- リリース ノート
- 基本情報
- セットアップと構成
- オートメーション プロジェクト
- 依存関係
- ワークフローの種類
- ファイルの比較
- オートメーションのベスト プラクティス
- ソース管理との連携
- デバッグ
- 診断ツール
- ワークフロー アナライザー
- 変数
- 引数
- インポートされた名前空間
- コード化されたオートメーション
- トリガーベースの有人オートメーション
- レコーディング
- UI 要素
- 制御フロー
- セレクター
- オブジェクト リポジトリ
- データ スクレイピング
- 画像とテキストの自動化
- Citrix テクノロジの自動化
- RDP の自動化
- Salesforce の操作の自動化
- SAP のオートメーション
- VMware Horizon の自動化
- ログ
- ScreenScrapeJavaSupport ツール
- Webdriver プロトコル
- Test Suite - Studio
- 拡張機能
- トラブルシューティング
MV3 拡張機能に関する既知の問題
javascript:
という URI を含むクリック ハンドラーが設定された HTML 要素に対して機能しません。
この場合、シミュレートされたクリックは無効となり、エラーは報告されません。
これは Chromium のバグとして報告されました。この形式のクリック ハンドラーが設定された HTML 要素は非常に少ないため、この問題はまれにしか発生しません。
回避策
この問題の回避策は 2 つあります。
- ワークフロー内の失敗する [クリック] アクティビティを特定し、入力メソッドを [シミュレート] から他のいずれかの入力メソッド (Chromium API、ハードウェア イベント、ウィンドウ メッセージ) に変更します。
- UiPath.UIAutomation.Activities パッケージを v22.12 以降にアップグレードして、[プロジェクト設定] の [MV3 拡張機能使用時のクリックをシミュレートの回避策を有効化] オプションを使用します。
DeveloperToolsAvailability には、次のいずれかの値が設定可能です。
- 0 = 企業ポリシーによってインストールされた拡張機能でのデベロッパー ツールの使用を禁止し、その他の状況におけるデベロッパー ツールの使用を許可する
- 1 = デベロッパー ツールの使用を許可する
- 2 = デベロッパー ツールの使用を禁止する
1
に設定して拡張機能の完全な機能を有効化します。
この値は、拡張機能をインストールすると自動的に正しく設定されますが、システム管理者がこのポリシーに別の値を設定している場合は上書きされます。
DeveloperToolsAvailability を 1 以外の値に設定すると、以下のような問題が発生します。
0
に設定すると、次の問題が発生します。
- この制限が設定されると、UiPath Chrome 拡張機能 v22.4 は一切機能しません。v22.10 の拡張機能へのアップグレードを検討してください。このバージョンは、UiPathStudio.msi 2022.4.4 を実行することで利用可能です。
- UiPath Chrome 拡張機能 v22.10 の適用は、LTS バージョンの UI Automation (19.10.x、20.10.x、21.10.x、22.4.x) のみに制限されます。
- [JS スクリプトを挿入] アクティビティは機能しません。
2
に設定すると、次の問題が発生します。
DeveloperToolsAvailability=0
に設定されている場合の制限がすべて適用されます。- 入力メソッド [Chromium API] は機能しません。
ChromeNativeMessaging.exe
が起動できない場合は、[UiPath Web Automation] ブラウザー ウィンドウに「UiPath Platform と通信できません。拡張機能のネイティブ部分が正しく構成されていません。」という警告が表示されます。UiPath Studio から拡張機能を再インストールします。
「ChromeNativeMessaging.exe が実行中かどうかを確認する」をご覧ください。
jQuery $
など) にアクセスしたり、ページ コードを操作 (例: window.alert
) したりできなくなりました。[JS スクリプトを挿入] アクティビティではエラーは発生しませんが、スクリプトの実行は失敗し、「Refused to execute inline script because it violates the following Content Security Policy directive
」というエラー メッセージがブラウザーの DevTools (F12 キー) に表示されます。
これは、MV3 プラットフォームによる制限です。
この問題を修正するには、[JS スクリプトを挿入] アクティビティの [実行環境] で [ページ] オプションを選択します。
このプロパティは UiPath.UIAutomation.Activities v22.12.0-preview 以降で使用できます。
既存の JavaScript コードへの変更は必要ありません。また、[実行環境] で [ページ] オプションを選択すると、MV2 と MV3 の両方の拡張機能で機能します。
MV3 拡張機能の場合、ブラウザーは Web ページが読み込まれた後に拡張機能を読み込みます。つまり、マシンの速度が遅い場合、v22.10 以前の UiPath.UiAutomation.Activities アクティビティの [ブラウザーを開く] アクティビティでは、拡張機能が開始される前に 20 秒の内部タイムアウトに達する可能性があります。
v22.12.0-preview より、[ブラウザーを開く] アクティビティの内部タイムアウトの値を 20 秒から 60 秒に引き上げました。
ブラウザーの起動タイムアウトを長く設定しなければならない場合のために、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティと [ブラウザーを開く] アクティビティからタイムアウトを設定できるようになりました。以下のプロジェクト設定が追加されています。
-
[UI Automation クラシック] → [ブラウザー] → [[ブラウザーを開く] アクティビティのタイムアウト (秒)]
-
[UI Automation モダン] → [アプリケーション/ブラウザー] → [[ブラウザーを開く] アクティビティのタイムアウト (秒)]
UIPATH_OPEN_BROWSER_TIMEOUT_SECONDS
環境変数を使用して設定することもできます。たとえば、アクティビティのタイムアウトを 120 秒にするには UIPATH_OPEN_BROWSER_TIMEOUT_SECONDS=120
と設定します。