Automation Suite
2022.4
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Automation Suite インストール ガイド
最終更新日 2024年4月24日

自動、オフライン: クラスターを復元する

はじめる前に

  • 前提条件が満たされていることを確認します。
  • バックアップ クラスターでバックアップが無効化されていることを確認します。クラスターの復元中に新しいバックアップが作成されると、不整合が発生します。詳細については、「自動: クラスターのバックアップを無効化する」をご覧ください。
  • すべての復元ノードで、パッケージの wget、unzip、jq を使用できることを確認してください。
  • 外部データソースは、すべて同じ (SQL Server) である必要があります。
  • クラスターの復元を実行する前に NFS サーバーを再起動する必要があります。再起動するには NFS サーバー ノードで次のコマンドを実行します。 systemctl restart nfs-server
  • 復元クラスターは、バックアップ クラスターと同じ FQDN である必要があります。
  • uipathctl.sh コマンドを使用する環境が準備されていることを確認してください。詳細については、「uipathctl.sh を使用する」をご覧ください。
  • クラスターの復元時には、Ansible ホスト ノードの IP アドレスとすべてのノードへ SSH 接続する方法に関する情報を含む inventory.ini ファイルを指定する必要があります。復元プロセスの時点ではクラスターは存在しないため、 uipathctl.sh スクリプトでこのファイルを自動的に生成することはできません。

    インストールの種類

    構成手順

    要件

    オフラインのシングルノードの評価モード

    以下のファイルをダウンロードします。

    • sf-installer.zip必須です。ダウンロード手順については「sf-installer.zip」をご覧ください。
    • sf-infra.tar.gz必須です。ダウンロード手順については「sf-infra.tar.gz」をご覧ください。

    オフラインのマルチノードの高可用性対応の運用環境モード

    以下のファイルをダウンロードします。

    • sf-installer.zip必須です。ダウンロード手順については「sf-installer.zip」をご覧ください。
    • sf-infra.tar.gz必須です。ダウンロード手順については「sf-infra.tar.gz」をご覧ください。
Ansible は、Automation Suite クラスターの復元プロセスを自動化します。次の図では、Ansible ホスト ノードであるノード Server 1 が、Ansible を使用してクラスター内のすべてのノードの復元を管理します。


復元プロセスを準備する

  1. Ansible ホスト ノードとして識別したサーバー ノードにログインします。
  2. インストーラーをホストする /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer フォルダーを作成します。
    # Become root
    sudo su -
    
    # Replace {version} with actual installer version
    
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    chmod -R 777 /opt/UiPathAutomationSuite# Become root
    sudo su -
    
    # Replace {version} with actual installer version
    
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    chmod -R 777 /opt/UiPathAutomationSuite
  3. 復元の構成を含む restore.json ファイルを /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer フォルダーにコピーします。詳細については、「復元構成を準備する」をご覧ください。
    # Replace {version} with actual installer version
    
    cp /path/to/restore.json /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    cp /path/to/sf-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    cp /path/to/sf-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/{version}# Replace {version} with actual installer version
    
    cp /path/to/restore.json /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    cp /path/to/sf-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    cp /path/to/sf-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/{version}
  4. sf-installer.zip ファイルを解凍します。
    # Navigate to installer folder. Replace {version} with actual installer version
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    
    unzip sf-installer.zip -d .# Navigate to installer folder. Replace {version} with actual installer version
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    
    unzip sf-installer.zip -d .

クラスターを復元する

クラスターを復元するには、 uipathctl.sh スクリプトに以下のファイルを指定する必要があります。
  • inventory.ini – このファイルには、クラスター内のすべてのノードの情報と SSH の詳細が含まれます。クラスターの復元の時点ではクラスターは存在しないため、 uipathctl.sh スクリプトは inventory.ini ファイルを自動的に生成できません。
  • restore.json – このファイルには、復元の構成が含まれています。詳細については、「復元の構成を準備する」をご覧ください。

クラスターを復元するには、基本パラメーターを使用して次のコマンドを実行します。自身の環境に該当するパラメーター値を使用してください。

./uipathctl.sh restore --install-type online --restore-config ./restore.json --inventory ./inventory.ini --offline-infra-bundle ../sf-infra.tar.gz./uipathctl.sh restore --install-type online --restore-config ./restore.json --inventory ./inventory.ini --offline-infra-bundle ../sf-infra.tar.gz

基本パラメーター

パラメーター

説明

--install-type

設定可能な値: online および offline
このページではオンラインでの手順について説明しているので、 offline 値を選択します。

--restore-config

このファイルに復元の構成が含まれます。

詳細については、「復元の構成を準備する」をご覧ください。

--inventory

このファイルには、クラスター内のすべてのノードの情報と SSH の詳細が含まれます。

詳しくは、「Ansible inventory.ini ファイルを生成する」をご覧ください。

詳細パラメーター

パラメーター

説明

--ansible-username

すべてのノードへの SSH 接続に使用するユーザー名を指定します。既定では、現在のユーザーが設定されます。

すべてのノードで異なるユーザー名を使用している場合は、このパラメーターを使用するのではなく、 inventory.ini ですべてのノードのユーザー名を設定して、スクリプトに渡します。
例: スクリプトの実行中は、ユーザー名 myadminuser としてログインしています。一方で、SSH を介して接続するときにユーザー名 testadmin を使用する場合は、このパラメーターの値を設定するときは testadmin を使用する必要があります。

Cluster_config.json を復元する

クラスター復旧後、今後参照するために cluster_config.json を回復することもできます。クラスターに新しいノードを追加する際やアップグレードをする際に、このファイルが必要になることがあります。
cluster_config.json を復元するには、任意のサーバー ノードから次のコマンドを実行します。
./configureUiPathAS.sh config get -o ./cluster_config.json./configureUiPathAS.sh config get -o ./cluster_config.json
重要:

復元したクラスターではバックアップが有効化されていません。バックアップを有効化する場合は、「自動: クラスターのバックアップを有効化する」をご覧ください。

クラスターの復元は、べき等の操作ではありません。復元に失敗した場合は、操作をリトライする前に、以下のいずれかの手順を実行してください。

信頼ストアに CA 証明書を追加する

クラスターの復元後、復元した仮想マシンの信頼ストアに CA 証明書を追加してください。詳しくは、以下のページをご覧ください。

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