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Orchestrator ユーザー ガイド
ここまでの手順でクラウド サービス プロバイダーの設定が完了しました。続いて、Orchestrator をこのプロバイダーに接続し、エラスティック ロボットを設定する手順に進みます。
クラウド プロバイダー接続を設定する
Orchestrator で以下の手順を実行します。
- [テナント] > [設定] に移動します。
- [クラウド接続] タブを開きます。
- [クラウド プロバイダー接続] の横にある [クラウド プロバイダー サブスクリプションを追加] アイコンを選択します。
図 1.クラウド プロバイダー サブスクリプションの追加
![[クラウド プロバイダー接続] ページのスクリーンショット](https://dev-assets.cms.uipath.com/assets/images/orchestrator/orchestrator-screenshot-of-the-cloud-provider-connections-page-233135-ae290fd6-06b5f506.webp)
- 目的のクラウド プロバイダーを選択します。
- 上記の「要件」セクションの指定に従って、選択したクラウド プロバイダーに対応したクラウド接続の詳細情報を追加します。
図 2. Azure アカウントへの接続
![[Azure アカウントに接続] ページのスクリーンショット](https://dev-assets.cms.uipath.com/assets/images/orchestrator/orchestrator-screenshot-of-the-connect-your-azure-account-page-228478-a8604ecb-616a785d.webp)
- [保存] を選択します。
プロバイダーによって、この情報が検証され、Orchestrator が接続されます。
エラスティック ロボット プールを作成する
クラウドでエラスティック ロボットを Orchestrator に接続するには、エラスティック ロボット プールのマシン テンプレートをプロビジョニングする必要があります。このマシン テンプレートは、UiPath がロボットを管理し、お客様のクラウドで動作させる場合に使用します。
エラスティック ロボット プールを作成する場合、以下の 2 つのオプションを使用できます。
- マシンが必要になった場合、お客様の汎用クラウド VM に基づいて、UiPath 側で自動的にマシンが作成されるようにすることができます。この設定により、マシンとロボット両方のプロビジョニング プロセスが自動化されます。プロセスの実行が必要になるたびに、必要な数のマシンが作成されます。さらに、エラスティック ロボット プールを最初に使用するときには、新しいマシンでロボットを実行するために必要となる UiPath ソフトウェアが UiPath によってインストールされます。
- UiPath がエラスティック ロボット オーケストレーションに使用する、固有の VM を追加できます。これは、制限付きバージョンのエラスティック ロボット オーケストレーションです。UiPath は、プロセス実行の必要性に応じて VM を起動および停止し、ロボットの実行に必要な UiPath ソフトウェアをインストールしますが、使用するマシンは指定のもののみです。UiPath は、新しいマシンを作成できず、お客様が作成したマシンを削除することもできません。
重要:
既存のエラスティック ロボット オーケストレーション プールを編集すると Stop コマンドがトリガーされ、関連付けられているすべての仮想マシンが強制的にシャットダウンされます。この動作は設計上のものであり、編集後にプールが新しい構成を確実に取得するようにすることが目的です。
エラスティック ロボット プールを作成するには、以下の手順を実行します。
- 画面左上の [テナント] を選択し、[マシン] に移動します。
- ページの右上の [マシンを追加] を選択して、[エラスティック ロボット プール] を選択します。
図 3. マシンの追加
![[マシンを追加] ボタンのスクリーンショット](https://dev-assets.cms.uipath.com/assets/images/orchestrator/orchestrator-screenshot-of-the-add-machine-button-227079-fb27920a-44a0ab16.webp)
[エラスティック ロボット プールを追加] ページが開き、[全般設定] タブが表示されます。
- エラスティック ロボット プールの名前を入力し、必要に応じて説明を追加します。
- [ ランタイムの詳細] セクションに、このテンプレートに基づいて作成される 各マシンに必要な[Production (Unattended)]、[ NonProduction]、または[Testing] ランタイム (ロボット ライセンス) の数を入力します。
