分類ステーションを使用する

分類ステーションでは、ドキュメント分類情報の実行、レビュー、修正を行うことができます。ステーションを開くと、分類情報が処理されているファイルとともに表示されます。[ドキュメントを分割] オプションを使用するとドキュメントを整理できます。この機能の詳細については、このページの「その他の分類オプション」をご覧ください。

図 1. サンプル ドキュメントを分類する場所である分類ステーションの概要

ドキュメント表示セクション

分類ステーションの右側の領域には、デジタル化プロセスの出力に基づいて、元のドキュメントのインタラクティブ バージョンが表示されます。ここでは、テキストまたはドキュメントを選択し、単語をクリックできます。また、この領域には、ズーム (拡大/縮小)、ページの選択と回転、ドキュメント内の検索、またはテキスト ビューへの切り替えのオプションがあります。

図 2. ドキュメントの各部分を選択できる場所である分類ステーションの対話型の領域の概要

以下の表に、分類ステーション画面の右側の領域で利用可能なオプションとその説明を示します。この領域では、ドキュメントを操作し、ドキュメントのさまざまな部分を選択できます。

表 1. 分類ステーションでドキュメントを操作するために利用可能なオプションとその説明

オプション	説明
	分類ステーションでサポートされている使用可能なすべてのキーボード ショートカットを表示します。以下が含まれます。 - キーボード ショートカット - パネルの位置を左から右に切り替えます。
	ドキュメントのテキスト ビューと画像ビューを切り替えます。 - 画像ビュー - テキストのみのビュー
注: [テキストのみのビュー] オプションがアクティブな場合にのみアクティブになります。	テキスト ビューにおける選択モードを設定します。以下のオプションが含まれます。 - テキスト - トークン
	画像ビューにおける選択モードを設定します。以下のオプションが含まれます。 - トークン - カスタム領域 - 選択後に選ぶ
	現在のページを時計回りに回転します。
	分類ステーションが使用するドキュメントの結果間の検索を開始します。
	ドキュメントのズーム レベルをリセットします。このオプションは、ドキュメントが以前に拡大または縮小されている場合にのみ有効化されます。
	ドキュメントを拡大表示します。
	ドキュメントを縮小表示します。 注: 拡大/縮小には、Ctrl + マウス ホイールのスクロールの組み合わせも使用できます。Ctrl + 上スクロールはドキュメントの限定された領域を表示します。Ctrl + 下スクロールはドキュメントのより広い領域を表示します。

分類ステーションでドキュメントを操作する

このセクションでは、分類ステーションでドキュメントを操作するために利用可能なオプションの使用方法について説明します。

画像ビュー内で [カスタム領域] オプションを使用してドキュメントの一部を選択するには、次の手順を実行します。

1. 画像ビューが選択されていることを確認します。
2. [トークン] を選択してから [カスタム領域] を選択します。
3. ドキュメント内の目的の領域を選択します。
4. 左側でドキュメントの [その他のオプション] に移動し、[参照を変更] または [参照を削除] を選択します。

図 3. 画像ビューでのカスタム領域の選択方法を示すアニメーション画像

画像ビュー内で [カスタム領域] オプションを使用してドキュメントの一部を選択する方法と同じように、テキスト ビュー内でも同じ操作を実行します。唯一の違いは、テキスト ビューを選択することです。

図 4. テキスト ビューでのカスタム領域の選択方法を示すアニメーション画像

キーボード ショートカット

分類ステーションでの人の操作を最適化するためのキーボード ショートカットが数多くあります。できる限り使用することをお勧めします。これらは、[キーボード ショートカット] ポップアップで確認できます。

キーボード ショートカットの使用を開始するには、[その他のオプション] に移動し、[キーボード ショートカット] を選択して、[キーボード ショートカットを有効化] を選択します。

以下のリストに、利用可能なキーボード ショートカットと、それらのキーボード ショートカットについての説明が記載されています。

• 分類
  • n: 次のフィールドに移動します。
  • p: 前のフィールドに移動します。
  • s: 選択したページの後で分割します。
  • h: グループ参照を強調表示します。
  • a: 参照を追加/変更します。
  • DEL: 参照を削除します。
  • m + 上矢印キー↑: すべてのページを上に移動します。
  • m + 下矢印キー↓: すべてのページを下に移動します。
  • 左矢印キー、右矢印キー ←→ + 下矢印キー、上矢印キー↑↓: ページ間を移動します。
• ドキュメント:
  • d +: 拡大します。
  • d -: 縮小します。
  • d 0: ズームをリセットします。
  • d r: ページを時計回りに回転します。
  • d t: テキスト モードを切り替えます。
  • d s: 選択モードを変更します。
  • d a: 表示中のアンカーの選択をクリアします。
  • /: 検索を開始します。
• アクセシビリティ:
  • 左矢印キー、右矢印キー ←→ + 下矢印キー、上矢印キー↑↓: 単語間を移動し、領域選択を作成または移動します。
  • Shift と 下矢印キー、上矢印キー、左矢印キー、右矢印キー: 領域選択のサイズを変更します。
  • Enter: 領域選択を確定します。
  • PgDn PgUp キー: 次のページまたは前のページに移動します。
  • ESC: すべて選択解除します。
  • Alt p: PDF ビューアーのフォーカスを切り替えます。
• 全般:
  • ?: この画面を表示します。
  • !: ドキュメントを例外として報告します。
  • CTRL ENTER: 分類を保存します。
  • Ctrl DEL: 現在の変更をすべて破棄します。

