Word アクティビティ パッケージについて

Microsoft Word は、少なくとも企業ユーザー間では高い人気を誇るツールです。そのため、業務において Word の作業を自動化することは必須です。

Wordパッケージには、.docx ファイルを操作するために多数のアクティビティが含まれています。それらのアクティビティを使用して、ドキュメントへの画像の追加や、ドキュメント中のテキストの読み取り、追加、置き換えや、ブックマークの追加や、PDF へのエクスポートなどを実行することができます。

ほとんどのアクティビティは [Word アプリケーション スコープ] アクティビティ内で使用する必要があり、Word アプリケーションを開いてドキュメントを処理します。[システム] カテゴリのアクティビティは、[Word アプリケーション スコープ] がなくても使用でき、バックグラウンドで実行されます。

注:

UiPath.Word.Activities パッケージは、次の Microsoft Word バージョンに対応しています。

• 2010
• 2013
• 2016
• 2019
• Office 365

Microsoft Office 2016 のバージョン 1708 (ビルド 8431.2079) は、ファイルのウィンドウタイトルを、「FileName.docx - Word」から「FileName.docx - Saved」に変更します。

これにより、オートメーション プロジェクトで、ウィンドウのタイトルが含まれているセレクターを使用する場合に、問題が発生することがあります。たとえば、Word バージョンが前述のものである場合に機能しなくなるセレクターは、<wnd app='word.exe' cls='XLMAIN' title='FileName.docx - Word' /> <wnd cls='EXCEL7' title='FileName.docx' /> です。この問題を回避するには、動的変数セレクターを使用することをお勧めします。