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Studio ガイド

最終更新日時 2024年12月17日

MV3 拡張機能に関する既知の問題

入力メソッドが [シミュレート] に設定された [クリック] アクティビティが Web ページの特定の要素で失敗する

入力メソッドが [シミュレート] に設定された [クリック] アクティビティが、javascript: という URI を含むクリック ハンドラーが設定された HTML 要素に対して機能しません。


この場合、シミュレートされたクリックは無効となり、エラーは報告されません。

これは Chromium のバグとして報告されました。この形式のクリック ハンドラーが設定された HTML 要素は非常に少ないため、この問題はまれにしか発生しません。

回避策

この問題の回避策は 2 つあります。

  1. ワークフロー内の失敗する [クリック] アクティビティを特定し、入力メソッドを [シミュレート] から他のいずれかの入力メソッド (Chromium API、ハードウェア イベント、ウィンドウ メッセージ) に変更します。
  2. UiPath.UIAutomation.Activities パッケージを v22.12 以降にアップグレードして、[プロジェクト設定][MV3 拡張機能使用時のクリックをシミュレートの回避策を有効化] オプションを使用します。

[UiPath Web Automation] ブラウザー ウィンドウに警告が表示される

ChromeNativeMessaging.exe が起動できない場合は、[UiPath Web Automation] ブラウザー ウィンドウに「UiPath Platform と通信できません。拡張機能のネイティブ部分が正しく構成されていません。」という警告が表示されます。

UiPath Studio から拡張機能を再インストールします。



[JS スクリプトを挿入] アクティビティを使用してページ変数やページ コードにアクセスできなくなった

既定で、[JS スクリプトを挿入] アクティビティを使用してページ変数 (jQuery $ など) にアクセスしたり、ページ コードを操作 (例: window.alert) したりできなくなりました。[JS スクリプトを挿入] アクティビティではエラーは発生しませんが、スクリプトの実行は失敗し、「Refused to execute inline script because it violates the following Content Security Policy directive」というエラー メッセージがブラウザーの DevTools (F12 キー) に表示されます。


これは、MV3 プラットフォームによる制限です。

この問題を修正するには、[JS スクリプトを挿入] アクティビティの [実行環境] で [ページ] オプションを選択します。

このプロパティは UiPath.UIAutomation.Activities v22.12.0-preview 以降で使用できます。

既存の JavaScript コードへの変更は必要ありません。また、[実行環境] で [ページ] オプションを選択すると、MV2 と MV3 の両方の拡張機能で機能します。

[ブラウザーを開く] アクティビティのタイムアウトが短すぎる

MV3 拡張機能の場合、ブラウザーは Web ページが読み込まれた後に拡張機能を読み込みます。つまり、マシンの速度が遅い場合、v22.10 以前の UiPath.UiAutomation.Activities アクティビティの [ブラウザーを開く] アクティビティでは、拡張機能が開始される前に 20 秒の内部タイムアウトに達する可能性があります。

v22.12.0-preview より、[ブラウザーを開く] アクティビティの内部タイムアウトの値を 20 秒から 60 秒に引き上げました。

ブラウザーの起動タイムアウトを長く設定しなければならない場合のために、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティと [ブラウザーを開く] アクティビティからタイムアウトを設定できるようになりました。以下のプロジェクト設定が追加されています。

また、タイムアウトは UIPATH_OPEN_BROWSER_TIMEOUT_SECONDS 環境変数を使用して設定することもできます。たとえば、アクティビティのタイムアウトを 120 秒にするには UIPATH_OPEN_BROWSER_TIMEOUT_SECONDS=120 と設定します。

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