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Automation Cloud™ ロボット - サーバーレス
このページでは、サーバーレスな Automation Cloud ロボットの概要と、その設定方法について説明します。
サーバーレスな Automation Cloud ロボットを使用することで、必要なインフラストラクチャのことを気に掛ける必要なくバックグラウンド オートメーションを簡単に実行できます。基となるインフラストラクチャのプロビジョニング、管理、保守、スケーリングは、すべて UiPath 側で完全に管理されます。UiPath ではすべての作業を背後で行っているので、ユーザーがコンテナー、仮想マシン、物理サーバーを扱う必要がありません。
特定のアカウントで無人オートメーションを実行するには、まずそのアカウントで無人オートメーションを有効化する必要があります。
ロボット アカウントを使用している場合は既定で無人オートメーションの機能が付属しているため、この手順をスキップできます。
実行を有効化するには、サーバーレス ロボットのマシン (Orchestrator テナントにサーバーレス ロボットの機能を追加するために使用されるマシン テンプレート) を作成する必要があります。
[マシン] ページの上部に成功を示すメッセージが表示され、新しいテンプレートがリストに表示されます。
無人オートメーションを実行するには、アカウントとサーバーレス ロボットのマシン テンプレートの両方が、実行対象のプロセスに対するアクセス権を持つ必要があります。そのためには、手順 1 と 2 で設定したアカウントとマシン オブジェクトをプロセスを含むフォルダーに追加する必要があります。
Orchestrator では、[ジョブ] ページから無人ジョブを手動で開始したり、トリガーを使用して計画された方法で自動的にトリガーしたりできます。
- サイドバー メニューでプロセスを含むフォルダーを選択して、そのフォルダーに移動します。
- 選択したフォルダーのコンテキストで、[オートメーション] > [ジョブ] に移動します。[ジョブ] ページが表示されます。
- [開始] をクリックして新しいジョブを開始します。
- [ランタイム ライセンス] ドロップダウンで、[Cloud - Serverless] または [Cloud - Serverless Testing] を選択します。
- [開始] をクリックします。コマンドが送信された旨を示すメッセージが表示され、ジョブがリストに表示されます。
サーバーレス ロボットを使用してプロセスを実行するには、プロセスを実行する必要があるテナントで、必要な数の RU (ロボット ユニット) が利用可能である必要があります。
消費される RU の数は、以下によって異なります。
- 環境の種類 - テスト環境の RU 消費量は運用環境よりも少ないです。
- サーバーレス ロボット端末のサイズ
- ジョブの実行に要する分数
次のマシン サイズが利用可能です。
マシン サイズ |
テスト用 RU/分 1 |
運用環境の RU/分 |
---|---|---|
小 (1GB) |
0.5 |
1 |
標準 (2GB) |
1 |
2 |
中 (4GB) |
2 |
4 |
大 (10GB) |
5 |
10 |
1 この機能を使用するには、Enterprise、Pro、または Pro Trial のライセンス プランを使用している必要があります。
各プロセスには特定のニーズがあるため、プロセスの設定ページでマシン サイズを設定することができます。
クロスプラットフォーム プロセスの場合は、プロセスを作成または編集する際に [その他の設定] タブで Cloud ロボット - サーバーレスのドロップダウン リストからサイズを選択できます。
クロスプラットフォーム プロセスはサーバーレス ロボットを使用して実行できるプロセスであるため、すべてのクロスプラットフォーム プロセスで上記のオプションを利用できます。ただし、プロセスがサーバーレス ロボットで実行されない限りこのオプションは効力を持ちません。
すべてのクロスプラットフォーム プロセスでは、[Cloud ロボット - サーバーレス] のオプションが既定で [自動] に設定されています。この設定では、サーバーレス ロボットを使用してプロセスを実行するのに適したマシン サイズが選択されます。
プロセスの実行時に消費されるロボット ユニットの数は、マシン サイズと実行の所要時間によって異なります。
サイズの自動選択にあたっては、以下の表に記載された基準が順番に評価されます。ある基準が満たされた時点で、その基準に対応するマシン サイズが選択され、残りの基準は評価されません。
順序 |
基準 |
マシン サイズ |
---|---|---|
1 |
リモート デバッグのジョブである |
中 |
2 |
プロセスが UI Automation に依存している OR プロセスが UiPath Document Understanding アクティビティに依存している |
標準 |
3 |
その他の無人プロセス |
小 |
クライアント資格情報を使用してサーバーレス ロボットを Orchestrator に接続すると、サーバーレス マシン テンプレートによってクライアント ID とクライアント シークレットのペアが生成され、それによってホスト マシンと Orchestrator との接続が認証されます。もしシークレット キーが漏洩した可能性がある場合は、クライアント シークレットを再生成できます。
Cloud ロボット - サーバーレス テンプレートの VPN 設定はいつでも編集できます。また、テンプレートを VPN から切断することもできます。
サーバーレスの Automation Cloud ロボットの無料トライアルのリクエスト方法について詳しくは、「サービスの無料トライアルをリクエストする」をご覧ください。