- [次へ] をクリックして、[仮想マシンとランタイムの詳細] を設定します。
- 右側の [プロファイルのスケジュール設定] で既定のプロファイルを選択します。このプロファイルは、マシン割り当ての優先順位を制御します。
- コストを優先: スケジュール設定が必要な保留中ジョブの待機時間が延びることを許容してでも、VM 実行の CSP コストを最小化します。
- バランス: VM 実行の CSP コストとジョブの実行時間が互いに許容できる条件に設定します。
- 速度を優先: VM 実行のコスト増を許容してでも、保留中ジョブのスケジュール待ち時間を最小化します。
注:
上記のどのオプションを選択した場合も、UiPath はいくつかの詳細情報を考慮して、マシンの割り当てと割り当て解除の適切な時期を判断します。たとえば、動作中の VM 数、マシンが利用可能になるまでの待機時間、各マシンのキューに格納されたジョブ アイテム数、クールダウン時間などの情報です。
- 詳細: 新しいマシンが必要になった場合に、どのくらい迅速に割り当てるかを制御するパラメーターを手動で設定します。
図 4. 詳細設定
![[プロファイルのスケジュール設定] ページで [詳細] オプションを選択した状態のスクリーンショット](https://dev-assets.cms.uipath.com/assets/images/orchestrator/orchestrator-screenshot-of-the-advanced-option-selected-in-the-profile-scheduling-page-291680-4f3d5f1d-7612c637.webp)
詳細プロファイルを使用すると、使用する設定によってはマシンの実行時間が長くなる可能性があるため、追加の CSP コストが発生する可能性があります。
-
詳細プロファイルを設定するには、以下の手順を実行します。
- 既定のプロファイルとして [ 詳細 ] オプションを選択します。詳細設定が展開されます。
- [割り当て速度] を設定します。これにより、マシンがプールに割り当てられる速度が決まります。
- [スタンバイ マシン] フィールドに、ワークロードを受け入れるマシンの最小数を入力します。
- [ アイドル マシン のタイムアウト] に、マシンがアイドル ステートに留まることができる分数を入力します。つまり、マシンがワークロードを処理しておらず、スタンバイ マシンとしても使用されていないステートである秒数です。この時間が経過すると、マシンはシャットダウンされます。自動的に作成されたマシンはプールから削除されます。
-
[マシンの詳細] セクションの [クラウド接続] リストから、Orchestrator で先ほど作成したクラウド サービス プロバイダーの接続を選択します。
エラスティック ロボット オーケストレーションは、Windows オペレーティング システムを実行するスタンドアロンの Azure 仮想マシン (デスクトップやサーバーなど) で機能します。ただし、Azure Virtual Desktop (AVD) や Amazon WorkSpaces などの仮想化されたデスクトップでは機能しません。
- Azure の場合は、接続に使用する [リソース グループ] を選択します。
AWS および GCP の場合は、[リージョン] を選択します。
- UiPath がマシンの自動プロビジョニングおよびロボットのオンデマンド プロビジョニングを実行する際に、お客様の VM テンプレートを使用してほしい場合は、[マシンを自動的に作成] のトグルをオンのままにしておいてください。
- [マシンを自動的に作成] をオフにした場合は、[マシン] フィールドで、仮想マシンテンプレート、またはエラスティック ロボット オーケストレーション用に作成したカスタム仮想マシンを選択します。
- [マシン イメージ] でマシン イメージの種類を選択します。
- 標準 - 標準の仮想マシンを使用する場合です。
- カスタム - 既存のカスタマイズされたマシンのいずれかを使用する場合です。
- 手順 12 で [標準] を選択した場合はマシンのオペレーティング システムを選択します。
- Windows Server マシン - オペレーティング システムとして Windows Server 2019 を使用します。
- Windows Desktop マシン - Windows 10 または Windows 11 ライセンスのいずれかを使用します。
注:
仮想マシンを作成して Windows OS をインストールする前に、マルチテナント ホスティングを使用できる適切な Windows 10/11 ライセンスを所有していることを確認するよう求められます。作成する仮想マシンと同じ数の Windows Desktop ライセンスを所持していることを確認してください。
-
ドロップダウン リストからマシン イメージを選択します。
-
マシン サイズを選択します。
