XPS ファイルを読み込む

以下に、[XPS のテキストを読み込み] または [OCR で XPS を読み込み] アクティビティを使用して .xps ファイルの読み取り、データの抽出、2 つのメッセージ ボックスでの出力の提供を行う手順の例を説明します。これらのアクティビティは、UiPath.PDF.Activities パッケージに含まれています。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。

2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

   • 次の変数を作成します。

     変数名	変数の型	既定値
     ExactString	文字列
     ExtractWithOCRString	文字列

     注: 同じ場所からプロセス全体を実行できるように、.xps ファイルをプロジェクト ディレクトリに追加します。

3. [シーケンス] コンテナー内に [XPS のテキストを読み込み] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [ファイル名] フィールドに式 "XPSTextDemo.xps" を追加します。
   • [Range] フィールドに値 "All" を追加します。
   • [テキスト] フィールドに変数 ExactString を追加します。

4. [XPS のテキストを読み込み] アクティビティの下に [メッセージ ボックス] アクティビティを配置します。

   • [プロパティ] パネルで [ボタン] ドロップダウン リストから [Ok] オプションを選択します。
   • [テキスト] フィールドに変数 ExactString を追加します。
   • 前面で常にメッセージ ボックスを表示しておくため、[最前面] オプションのチェック ボックスを選択します。

5. [メッセージ ボックス] アクティビティの下に [OCR で XPS を読み込み] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [ファイル名] フィールドに式 "XPSOCRDemo.xps" を追加します。
   • [並列度] フィールドに値 1 を追加します。
   • [Range] フィールドに値 "1" を追加します。
   • [テキスト] フィールドに変数 ExtractWithOCRString を追加します。
6. [OCR で XPS を読み込み] アクティビティの内部に Microsoft OCR エンジンを配置します。

7. [OCR で XPS を読み込み] アクティビティの下に [メッセージ ボックス] アクティビティをドラッグします。

   • 式 ExtractWithOCRString を [テキスト] フィールドに追加します。
   • [プロパティ] パネルで [ボタン] ドロップダウン リストから [Ok] オプションを選択します。
   • 前面で常にメッセージ ボックスを表示しておくため、[最前面] オプションのチェック ボックスを選択します。

   • ワークフローは次のようになります。

     
     

     

     
     
8. プロセスを実行します。ロボットは、指定されたプロセスを使用してデータを抽出し、2 つのメッセージ ボックスに出力します。

こちらからサンプルをダウンロードできます。