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Orchestrator ユーザー ガイド
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Last updated 2024年11月4日

エラスティック ロボット オーケストレーション

概要

エラスティック ロボット オーケストレーションを使用すると、UiPath を使用してロボットをクラウド上でスケーリングおよび管理できるので、Unattended ロボットのスケーリングが自動化されます。ロボットは UiPath によって管理されていますが、ロボット自体はお客様のクラウドに存在しています。ロボット オーケストレーション プロセスをどの程度 UiPath に委任するかは、お客様が選択できます。

以下のような方法により、ロボットの自動スケジューリングの方法をカスタマイズできます。

  • UiPath が作成できるマシンの最大数を設定する
  • スピードとコストのいずれかを優先した、または両者のバランスを取った最適化を選択する
  • スピード要件が例外的に高いまたは低い期間など、特定の期間だけ異なる設定を適用するようにスケジュールを設定する

サポート対象のクラウド プロバイダー

エラスティック ロボット オーケストレーションでは、以下のクラウド サービス プロバイダーのクラウドで仮想マシン (VM) をホストできます。

  • アマゾン ウェブ サービス (AWS)
  • Google Cloud Platform (GCP)
  • Microsoft Azure

マシンのプロビジョニングのオプション

次のことが可能です。

  • ロボットでジョブを実行する必要が発生したときにオンデマンドでマシンを作成するために、テンプレートとして UiPath で使用する汎用的な仮想マシン イメージを作成します。このようなマシンの作成台数の上限や作成条件を設定すれば、目的のジョブの実行は UiPath に任せることができます。
  • ロボットでプロセスを実行することが必要になったときに使用する、カスタムの仮想マシンを追加します。

これら 2 つのオプションの相違点をまとめた表を以下に示します。

 

手動作成のマシン

自動作成のマシン

マシンの作成と削除

ユーザー自身がマシンを作成および削除します。

性能向上の必要性に応じて UiPath によって自動的に新しいマシンが作成され、使用していないマシンがあれば削除されます。

マシンのスケーリング

用意したマシン数に制限されます。

ワークロードを最適に処理できるように、ユーザーが設定したパラメーターの範囲で必要な台数のマシンが UiPath によって作成されます。

仮想マシンの設定

複数の VM を個別に設定します。

VM イメージを 1 つのみ設定します。

各マシンへの UiPath Robot のインストールと設定

自動

自動

Orchestrator への接続

自動

自動

ジョブの実行

自動

自動

VM の起動と停止

自動

自動

VM のカスタマイズ

使用する VM をカスタマイズします (ドメインへの参加の可否、マシン サイズ、マシン名、ネットワーク オプションなど)。

このページの推奨のとおりに、クラウド プロバイダーの各種類に対して仮想マシン イメージを構成する必要があります。

構成例

どちらのクラウド サービス プロバイダーを使用する場合でも、Orchestrator では同様の手順で設定できます。主な相違点は、各プロバイダーの設定方法と仮想マシンの作成方法です。

Microsoft Azure をクラウド サービス プロバイダーとして、汎用的な仮想マシンを使用する場合の手順を、次の動画で簡単に説明します。

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