ジョブの進行中に、オートメーションを実行しているロボットのライブ ストリーミングにアクセスできます。トラブルシューティングやデバッグが必要になったら、オートメーションを一時停止することなく、自分のマウスとキーボードを使用して実行を制御できます。
ライブ ストリーミングとリモート制御機能は、Automation Cloud ロボット (サーバーレスおよび仮想マシン)、エラスティック ロボット、Windows ロボットのバージョン 2023.4 以降で利用できます。
ライブ ストリーミングとリモート制御を有効化するには、「機能を有効化する」セクションをご覧ください。
サーバーレス ロボットはバックグラウンドかつクロスプラットフォーム対応のオートメーションのみを実行できるため、実行しようとしているプロセスがバックグラウンドかつクロスプラットフォーム対応のプロセスとして Studio で設計されていることを確認してください。
はい。プロセスが存在するフォルダーまたは個人用ワークスペースに、サーバーレス マシン テンプレートが追加されていることを確認してください。
Community アカウントでは、テナントごとに最大 3 個のジョブを同時に実行できます。Enterprise アカウントでは、テナントごとに最大 50 個のジョブを同時に実行できます。
テナントで利用可能なロボット ユニット (RU) の数によってのみ制限されます。
実行できるジョブの数は、サーバーレス ロボットの実行環境 (テスト環境または運用環境)、ジョブの実行に要する時間、ジョブを実行するマシンのサイズによって異なります。たとえば、運用環境で中サイズのロボット (4 GB) が 1 分のジョブを実行すると、4 RU が消費されます。
詳しくは、「ロボット ユニット: 消費」をご覧ください。
すべてのマシンがテナントのリージョンで作成およびホストされます。
組織管理者は、[テナント設定] ([管理] > [テナント]) でテナントのリージョンを確認できます。
クロスプラットフォーム プロジェクトで利用可能なすべてのアクティビティは、サーバーレス ロボットで実行できます。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。
- Chromium ブラウザーを使用したブラウザーベースのオートメーション
- Integration Service アクティビティ
- API ベースのオートメーション (証明書を /tmp/certs ファイル パスにダウンロードして、独自の SSL 証明書を認証に使用する必要がある HTTPS API 呼び出しを含む)
- Oracle、MySQL、MSSQL、PostgreSQL ODBC ドライバーを必要とするデータベース アクティビティ
Chromium ブラウザーを使用するブラウザーベースのオートメーションでは、クライアント証明書の認証が必要になる場合があります。
register-client-cert -d domain -c path/to/certificate.p12 [-p password]
register-client-cert -d domain -c path/to/certificate.p12 [-p password]
-
-d - アクセスするドメインです。
-
-c - クライアント証明書へのパスです。
-
-p - 証明書のパスワードです。
var process = System.Diagnostics.Process.Start("register-client-cert", "-d client.badssl.com -c /tmp/home/badssl.com-client.p12 -p badssl.com"); process.WaitForExit(10000);
var process = System.Diagnostics.Process.Start("register-client-cert", "-d client.badssl.com -c /tmp/home/badssl.com-client.p12 -p badssl.com"); process.WaitForExit(10000);
- サーバーレス ロボットで無人オートメーションを実行する
- 手順 1. アカウントに対して無人オートメーションを有効化する
- 手順 2. テナントにサーバーレス ロボットを追加する
- 手順 3. フォルダーのリソースへのアクセス権を付与する
- 手順 4. 無人オートメーションを実行する: 手動
- 手順 4. 無人オートメーションを実行する: 自動トリガー
- マシン サイズとコスト
- マシン サイズの選択
- マシン サイズの自動選択
- クライアント シークレットを再生成する
- VPN 設定を管理する
- テンプレートを VPN から切断する
- アドレス空間を変更する
- 無料トライアルをリクエストする
- ライブ ストリーミングとリモート制御
- よく寄せられる質問
- ジョブを開始する際に、サーバーレス ロボットのマシン テンプレートが表示されないのはなぜですか?
- Studio からサーバーレス ロボットを使用してプロセスをリモートでデバッグできますか?
- サーバーレス ロボットで並行して実行できるジョブの数はいくつですか?
- サーバーレス ロボットを使用して実行できるジョブの数はいくつですか?
- サーバーレス マシンはどのリージョンでホストされますか?
- サーバーレス ロボットではどのようなアクティビティとプロジェクトを実行できますか?
- クライアント証明書を使用して Chromium ベースのオートメーションを認証するにはどうすればよいですか?
- サーバーレス ロボットに使用される IP アドレスのリストは?
- アクティビティ経由でダウンロードしたデータはどこで確認できますか?