Size vCPU メモリ (GiB) 最大データ ディスク数 非キャッシュ ディスクの最大スループット (IOPS/MBps) 非キャッシュ ディスクの最大バースト スループット (IOPS/MBps) NIC の最大数 必要なネットワーク帯域幅 (Mbps) 小 2 16 4 3200/48 4000/200 2 5,000 中 8 64 16 12800/192 16000/400 4 12,500 大 16 128 32 25600/384 32000/800 8 12,500
- 手順 12 で [カスタム] を選択した場合は、仮想マシン テンプレートまたはエラスティック ロボット オーケストレーション用に作成したカスタム仮想マシンをそれぞれ選択します。
- [マシンを自動的に作成] をオフにした場合、UiPath は、エラスティック ロボット オーケストレーションに選択されたマシンのみを使用します。その場合、選択したマシンが他のいずれのエラスティック ロボット プールにも使用されていないことを確認してください。さらに、仮想マシンを AWS でホストする場合、AWS の EC2 インスタンスには、
AmazonSSMManagedInstanceCoreインスタンス プロファイルがアタッチされている必要があります。手順については、 AWS のドキュメントをご覧ください。 - [マシンを自動的に作成] をオンにした場合、UiPath は選択されたテンプレートを使用し、必要に応じて、必要な数のマシンを作成します。
- [マシンを自動的に作成] をオフにした場合、UiPath は、エラスティック ロボット オーケストレーションに選択されたマシンのみを使用します。その場合、選択したマシンが他のいずれのエラスティック ロボット プールにも使用されていないことを確認してください。さらに、仮想マシンを AWS でホストする場合、AWS の EC2 インスタンスには、
Azure イメージのマシン テンプレートを追加するには、最大で 15 分かかる場合があります。
- (Azure マシンの場合) [マシン シリーズ] ドロップダウンから、Azure マシンに必要なシリーズを選択します。
- [マシン サイズ] ドロップダウンからマシンのサイズを選択します。
- マシンの IP アドレスをパブリックにする場合は、[パブリック IP アドレス] で [有効] を選択します。
Azure の接続でのみ、IP をパブリックにできます。
- [マシンの最大数] で、以下のオプションのいずれかを選択します。
- 利用可能な最大数を使用: テナントで利用可能な最大ライセンス数までプールを拡張できるようにする場合に選択します。クラウド プロバイダーのサブスクリプション プランによって最大値が制限される場合があります。
- 制限値を指定: マシンの最大数を制限する場合は、このオプションを選択して、UiPath で作成できるマシンの最大数を入力します。
- [詳細設定] をクリックして、詳細なオプションを表示します。
- [仮想ネットワーク] のリストでは、[自動] を選択して、マシン テンプレートに従って自動的に仮想ネットワークをプロビジョニングさせるか、クラウド プロバイダーで使用する仮想ネットワークを選択して、その仮想ネットワークおよびサブネット (定義している場合) を使用させることができます。
図 5. アドレス空間
![[アドレス空間] フィールドを強調表示したスクリーンショット](https://dev-assets.cms.uipath.com/assets/images/orchestrator/orchestrator-screenshot-of-the-address-space-field-highlighted-226831-9a935298-fea3dd13.webp)
-
[プール設定] のため [次へ] をクリックします。
-
UiPath で管理されるロボットの更新を無効化するには、[UiPath に Robot の更新の管理を許可] トグルをオフにします。推奨される既定のオプションは、UiPath で管理される更新を常に有効化しておくことです。
重要:UiPath のサービスでは、Robot およびブラウザー拡張機能のインストールや更新は行われません。必要なサービスはユーザーがインストールし、適宜更新してください。
-
(任意) 前の手順で UiPath で管理される更新を許可した場合は、マシン上の UiPath ソフトウェアの遅延更新を設定できます。次のオプションが利用できます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
インスタント自動更新 (推奨) |
これは既定の推奨オプションです。お使いのマシン上の UiPath ソフトウェア (UiPath Robot、Studio、Assistant など) は、最新の Enterprise バージョンに更新されます。 この更新プログラムは、プール内のすべてのマシンに適用されます。 |
|
遅延自動更新 |
