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Orchestrator ユーザー ガイド
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Last updated 2024年11月4日

イベント トリガー

イベント トリガーはオートメーションの起点に相当し、Outlook の受信トレイに新しいメールが届くなど、外部イベントの発生に基づいて実行されます。トリガーの設定で利用可能なイベント、フィルター、コネクションが Integration Service に表示されます。

イベント トリガーは、Integration Service 内、または設計時に Studio 内で作成できます。

詳しくは、Integration Service のトリガーについての説明をご覧ください。

イベント トリガーは以下で構成されます。

  • コネクタ - UiPath システムで連携している外部アプリケーションです (例: Microsoft Outlook 365)。

  • コネクション - コネクタの認証済みユーザー インスタンスです (例: John.Smith@outlook.com)。

  • トリガー アクティビティ - オートメーションを開始するアクティビティです (例: [新しいメールの受信時])。

  • アクティビティ フィルター - トリガーの実行に特異性を加えるために使用するフィルターです (例: John Smith の受信トレイ フォルダー「Paychecks」)。

    注: 使用できるフィルター値は、選択したコネクションによって異なります。

イベント トリガーのロールと権限

イベント トリガーを作成または編集するには、次の権限が必要です。

アクセス許可

権限セット

説明

表示コネクションイベント トリガーに対して設定できるコネクションのリストを表示できます。

ユーザーが、コネクションが存在するフォルダーに割り当てられている必要もあります。

表示リソースの上書きワークフローで元々使用されていたコネクションではなく、必要なコネクションを使用できます。

ユーザーの場合、管理者が設定した内容を確認できます。

編集リソースの上書き特定のユーザーのコネクション設定を編集できます。

管理者の場合、特定のユーザーの特定のコネクションを設定できます。

作成リソースの上書き特定のユーザーのコネクションを設定できます。

たとえば、あるプロセス用のカスタム ユーザー設定を作成したり、ユーザー イベント トリガーを管理したりできます。

削除するリソースの上書きユーザー固有のイベント トリガー設定を削除できます。

UiPath Activities を使用して作成されたイベント トリガー

イベント トリガーは、RPA 開発者が Studio での設計時に Integration Service のトリガー アクティビティ (UiPath.MicrosoftOffice365.Activities[新しいメールの受信時] など) を使用して作成することもできます。

Orchestrator では、これらの種類のトリガーはパッケージ要件として識別されるので、Orchestrator にこれらのトリガーを追加する場合、[パッケージ要件] ページから追加する方法しかありません。

設計時に設定した構成はすべて Orchestrator に反映され、変更できません。

例: Outlook のフォルダー「Paychecks」に届いた添付ファイルを自動的に Google ドライブのフォルダー「2023」にアップロードするオートメーションがあるとします。この場合、次のようになります。

  • Microsoft Outlook 365 コネクションは、Outlook アカウントとメールの受信者です。

  • イベント トリガー アクティビティは、受信トレイに届くメールです。

  • イベント トリガーに適用されるフィルターは、受信トレイの「Paychecks」フォルダーです。

  • 「Paychecks」フォルダー内の新しい添付ファイルをすべてダウンロードするアクティビティは、メールの受信に使用した Microsoft Outlook 365 コネクションと同じコネクションに対して動作します。上書きできるフィルターがないため、Orchestrator にこのアクティビティ ([メールの添付ファイルをダウンロード]) は表示されません。このため、RPA 開発者が設定したフィルターが最終的に使用されます。

  • Google ドライブ コネクションは、Google アカウントおよびアップロードされる添付ファイルの受信者です。

  • アップロード アクティビティに適用されているフィルターは、Google ドライブの「2023」フォルダーです。

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