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Orchestrator ユーザー ガイド
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Last updated 2024年11月4日

RealVNC によるライブ ストリーミングとリモート制御

重要:

これは、Robot バージョン 2023.12+ に適用されます。

ライブ ストリーミングとリモート制御の機能は以下の製品で利用できます。
  • Windows ロボット バージョン 2023.12+
  • Automation Cloud ロボット - サーバーレス
  • Automation Cloud ロボット - 仮想マシン
  • Linux 環境のロボット
注: この機能は、Windows のバックグラウンド ジョブでは使用できません。

Windows Robot 2023.12 以降の前提条件

SignalR を有効にします。詳細については、「SignalR テナント設定」セクションをご覧ください。

ネットワーク要件

ライブ ストリーミングとリモート制御セッションをスムーズに動作させるために必要なネットワークの最小要件は、以下のさまざまな要因により大きく異なる場合があります。

  • ロボットの画面解像度

  • オートメーションによる変更 - 画像やテキストが大幅に変更されると、トラフィックの量もそれだけ増えます。

  • マシンと Automation Cloud のリージョン間の待機時間

  • ロボットと Automation Cloud のリージョンとの間の待機時間

上記を考慮して、1920x1080 の画面解像度では 3 MB/秒のネットワーク帯域幅をお勧めします。

セキュリティに関する考慮事項

クライアントとターゲット マシンの間のライブ ストリーミング接続は、VNC プロキシ経由で TLS を介してトンネリングされます。つまり、サーバーはセキュリティ保護されます。さらに、ライブ ストリーミング セッションが開始されるたびに、一意の JWT トークンが生成され、要求の認証に使用されます。セキュリティ保護されていないトラフィックの唯一のインスタンスは、ローカルホスト接続用のロボット端末上にあります。

ロボット側では、ジョブごとに一意のパスワードが生成されて、VNC サーバーに対して設定されます。サーバーはライブ ストリーミング セッション中にのみ実行されます。ユーザーがセッションから切断すると、VNC サーバーも閉じます。

ネットワーク フロー

  1. ライブ ストリーミングを開始する要求を Orchestrator のインターフェイスから行うと、Orchestrator はコマンドをロボットに送信して新しいリモート制御セッションを開始します。
  2. ロボットは、動的なポートでリッスンする VNC サーバーを起動します。VNC サーバーはループバック専用で起動され、リモート接続が無効化されます。Orchestrator のコマンドには VNC 認証のパスワードも含まれます。これは VNC サーバーとブラウザー クライアント間で共有されます。
  3. ロボットは次の項目を開始します。
    1. 動的ポートでローカル VNC サーバーに接続する別のプログラム
    2. UiPath ライブ ストリーミング プロキシ
    • プログラムは、すべての TCP トラフィックを WebSocket Secure プロトコル (wss) に変換して、ライブ ストリーミング プロキシに転送します。
  4. Orchestrator VNC クライアントは、同じライブ ストリーミング プロキシに接続します。このプロキシが 2 つの WebSocket を結びつけます。一方はブラウザーの VNC クライアントから、もう一方はロボットからです。次に、2 つの WebSocket の間にトンネルを作成し、片方からもう片方の Websocket にトラフィックを転送します。
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