ドキュメント分類セクション

分類の各フィールドはタクソノミーの影響を受け、可能な 3 つの状況を示します。

• ドキュメントの特定の部分に対する分類情報が提供され、それが正しい場合、このフィールドに対するアクションは不要です。
• ドキュメントの特定の部分に対する分類情報が提供されていない場合、[未分類] のままにするか、適切なドキュメントの種類を選択できます。
• ドキュメントの特定の部分に対して提供されたページ範囲 (分類済みかどうか、正しいかどうかにかかわらず) がページに関してのみ正確でない場合 (見つからないページや余分なページがある)、ページを上下いずれかの部分に移動して修正できます。

画面の左側には、すべての分類が表示されます。ドキュメントの任意のページ範囲に対して、[ドキュメントの種類] ドロップダウン リストから目的のドキュメントの種類 (以前にタクソノミーで定義されたもの) を選択できます。ページ上でホバーして [オプション] を選択し、ドロップダウン リストからドキュメントの種類を選択します。

図 5. ドロップダウン リストからドキュメントの種類を選択する

ドキュメントの種類で [オプション] を選択するとドロップダウン メニューが表示され、次のオプションが利用できます。

• 参照を追加 - ユーザーによるドキュメントの種類の選択に、サポートとして参照を追加できます。
  注: 参照とは、ドキュメント内のトークンまたはトークンのコレクションです。ドキュメントのクラスを識別するためのキーワードとして使用できます。ユーザーが選択した参照は、[分類器トレーニング スコープ] を介してキーワード学習ファイルに追加されます。
  図 6. 参照を追加し、参照を強調表示する操作
  

  

  
  
• 参照を削除 - 特定のドキュメントの種類の選択に対して以前追加された参照を削除します。
  図 7. 参照を削除する操作
  

  

  
  
• 参照を変更 - 参照がすでに存在する場合に、新たな参照に変更します。[参照を変更] を選択し、ドキュメントの別の部分を選択します。
  図 8. 参照を変更する操作
  

  

  
  
• すべてのページを上に移動 - ページのセクション全体を、以前に定義されたドキュメントの種類まで上に移動します。このオプションは、最初のセクションを除くすべてのセクションでアクティブになります。このオプションを使用すると、操作しているセクションが削除され、ページ範囲は前のセクションに統合されます。
  図 9. すべてのページを上に移動する操作
  

  

  
  
• すべてのページを下に移動 - ページのすべてのセクションを、定義された次のドキュメントの種類まで下に移動します。このオプションは、最後のセクションを除くすべてのセクションでアクティブになります。このオプションを使用すると、操作しているセクションが削除され、ページ範囲は次のセクションに統合されます。
  図 10. すべてのページを下に移動する操作
  

  

  
  

その他の分類オプション

• ドキュメントを分割 - 選択が終了する場所で、新しいドキュメントの種類の開始をマークし、新しいドキュメントの種類の選択の下に移動します。
  図 11. ドキュメントを分割する操作
  

  

  
  
• ドラッグ アンド ドロップ - ページをセクション間で並べ替えることができます。ドキュメント内での順序が保たれる場合に限り、ドラッグ アンド ドロップ オプションによってページを並べ替えることができます (ページ番号は連続している必要があります)。ドキュメント内のページをドラッグ アンド ドロップして、並べ替えます。
  図 12. ドキュメントのページを並べ替える操作
  

  

  
  
• 参照を削除 - 特定のページから参照を削除します。ドキュメント ページで [その他のオプション] を選択し、[参照を削除] を選択します。
  図 13. 参照を削除する操作
  

  

  
  
• 参照を強調表示 - 特定のページで参照を強調表示します。ドキュメント ページで [その他のオプション] を選択し、[参照を強調表示] を選択します。
  図 14. 参照を強調表示する操作
  

  

  
  

データの確認と検証

分類ステーションの下部には、変更を確定または破棄するために使用可能な以下の 3 つのオプションがあります。

• 変更を破棄: ユーザーが加えた変更をすべて破棄し、検証タスクの初期状態に戻します。
• 保存: 確認済みの修正されたデータを保存します。
• Exception: ドキュメントを例外として報告します。

Document Understanding との連携

[分類ステーションを提示] アクティビティは、Document Understanding のソリューションに含まれます。詳細については、『Document Understanding ガイド』をご覧ください。