マシン上の UiPath ソフトウェアを最新バージョンより前のバージョンに更新するには、このオプションを選択します。 遅延自動更新は、プールのマシンを追加した時点で存在するソフトウェアのバージョンによって異なります。たとえば、バージョン 2023.4 が最新のときにマシンを追加した場合、遅延自動更新では 2022.10 のソフトウェア バージョンがインストールされます。v2023.10 のリリース後は、遅延自動更新によって v2023.4 ソフトウェア版がインストールされます。 この更新プログラムは、プール内のすべてのマシンに適用されます。 このオプションは、最新の Enterprise バージョンに移行する前にオートメーションを調整するためのバッファー期間を設定するためのものです。 UiPath ソフトウェアは最新バージョンに更新されるのではなく、以前のバージョンに更新されます。 |
[遅延自動更新] オプションでは、提案されたバージョンよりも新しいバージョンの Robot はダウングレードされません。
セキュリティ修正が適用されたバージョンは、選択したソフトウェアの更新オプションに関係なく自動的にインストールされます。
- [完了] をクリックします。
これで、エラスティック ロボット プールの設定が完了し、モダン フォルダー内でジョブの実行に使用できるようになりました。
クラウド リソース (仮想マシン、イメージ) をエラスティック ロボット プールに追加した後に、クラウド リソースに干渉しないでください。 たとえば、次のとおりです。
- 仮想マシンの電源サイクルを手動で行わない
- 仮想マシンがプール内にある間に仮想マシンを CSP から削除しない
- ロボットを Orchestrator に接続したり、Orchestrator から切断したりしない
フォルダーとアカウントのロールを設定する
エラスティック ロボット プールをフォルダーに追加し、そのフォルダーのオートメーションに関わる権限を仮想マシンを使用するアカウントに付与する必要があります。
- 左側のフォルダーを選択し、[設定] > [マシン] に移動します。
- ページの右上の [フォルダーでマシンを管理] をクリックします。
- エラスティック ロボット プールを選択し、[更新] をクリックします。
- [アクセス権を管理] ページに切り換え、使用可能なアカウントを確認します。
- オートメーションを実行するアカウント (仮想マシンのローカル ユーザーである必要があります) がリストに表示されない場合は、 アカウントを追加し 、 Automation User ロールを割り当てます。
注:
ロボット アカウントの使用をお勧めします。 ロボット アカウントは、無人オートメーションの実行専用のアカウントです。
- アカウントの行の右に表示される [その他のアクション] アイコンをクリックし、[編集] を選択します。以下の変更を加えます。
- [ロボットの設定] > [Attended ロボット] をオフにします。(ロボット アカウントには適用されません。)
- [ロボットの設定] > [Unattended ロボット] をオンにします。(ロボット アカウントに対しては既に有効化されています。)
- [フォアグラウンド オートメーションを実行 (資格情報が必要)] チェックボックスを選択します。[ドメイン\ユーザー名] フィールドに
.\usernameを入力します (例:.\uirobot)。[パスワード] フィールドにアカウントのパスワードを入力します。 - [ロボットの設定] を [コンソールにログイン] にし、[いいえ] を選択して、ロボットがタイムアウトしないようにします。
これで、フォルダーとアカウントの設定が完了しました。
通常のマシン テンプレートとは対照的に、エラスティック ロボット プールをフォルダーに追加しても、そのサブフォルダーにはプールが追加されません。マシンをサブフォルダーでも使用する場合は、上記の手順をサブフォルダーに対して実行する必要があります。
Orchestrator の設定も完了したので、クラウドでオートメーションの実行を開始できます。
クラウドでのオートメーションの実行をテストする
クラウドで最初のオートメーションを実行して、エラスティック ロボット オーケストレーションの設定をテストします。
最初の仮想マシンの作成には、10 分から数時間 (Azure でのみ発生) 時間がかかることがあります。オートメーションをテスト実行するには、仮想マシンがジョブを実行できる状態になっている必要があります。
オートメーションを作成すると、エラスティック ロボット プールのマシンが [マシン] ドロップダウンに表示されます。ランタイムは、エラスティック ロボット プールの作成時に設定したランタイムです。
Orchestrator で以下の手順を実行します。
- Orchestrator にプロジェクトをパブリッシュ済みであること、またはパッケージをアップロード済みであることを確認します。
- フォルダーの [オートメーション] > [プロセス] に移動します。
- 新しいプロセスを作成します。
- ジョブを開始します。