クラスター構成を更新する

cluster_config.json ファイルを再生成した後、アップグレードを実行する前に、データベース構成や証明書構成の更新など、さまざまな変更を加えることができます。詳しくは、「高度な構成を実行する」をご覧ください。

さらに、アップグレード前に適用する必要があるサービス固有の構成がいくつかあります。Automation Suite クラスターに必要な変更を確認するには、以下の表をご覧ください。

条件	アクション
1. Automation Suite 2023.4 以前をオフライン環境にインストールしている。 AND 2. Automation Suite 2023.10 以降にアップグレードしている。	cluster_config.json ファイルに手動で install_type: offline を追加する必要があります。 { "install_type": "offline" "fqdn": "<sample_fqdn>" , … }
1. Orchestrator は、古いバージョンの Automation Suite にインストールされています。 AND 2. Automation Suite 2022.10 からアップグレードします。	cluster_config.json ファイルに次のパラメーターを設定して、クラシック フォルダーでの実行をブロックすることに同意することを確認します。同意がない場合、アップグレードは失敗します。 ... "orchestrator": { "enabled": true, "block_classic_executions": true, ... 詳しくは、「 Orchestrator 固有の設定」をご覧ください。
1. アプリが古いバージョンの Automation Suite にインストールされています。 AND 2. 2022.10 以前の Automation Suite からアップグレードしている。	Apps のデータベースを、既定の名前 AutomationSuite_Apps で作成します。 既定の SQL 接続文字列を上書きするには、 cluster_config.json ファイルで Apps データベースの ODBC 接続文字列を更新します。 { "apps": { "sql_connection_str": "SERVER=sqlserver.mycompany.com,1433;DATABASE=AutomationSuite_Apps;DRIVER={ODBC Driver 17 for SQL Server};UID=testadmin;PWD=***;MultipleActiveResultSets=False;Encrypt=YES;TrustServerCertificate=NO;Connection Timeout=30;" } } ODBC 接続文字列の例については、「 データベースの構成」をご覧ください。
1. AI Center は古いバージョンの Automation Suite にインストールされており、外部 Orchestrator に接続されています。	アップグレードをトリガーする予定のサーバー ノードに Orchestrator の証明書をコピーします。詳細については、「 Orchestrator の証明書を仮想マシンにコピーする」をご覧ください。 cluster_config.json ファイルを次の構成で更新します。 "aicenter": { "enabled": true, "orchestrator_url": "https://orchestrator.example.com", //Specify the Orchestrator URL for AI Center "identity_server_url": "https://orchestrator.example.com/identity", //Specify the Identiy URL for AI Center "orchestrator_cert_file_path": "/opt/UiPathAutomationSuite/UiPath_Installer/orch.cer", //Specify the path to the Orchestrator certificate "identity_cert_file_path": "/opt/UiPathAutomationSuite/UiPath_Installer/orch.cer", //Specify the path to Identity certificate file "metering_api_key": "test" //Specify the metering API key } cluster_config.json に次のパラメーターが含まれていることを確認します。 { "sql_connection_string_template": "DOTNET connection string templates", "sql_connection_string_template_odbc": "ODBC connection string templates", "pyodbc_sql_connection_str": "***" // python sql connection string }
1. Process Mining は、古いバージョンの Automation Suite にインストールされています。	アップグレード前に、cluster_config.json ファイル内の PostgreSQL に適用可能なsqlalchemy接続文字列テンプレートを更新します。 postgresql_connection_string_template_sqlalchemy_pyodbc postgresql+psycopg2://<user>:<password>@<postgresql host>:<postgresql port>/<airflow db name> 注: Microsoft SQL Server から PostgreSQL にアップグレードする場合、データベースのデータ移行は必要ありません。 注: 詳細については、「 インストール済み製品の新しい接続文字列を指定する」をご覧ください。
1. FIPS を有効化している。	cluster_config.jsonに fips_enabled_nodes パラメーターを追加する必要があります。詳しくは、 全般的な構成を参照してください。