrator インスタンスの URL を定義できます。指定した URL は
uipath.config
ファイルに保存されます。このオプションは、インストールの種類としてユーザー モードを選択した場合にのみ使用できます。- クライアント ID とクライアント シークレット - このオプションは、ロボットをサービス モードでインストールする場合にのみ使用できます。インストール時にクライアント ID とクライアント シークレットを使用してロボットを Orchestrator に接続できます。
- Windows ログイン時に Assistant を自動的に開始 - Windows へのログイン時に Assistant を起動します。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージで利用可能です。
- 自動的にサインイン - Azure Active Directory で SSO を使用するよう設定されている環境では、お使いのアカウントへの自動認証を有効化できます。このオプションは、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージのユーザー モード インストールで利用できます。
-
-
[拡張機能] タブ:
-
インストールする拡張機能とアドオンを選択します。Excel アドイン、Java 向け拡張機能、Chrome 向け拡張機能、Edge Chromium 向け拡張機能、Firefox 向け拡張機能、JavaScript Robot アドオン、Citrix 向け拡張機能、VMware 向け拡張機能、Microsoft リモート デスクトップ拡張機能、SAP Solution Manager プラグインから選択できます。
Chrome または Edge Chromium がマシンにインストールされている場合は、対応する拡張機能が既定で選択されます。
JavaScript Robot アドオンは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに利用可能で、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージには既定で選択されています。
SAP Solution Manager は、マシンに SAP Connector for Microsoft がインストールされていて、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときにのみ利用可能です。このオプションを選択する場合は、[ホスト] ボックスに SAP Solution Manager インスタンスのホスト名または IP アドレスを入力します。
Excel アドインは Automation Developer パッケージでのみ利用可能で、マシンに Excel がインストールされている場合は既定で選択されます。
Java、Citrix、VMWare の拡張機能は、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。
- 既定のダウンロード場所 - アクティビティ パッケージをダウンロードするカスタムの場所を入力します。既定では、
%userprofile%\.nuget\packages
に保存されます。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。 - オンライン フィードを無効化 - アクティビティ パッケージのオフィシャル フィードおよび Marketplace オンライン フィードを無効化するかどうかを選択します。このオプションは既定では選択されていません。オフライン環境で作業している場合にお勧めします。
-
-
[セキュリティ] タブ:
- 署名済みパッケージのみ実行 - 署名済みパッケージのみを実行するよう Robot に要求します。このオプションは既定で選択されていません。
- セキュリティで保護された XAML を無効化 - Windows サービスとしてインストールされた Robot に対して XAML ファイルのセキュリティを無効化します。XAML ファイルが保護されていないと、ユーザーがプロセス ファイルとロジックを読み取って変更できます。このオプションは既定で選択されていません。
-
テレメトリを無効化 - Studio と Robot における匿名の使用状況データの収集機能を無効化します。このオプションは既定で選択されていません。
- [インストール] をクリックし、インストールが完了するまで待ってから、[UiPath Studio を起動] をクリックします。Studio のアクティベーション方法の詳細については、「Studio をアクティベーションする」をご覧ください。
-
インストール コンテキスト | 高度な設定 | パッケージ | ロボットの種類 | インストールの種類 |
---|---|---|---|---|
クイック | N/A | N/A | ユーザー モードの Robot | ユーザー単位のインストール |
カスタム | 自分 (現在のユーザー) にのみインストール | Automation Developer | ユーザー モードの Robot | ユーザー単位のインストール |
Attended ロボット | ユーザー モードの Robot | ユーザー単位のインストール | ||
このコンピューター上のすべてのユーザーにインストール | Automation Developer | ユーザー モードの Robot | マシン単位のインストール | |
Attended ロボット | ユーザー モードの Robot | マシン単位のインストール | ||
Unattended ロボット | サービス モードの Robot | マシン単位のインストール |
さまざまな一括デプロイ ツールを使用して、Studio、Robot、Assistant を複数の仮想マシンまたは物理マシンにデプロイできます。実行する手順は、組織で使用されているインフラストラクチャとデプロイ ツールによって異なります。デプロイを実行する前に考慮すべき一般原則がいくつかあります。たとえば、対象のコンピューターは次の条件を満たす必要があります。
- ハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしている
- 同じオペレーティング システムで実行される
- 同じネットワーク グループに含まれる
- インストールのプッシュ元のリソースにアクセスできる
一括デプロイで利用可能なオプションは次のとおりです。
- 高可用性ネットワーク ストレージを使用したインストーラーの再頒布
-
System Center Configuration Manager (SCCM) を使用したデプロイ
SCCM を使用する場合、次のことを考慮にいれます。
- インストールされるバージョンは、アドバタイズされたバージョンと一致している
- インストールは、コマンド ラインからサイレント モードで実行する必要がある
- グループ ポリシーを使用したデプロイ
- リモート デスクトップ サービスを使用したデプロイ
- PDQ Deploy などのサードパーティ ソリューションを使用したデプロイ
- Citrix DaaS を使用したデプロイ