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Orchestrator ユーザー ガイド

最終更新日時 2025年12月17日

アラートのトラブルシューティング

SAML プロビジョニング ルールが設定されているグループに対するアラートを受信しない

問題: SAML プロビジョニング ルールが設定されたユーザー グループに対してアラートが設定されている場合、ユーザーはユーザー インターフェイスでもメールでもアラートを受信しません。

解決: この問題を解決するには、影響を受けるユーザーを Administrators ローカル グループに追加して、アラートを受信できるようにします。

警告:

ユーザーを Administrators グループに追加すると、管理者特権が付与されます。 これらの特権の意味を理解するよう努めてください。 ユーザーに責任を持って管理者権限を付与し、アラートへのアクセスの必要性とシステムのセキュリティの維持とのバランスを保ちます。

ジョブの開始時のエラー

以下の表に、Orchestrator でジョブを開始するときに発生する可能性があるエラーを示します。

表 1. Orchestrator でジョブを開始するときに発生する可能性があるエラー
HTTP ステータス コードエラー コードメッセージ説明
409InvalidStartJobRobotIds現在のフォルダー内に Unattended ロボットの権限を持つユーザーが見つかりませんでした。

現在のフォルダーにロボットが割り当てられていません。考えられる原因と解決策:

  • ユーザーのフォルダーの割り当てを調べ、関連するフォルダーにユーザーが直接割り当てられていることを確認します。
  • ユーザーが割り当てられている場合は、[アクセス権を管理] > [ユーザーを編集] > [エンタープライズの設定] で [Unattended ロボット] オプションが有効化されていることを確認します。
注: ユーザーを明示的にフォルダーに割り当てる必要があります。ロボットはグループから継承されません。
409InvalidStartJobRobotIds現在のフォルダー内に指定した無人プロセスを実行するユーザー/ロボットが見つかりませんでした。

ジョブの開始のペイロードで指定されたロボットがフォルダー内で利用できなくなっています。

ジョブのパラメーターが最新で、フォルダーで利用可能なユーザーとロボットに一致していることを確認してから、更新されたパラメーターでジョブの作成をリトライします。

400InvalidArgumentジョブの優先度の設定で [標準] が選択されている場合は、特定の優先度の値は設定できません。
ジョブの開始のペイロードに PrioritySpecificJobPriority の両方を設定することはできません。

ペイロードには、これら 2 つのプロパティのうち 1 つだけを指定します。

400InvalidArgumentジョブに入力ファイルと入力引数の両方を含めることはできません。
ジョブの開始のペイロードに InputArgumentsInputFile の両方を含めることはできません。

どちらのオプションも入力引数を表しますが、形式が異なります。指定するオプションは 1 つだけにする必要があります。

400AttachmentNotFound添付ファイルが存在しません。
InputFile プロパティで指定された添付ファイルが見つかりませんでした。

ファイルが存在し、パスが正しいことを確認してください。

404ItemNotFoundジョブに関連付けられたプロセスが見つかりませんでした。

実行しようとしているプロセスは存在しないか、削除されています。

プロセスがまだ Orchestrator に存在していて、削除されていないことを確認します。

409ParameterInvalidこれは Windows プロセスです。選択中の接続済みマシンは、このプロセスを実行できません。

実行しようとしているプロセスは Windows 専用ですが、接続されているすべてのマシンは別の OS で実行されています。

現在のフォルダーに、アクティブな Windows セッションがある Windows マシン テンプレートが含まれていることを確認します。

400InvalidReleaseKeyAndNameプロセスが定義されていません。
指定されたプロセス キー (ReleaseKey) で識別されるプロセスが見つかりませんでした。
プロセスがまだ存在するかどうかを調べ、正しい ReleaseKey が使用されていることを確認します。
409UserDoesNotHaveRobot構成済みの個人ロボットが見つかりません。

ジョブは [自分自身として実行] として開始されましたが、現在のユーザーに対して構成されているロボットがありません。

考えられる修正方法:
  • Assistant を Orchestrator に接続し、Named User ライセンスが利用可能であることをポータルで確認します。
  • テナント > [アクセス権を管理] > [ユーザーを編集] > [エンタープライズ ユーザー] で無人オートメーションを有効化し、Unattended ロボットが有効化されていることを確認します。
409UserDoesNotHaveRobotフォアグラウンド ジョブでは、ユーザーに Unattended ロボットを定義する必要があります。

フォアグラウンド ジョブでは、ユーザーに Unattended ロボットを定義する必要があります。

ユーザーに対して Unattended ロボットを有効化します。

409UnattendedRobotCredentialsNotFoundフォアグラウンド プロセスでは、資格情報が定義された Unattended ロボットが必要です。

ジョブは [自分自身として実行] として開始されましたが、現在のユーザーに対して構成されているロボットがありません。

考えられる修正方法:
  • Assistant を Orchestrator に接続し、Named User ライセンスが利用可能であることをポータルで確認します。
  • テナント > [アクセス権を管理] > [ユーザーを編集] > [エンタープライズ ユーザー] で無人オートメーションを有効化し、Unattended ロボットが有効化されていることを確認します。
注: フォアグラウンド オートメーションを無人で実行するには、Unattended ロボットを有効化する際に Windows 資格情報を指定する必要もあります。
400ParameterInvalid{license} ランタイム ライセンスが選択されています。このフォルダーでは、このテンプレートに {license} ランタイムが設定されていません。

フォルダー内で、必要なランタイムの種類を持つマシンが見つかりませんでした。

フォルダーに割り当てられているマシン テンプレートを調べ、ライセンスに従って正しいランタイム スロットが利用可能であることを確認します。

例:

無人ジョブの場合は、Unattended ライセンスのスロットが定義されたテンプレートと、そのマシン テンプレートに接続されているホストがあることを確認します。

409NoMachineAssociatedWithFolder現在のフォルダーでは Unattended または NonProduction ランタイムを持つマシンが見つかりませんでした。

ランタイムの種類が指定されておらず、このジョブを実行できるテンプレートがフォルダーに割り当てられていません。

マシンとフォルダーの割り当てを確認し、割り当てられたマシン テンプレートに適切なランタイム スロットがあることを確認します。

409InvalidArgument現在のフォルダー内では指定したマシンが見つかりませんでした。

現在のフォルダー内で、ジョブの開始のペイロードで指定されたマシン テンプレートが見つかりませんでした。

マシンとフォルダーの割り当てを確認し、マシン テンプレートが正しく関連付けられていることを確認します。

409ParameterInvalidバックグラウンド プロセスが選択されています。このマシン/テンプレートは、フォアグラウンド プロセスのみを実行できるように設定されています。

選択したプロセスは対話型セッションを開かずに実行するように設定されていますが、現在のフォルダー内にはバックグラウンド オートメーションをサポートしているマシンがありません。

バックグラウンド オートメーションを許可するマシン テンプレートを追加または構成します。

400ParameterInvalid資格情報を持たないロボットは、対話型セッションを必要とするプロセスを実行できません。

選択されたロボットには Windows 資格情報が設定されていないため、対話型セッションを開くことができません。

テナント > [アクセス権を管理] > [エンタープライズの設定] に移動し、[カスタムの Windows 資格情報] を選択して、有効な Windows ログイン情報を指定します。

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