ドキュメントを墨消し

UiPath.IntelligentOCR.Activities.Redaction.RedactDocument

説明

[ドキュメントを墨消し] アクティビティは、元の入力 PDF (ドキュメント パスとして指定) と、[抽出結果] および [墨消しする単語] 入力フィールドに基づいて、墨消し PDF を生成します。

[ドキュメントを墨消し] アクティビティは、ドキュメント オブジェクト モデルを使用して PDF 内で特定されたすべての単語の場所にアクセスします。一方、[抽出結果] フィールドと [墨消しする単語] フィールドは以下のように、墨消しする必要があるデータの入力として使用されます。

• [墨消しする単語] 入力配列の各エントリは、ドキュメント内で墨消しする単語の連続検索を行うための文字列と見なされます。大文字と小文字は区別されません。
• 参照がある [抽出結果] の値は、この参照値 (値の参照としての顧客領域の選択を含む) に基づいて墨消しされます。標準フィールドと表のセルの両方が墨消しされます。
• 参照のない [抽出結果] の値 ([参照が必要] が False に設定されているフィールドに参照なしで追加された値) は、[墨消しする単語] フィールドのエントリと同様に見なされます。つまり、入力ドキュメント内に出現するその特定のテキストはすべて墨消しされます。

このアクティビティはドキュメント オブジェクト モデルを使用して単語を検索します。あいまい一致は使用できません。

非常に機密性の高いドキュメントを扱う場合は、抽出結果の人間による検証を行い、参照ベースの値と選択を使用することを強くお勧めします。これにより、墨消しが必要なすべてのデータが包括的にレビューされ、OCR エラーや語順の問題が最終的な墨消しの結果に影響を与える可能性が最小限に抑えられます。

プロジェクトの対応 OS

Windows - レガシ | Windows

構成

デザイナー パネル

入力

• ドキュメント パス: 墨消しするドキュメントへのパスです。
• ドキュメント オブジェクト モデル: [ドキュメントをデジタル化] アクティビティから取得される、文書化された入力のドキュメント オブジェクト モデルです。
• 抽出結果 (任意): データ抽出処理の抽出結果です。ExtractionResult 変数に格納されます。[データ抽出スコープ] アクティビティから取得できます。
• 墨消しする単語 (任意): [抽出結果] 入力フィールドから取得されるデータに加えて、墨消しされる文字列のリスト。
• 出力ファイル: 墨消しした PDF を保存する出力ファイル パスです。

プロパティ パネル

共通

• 表示名: アクティビティの表示名です。

入力

• ドキュメント パス: 墨消しするドキュメントへのパスです。
• ドキュメント オブジェクト モデル: [ドキュメントをデジタル化] アクティビティから取得される、文書化された入力のドキュメント オブジェクト モデルです。
• 抽出結果 (任意): データ抽出処理の抽出結果です。ExtractionResult 変数に格納されます。[データ抽出スコープ] アクティビティから取得できます。
• 墨消しする単語 (任意): [抽出結果] 入力フィールドから取得されるデータに加えて、墨消しされる文字列のリスト。
• 出力ファイル: 墨消しした PDF を保存する出力ファイル パスです。

その他

• プライベート: オンにすると、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

出力

• 出力ファイル: 墨消しされた情報を含む出力ファイルです。

墨消しの設定

• 枠線の色: 墨消しに使用する枠線の色です。
• 枠線の太さ: 墨消しに使用する枠線の太さです。
• 解像度: 墨消しされた PDF に埋め込まれた画像の品質を表す DPI の値です。
• 塗りつぶしの色: 墨消しに使用する塗りつぶしの色です。