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生産性を高めるアクティビティ

最終更新日時 2024年12月6日

ファイル/フォルダーを移動

UiPath.MicrosoftOffice365.Activities.Files.MoveItem

説明

Microsoft Graph の Move item API を使用して、指定したファイルまたはフォルダーを、新しい親フォルダー ([移動先フォルダー]) に移動します。名前を変更するためのオプションもあります。

このアクティビティは、[移動先フォルダー] にアイテムを移動すると、DriveItem オブジェクト ([参照名]) を返します。このオブジェクトは、後続のアクティビティ内で入力変数として使用できます。
スコープ

このアクティビティには、次のスコープが必要です。

  • Sites.ReadWrite.All

プロジェクトの対応 OS

Windows - レガシ |Windows

構成

アクティビティの本体
  • 移動するファイルまたはフォルダー - DriveItem として移動するファイルまたはフォルダーです。このオブジェクトは [ファイルやフォルダーを探す] アクティビティを使用して取得できます。[ファイルやフォルダーを探す] アクティビティの出力プロパティ変数 ([最初] または [結果]) を使用します。[ファイルやフォルダーを探す] アクティビティの [結果] 出力プロパティを使用する場合、配列内の使用する項目を指定します (例: myWorkbooks(0))。
  • 移動先フォルダー - このアイテムが DriveItem として移動される先のディレクトリです。何も指定しない場合は、ルート フォルダーが使用されます。このオブジェクトは [ファイルやフォルダーを探す] アクティビティを使用して取得できます。[ファイルやフォルダーを探す] アクティビティの出力プロパティ変数 ([最初] または [結果]) を使用します。[ファイルやフォルダーを探す] アクティビティの [結果] 出力プロパティを使用する場合、配列内の使用する項目を指定します (例: myFolders(0))。
  • 新しい名前 (任意) - このアイテムの移動後の名前です。ファイルを移動する場合、移動する項目のファイルの種類を表す拡張子を含めます (例: "MoveItem.docx")。

    注: ファイルやフォルダーを後からオートメーションで使用するために、[ファイル/フォルダーを取得] アクティビティを使用して保存することができます。
プロパティ パネル

共通

  • 表示名 - デザイナー パネルに表示されるアクティビティの名前です。このプロパティは、String 型変数と文字列形式の値をサポートします。

入力

  • 「アクティビティの本体」のオプションをご覧ください。

オプション

  • アカウント - OneDrive を所有するユーザーの ID またはユーザー プリンシパル名です。認証の種類が ApplicationIdAndSecretApplicationIdAndCertificate の場合は、このパラメーターを設定する必要があります。

その他

  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。 このフィールドでは、Boolean 値がサポートされています。

出力

  • 参照名 - 移動したファイルまたはフォルダーを他のアクティビティで参照するときに使用する名前です。フィールドの右側のプラス記号 docs image をクリックし、[後で使用するために保存] を選択して、後でオートメーションで使用するためにフォルダーを保存しておきます。または、[保存された値を使用] を選択して、後でプロジェクトで使用するために保存しておいたファイルまたはフォルダーを選択するか、[詳細エディターを開く] を選択して VB の式を入力します。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

  1. 手順を完了します。
  2. プロジェクトに [Microsoft Office 365 スコープ] アクティビティを追加します。
  3. DriveItem オブジェクトを出力するアクティビティを追加するか外部プロセスを実行します (例 : [ファイルやフォルダーを探す][ブックを作成][アイテムをコピー])。
  4. [Microsoft Office 365 スコープ] アクティビティ内に [ファイル/フォルダーを移動] アクティビティを追加します。
  5. [入力] セクションのプロパティに値を入力します。
  6. [出力] セクションのプロパティのために DriveItem 型変数を作成し、入力します。
  7. アクティビティを実行します。

    • 入力したプロパティ値は、Move Drive Item API に渡されます。
    • API は、[出力] セクションのプロパティ変数に DriveItem の値を返します。


このアクティビティは、次のように異なる API を呼び出す可能性があります。

  • 移動するファイルの driveId が移動先フォルダーの driveId と等しい場合は、Move item API が使用されます。
  • 移動するファイルの driveId が移動先フォルダーの driveId等しくない場合は、Copy item API と Delete item API が使用されます (ファイルは移動先フォルダーにコピーされ、元のファイルは削除されます)。
  • 説明
  • プロジェクトの対応 OS
  • 構成
  • 動作のしくみ

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