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生産性を高めるアクティビティ
Last updated 2024年11月6日

繰り返し (Excel の各行)

UiPath.Excel.Activities.Business.ExcelForEachRow

範囲、表、またはシートの各行についてアクティビティを 1 つ以上実行します。このアクティビティは、親の [Excel ファイルを使用] アクティビティで選択した Excel ファイルまたはプロジェクト ノートブックと共に使用できます。

複数の行を含む範囲やシートを使って作業し、各行に 1 つ以上のアクティビティを繰り返す場合は、このアクティビティを使用します。繰り返すアクティビティを [Excel の繰り返し (各行)] 内に設定し、アクティビティを設定するときに、プラス記号 メニューから [CurrentRow] を選択して、反復処理で各行にアクションを繰り返すことを指定します。

ほとんどのアクティビティでは、使用する特定の列を各行から選択することも必要です。選択した範囲に応じて列を指定するために使用できるオプションに関する詳細は、「範囲の選択方法」をご覧ください。また、[CurrentRow] の下の [Excel 内で示す] オプションを使用して列を指定することもできます。この場合、使用する列のセルをファイルから直接選択できます。

このアクティビティの使い方については、以下をご覧ください。

アクティビティの構成

アクティビティの本体
  • 繰り返し - 反復処理内の現在の行を参照するときに使用する名前を入力します。範囲内の行の内容がわかる名前を使用すると、[Excel の繰り返し (各行)] 内に追加されたアクティビティを設定するときに、反復時に現在の行の識別と選択が容易になります。たとえば、ある範囲において、各行に異なるサプライヤーに関する情報がある場合は、「Supplier」と入力できます。既定値は CurrentRow です。

    [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティに [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティを追加して入れ子にすると、この名前が両方のアクティビティで同じ場合は、近い方のオプションだけが子アクティビティの プラス記号 のメニューに表示されます。

  • 対象範囲 - フィールドの右側にあるプラス記号 docs image をクリックし、メニューから、使用する範囲、表またはシートを選択します。または、[Excel 内で示す] を選択してファイルを開き、ファイルから直接範囲を選択します。または、[カスタム入力] を選択して範囲、表の名前、またはシート名を手動で入力するか、[詳細エディターを開く] を選択して VB の式を入力します。
  • 先頭行をヘッダーとする - 選択すると、範囲の先頭行がヘッダー行に指定されます。[Excel の繰り返し (各行)] に追加するアクティビティを設定すると、列ヘッダーを使用して、現在の行から選択するデータを簡単に識別できるようになります。
  • 各行の後に保存 - 選択した場合、プロジェクトの実行中に反復処理内の各行が処理されるたびに Excel ファイルが保存されます。選択しない場合は、反復処理内のすべての行が処理された後にのみファイルが保存されます。このオプションは既定で選択されていません。
プロパティ パネル

共通

  • 表示名 - デザイナー パネルに表示されるアクティビティの名前です。

その他

  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

オプション

  • 空白行に対する動作 - 空の行が検出された場合のオートメーションの動作を選択します。

    • StopAfterThreeConsecutiveEmptyRows - 3 つの連続した空の行の後で反復処理を停止します。これは既定のオプションです。
    • Stop - 行の反復処理を停止します。
    • Skip - 空の行をスキップして次の行に移動します。
    • Process - 空の行を処理します。
  • 先頭行をヘッダーとする - 「アクティビティの本体」の「先頭行をヘッダーとする」をご覧ください。
  • 対象範囲 - 「アクティビティの本体」の「対象範囲」をご覧ください。
  • 各行の後に保存 -「アクティビティの本体」の「各行の後に保存」をご覧ください。

範囲の選択方法

StudioX を使用すると、[Excel の繰り返し (各行)] アクティビティの対象範囲をさまざまな方法で定義できます。以下に示すように、[対象範囲] の選択内容を変更すると、[Excel の繰り返し (各行)] に追加したアクティビティで使用される範囲と、現在の行で使用する列を示すために使用可能なオプションも変わります。

シート全体
選択例: [Excel]Sheet1
  • 使用される範囲: シート内のデータが存在するすべての行。
  • 現在の行のオプション:

    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションはシートの行 1 の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列の文字 (A、B、C など) です。
選択例: [Excel]Sheet1!Table1
  • 使用される範囲: 選択された表内のすべての行。
  • 現在の行のオプション: [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されているかどうかにかかわらず、表のヘッダーの値です。
名前付き範囲
選択例: [Excel]Sheet1!Range1
  • 使用される範囲: 選択された範囲内のすべての行。
  • 現在の行のオプション:
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションは範囲の最初の行の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列インデックス (列 1、列 2 など) です。
名前のない範囲
選択例: [Excel]Sheet1!B3:F10
  • 使用される範囲: 選択された範囲内のすべての行。
  • 現在の行のオプション:
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションは選択範囲の最初の行の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列インデックス (列 1、列 2 など) です。
列全体
選択例: [Excel]Sheet1!B:F
  • 使用される範囲: シート内の選択した列内のデータが存在する行。選択した列以外の列にデータが存在する行を含みます。
  • 現在の行のオプション:
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションは列の最初の行の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列インデックス (列 1、列 2 など) です。
行全体
選択例: [Excel]Sheet1!3:10
  • 使用される範囲: 選択した行内のデータが存在するセル。
  • 現在の行のオプション:
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションは選択範囲の最初の行の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列インデックス (列 1、列 2 など) です。
単一のセル
選択例: [Excel]Sheet1!B3
  • 使用範囲: アクティビティは、選択したセルを範囲の左上隅として識別し、シートにデータがある限り、その範囲を右下に拡張します。たとえば、選択範囲が Sheet1!B3 で、Sheet1 に列 AC、行 115 までのデータがある場合、[Excel の繰り返し (各行)] 内のアクティビティでは計算された範囲 B3:AC115 が使用されます。

    選択したセルが、データのある最後の列より右またはデータのある最後の行より下にある場合は、選択したセルのデータだけが使用されます。

  • 現在の行のオプション:

    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されている場合、オプションは選択範囲の最初の行の値です。
    • [Excel の繰り返し (各行)] で [先頭行をヘッダーとする] が選択されていない場合、オプションは列インデックス (列 1、列 2 など) です。
注: 上記の選択例は、StudioX では異なる場合があります。プロパティに式を設定するか、式のプレビューを表示するかによって異なります。
  • アクティビティの構成
  • 範囲の選択方法

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