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Automation Suite インストール ガイド
Last updated 2024年11月4日

自動: クラスターのバックアップを有効化する

はじめる前に

注:
  • クラスターをバックアップおよび復元するための前提条件が満たされていることを確認してください。
  • uipathctl.sh スクリプトを使用する環境が準備されていることを確認してください。詳細については、「uipathctl.sh を使用する」をご覧ください。
  • このページの手順では、外部データソースのバックアップ (SQL Server など) の有効化はできません。外部データ ソースのバックアップは、別途有効化する必要があります。

Ansible は Automation Suite クラスター内のすべてのサーバー ノードのバックアップの自動化に使用されます。サーバー ノードには、すべてのデータおよび etcd 構成が保存されます。そのため、サーバー ノードのバックアップのみ作成のみを行う必要があります。

次の図では、Node Server 1 (または Ansible ホスト ノード) が Ansible を使用して、すべてのサーバー ノードでバックアップ構成を管理しています。エージェントおよび専用の Task Mining または GPU ノードでバックアップを有効化する必要はありません。



注:
バックアップの段階では、Ansible の inventory.ini ファイルを指定する必要はありません。uipathclt.sh スクリプトを実行すると、ユーザーに代わって既存のクラスターからこのファイルが生成されます。
ただし、クラスターを復元する際には、 inventory.ini ファイルを復元スクリプトに指定する必要があります。これは、このファイルを生成するクラスターが確立されていないためです。

バックアップを構成する

バックアップを構成するには、次の手順に従います。

  1. Ansible のホスト ノードとして以前に識別したサーバー ノードにログインし、インストーラー フォルダーに移動します。インストーラーは /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer フォルダーにあります。
  2. バックアップを有効化するには、基本パラメーターを指定して次のコマンドを実行します。自身の環境に該当するパラメーター値を使用してください。
    ./uipathctl.sh configure-backup --install-type online --backup-endpoint "10.0.0.1" --backup-mount "/asbackup" --backup-name "mycluster"./uipathctl.sh configure-backup --install-type online --backup-endpoint "10.0.0.1" --backup-mount "/asbackup" --backup-name "mycluster"
    

基本パラメーター

パラメーター

値 (Value)

--install-type

設定可能な値: online および offline

--backup-endpoint

NFS サーバーのエンドポイントです。IP アドレスまたは NFS サーバーの FQDN を指定します。

例:

IP アドレス – 10.0.0.1
FQDN – mynfs.mycompany.com

--backup-mount

バックアップ データを保存するディスクをマウントした NFS サーバー上の場所です。これは絶対ファイル パスです。

例: /asbackup

--backup-name

Automation Suite クラスターに関連付けるバックアップの名前です。バックアップ データが保存される --backup-mount の場所下のフォルダーを作成する際に、同じ名前が使用されます。このパラメーターの値は、ファイル パスではなく名前である必要があります。

例:

許容値 – mycluster
正しくない値 – /asbackup/mycluster

--backup-config

--backup-endpoint--backup-mount--backup-name の代わりです。バックアップの構成時に uipathctl.sh スクリプトにbackup.json ファイルを指定できます。詳細については、「バックアップ構成を準備する」セクションをご覧ください。

詳細パラメーター

パラメーター

値 (Value)

--ansible-username

すべてのノードへの SSH 接続に使用するユーザー名を指定します。既定では、現在のユーザーが設定されます。すべてのノードで異なるユーザー名を使用する場合は、このパラメーターを使用するのではなく、inventory.ini ですべてのノードのユーザー名を設定して、スクリプトに渡します。

例:

スクリプトの実行中は、ユーザー名 myadminuser でログインします。一方で、SSH を介して接続するときにユーザー名 testadmin を使用する場合は、このパラメーターを設定するときに testadmin を使用する必要があります。

--inventory

既存の Ansible のインベントリ ファイルを指定します。指定しない場合は、既存のクラスターから基本の構成を持って自動的に生成されます。

より細かく制御したい特定のシナリオでは、独自のインベントリ ファイルを指定できます。たとえば、クラスター内のすべてのノードに対して異なる SSH ユーザー名や SSH キーを使用する場合が考えられます。

詳しくは、「Ansible inventory.ini ファイルを生成する」をご覧ください。

注: バックアップが作成されると、restore.json ファイルが生成され、 /var/tmp/uipathctl_<version>/restore.json に保存されます。このファイルは、復元シナリオで使用できます。
  • はじめる前に
  • バックアップを構成する
  • 基本パラメーター
  • 詳細パラメーター

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