Document Understanding アクティビティについて

Document Understanding アクティビティを使用すると、ドキュメントの解釈を自動化するためにドキュメントを処理、分類、抽出できます。

Document Understanding アクティビティは、ドキュメントの処理に重要なものです。システムがドキュメントの意味を解釈して、そのドキュメントから情報を抽出することができるため、完全なドキュメント処理が可能になります。ドキュメント分類およびデータ抽出方法を使用して、異なる構造を持つ複数のドキュメントの情報を抽出および解釈できます。

おおまかに言うと、ドキュメントは以下の 5 つの基本ステップで処理されます。

• 抽出するドキュメントの種類とデータを定義する
• テキストとその場所を指定する
• 指定したリストのドキュメントを分類する
• 情報を抽出する
• 抽出したデータを人間が確認する

その後、抽出データをエクスポートして必要な方法で消費できます。

Document Understanding アクティビティには、以下のパッケージが含まれています。

• Document Processing Contracts: Document Understanding フレームワークとの連携に使用するデータ構造とインターフェイスが含まれています。
• Document Understanding Digitizer: デジタル化関連の機能を含むライブラリです。
• Document Understanding ML: Document Understanding ワークフロー用のマシン ラーニング モデルを統合するアクティビティが含まれています。
• Document Understanding OCR Local Server: アクティビティは含まれていませんが、このパッケージをプロジェクトにインストールすると、ローカルのロボット端末で実行される UiPath Document OCR を使用できるようになります。
• Document Understanding Process: ログ、例外処理、リトライのメカニズム、および Document Understanding ワークフローですぐに使えるあらゆるメソッドを提供するテンプレートです。
• Document Understanding: ドキュメントを処理できます。
• Intelligent OCR: ドキュメント処理ワークフローを有効化するためのインフラストラクチャが含まれています。
• ML サービス: テナントで使用可能なすべての ML スキルを取得および呼び出したり、ファイルのアップロードやラベル付けタスクの作成を行ったりすることができます。
• OCR: UiPath 社内で開発された OCR エンジンを使用する [UiPath Screen OCR] および [UiPath Document OCR] アクティビティが含まれています。
• OCR Contracts: 新しい OCR エンジンの開発に必要なコントラクトが含まれています。
• OmniPage: OmniPage OCR エンジンを使用して、指定した UI (ユーザー インターフェイス) 要素または画像からデータを抽出する OmniPage OCR アクティビティが含まれています。
• PDF: PDF および XPS ファイルからデータを抽出するためのアクティビティが含まれています。

モダン プロジェクトとアクティビティ

Document Understanding モダン プロジェクトと Document Understanding アクティビティを最適に利用するには、「アクティビティまたは API ベースの制限事項」で現在の仕様とパラメーターを確認してください。

プロジェクトの対応 OS

以下の表を使用して、プラットフォームとアクティビティ パッケージ間の相互運用性を確認します。

表 1. Document Understanding アクティビティのプロジェクトの対応 OS

	Windows - レガシ Studio プロジェクト	Windows (モダン) Studio プロジェクト	クロスプラットフォーム Studio プロジェクト
Document Understanding ML
Document Understanding OCR ローカル サーバー
Document Understanding アクティビティ
IntelligentOCR
ML サービス
OCR
OCR Contracts
OmniPage
PDF