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Maestro ユーザー ガイド
Maestro プロセスでは、BPMN タスクの式や出力のマッピングから直接、Data Fabric レコードのクエリや更新を行うことができます。このページでは、サポートされているクエリ プレフィックスと出力アクションについて説明します。
クエリ プレフィックス
Data Fabric の式のクエリ プレフィックスを使用すると、レコードを内部レコード ID ではなくフィールド値で取得できます。次の 2 つのプレフィックスがサポートされています。
| プレフィックス | フル ネーム | 戻り値の型 | 一致がない場合の動作 | 複数の一致がある場合の動作 |
|---|---|---|---|---|
qes: | Query Expansion Single | 単一のレコード | 空の結果を返します。 | エラーを返します。 |
qem: | Query Expansion Multiple | 最大 1,000 件のレコードの配列 | 空の配列を返します。 | 一致するすべてのレコードを返します。 |
式の構文
datafabric.EntityName["qes:FieldName=Value"].FieldToRead
datafabric.EntityName["qem:FieldName=Value"]
datafabric.EntityName["qes:FieldName=Value"].FieldToRead
datafabric.EntityName["qem:FieldName=Value"]
例 — 単一のレコードの検索
datafabric.LoanApplicationCase["qes:CaseId=HL-999"].LoanAmount
datafabric.LoanApplicationCase["qes:CaseId=HL-999"].LoanAmount
例 — 複数のレコードの検索
datafabric.LoanApplicationCase["qem:Status=Pending"]
datafabric.LoanApplicationCase["qem:Status=Pending"]
各プレフィックスを使用すべき状況
qes: は、予期されるレコードが 1 つだけである検索に適しています。クエリが複数のレコードと一致する場合、Maestro はエラーを返し、ワークフローは停止します。レコードが見つからない場合は、空の結果を返して実行を続行します。
qem: は、複数のレコードが返される可能性のあるクエリに適しています。Maestro は、最大 1,000 件の一致するレコードの配列を返します。プロセスでマルチインスタンス マーカーまたはループを使用してこの配列を反復処理することにより、複数の Data Fabric レコードへの展開パターンを 1 ステップで実現できます。
式を qes: から qem: に移行する場合は、下流の変数参照を更新してください。qes: は単一のレコード オブジェクトを返し、qem: は配列を返します。
出力アクション
Data Fabric エンティティを対象とする BPMN タスクの出力では、以下の 3 つのアクションがサポートされます。各アクションでは、一致するレコードが存在するかどうかに応じて、出力で新しいレコードを挿入するか、既存のレコードを変更するか、その両方を行うかが判断されます。
| 操作 | 動作 | レコードが存在する必要があるかどうか |
|---|---|---|
create | 新しいレコードを挿入します。 | いいえ |
update | レコード ID で識別される既存のレコードを変更します。 | はい |
upsert | 一致が見つからない場合は新しいレコードを挿入します。一致が見つかった場合は既存のレコードを更新します。 | いいえ |
出力アクションは、タスクの [プロパティ] パネルの [出力] セクションで設定します。[プロパティ] パネルについて詳しくは、「プロパティとデータを設定する」をご覧ください。