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Maestro ユーザー ガイド
ソリューションベースのプロジェクト - 特別な設定
Studio Web の ソリューション には、Maestro のエージェンティック プロセス、RPA ワークフロー、意思決定ルール、アプリなど、相互に関連する複数のプロジェクトを含めることができます。一部のプロジェクトは、エージェンティック プロセスの実行を拡張またはサポートする特別な役割を果たします。これらは、特別プロジェクトと呼ばれます。
特別なプロジェクトは Maestro プロセスと緊密に連携しており、意思決定ロジック、UI タスク処理、クロスプロジェクト オートメーションなどの高度な機能を使用できます。これらは、ソリューション レベルで一度設定すれば、複数のプロセス モデルで再利用できます。
特別プロジェクトには以下が含まれます。
| projectType | 目的 |
|---|---|
| エージェンティック プロジェクト | Maestro からトリガーできる、再利用可能なエージェントベースのワークフローをホストします。これらのプロジェクトは、AI エージェントまたはプランナー コンポーネントを利用した自律的または半自律的な動作を定義します。 |
| ワークフロー プロジェクト | サービス タスクによってトリガーされる、再利用可能な RPA ワークフローを提供します。 |
| アプリ プロジェクト | 人間参加型のインタラクションのためにユーザー タスクで使用されるアクション アプリをホストします。 |
特別なプロジェクトを追加して使用する方法
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Studio Web でソリューションを開きます。
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[プロジェクトを追加] を選択し、適切な種類 ([Maestro]、[ルール]、[ワークフロー]、または [アプリ]) を選択します。
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プロジェクトを作成すると、Maestro 内で依存関係として利用できるようになります。
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プロセスの要素 (意思決定タスクやユーザー タスクなど) を設定する際は、これらの特別なプロジェクトのロジックまたはコンポーネントを参照できます。
注:同じソリューション内のプロジェクトは、変数、スキーマ参照、パブリッシュされたアセットへのアクセスを自動的に共有するため、モジュール性が向上し、重複が減ります。
ユース ケースの例
Maestro で請求書承認プロセスをモデリングします。これをサポートするために、ソリューションには以下が含まれます。
- エスカレーション前にトレーニング済みの AI エージェントを使用して例外の分類を処理するエージェンティック プロジェクト。
- 請求金額とリージョンに基づいて承認ルーティングを決定するルール・プロジェクト。
- マネージャーがカスタム インターフェイスを使用してタスクを承認または却下できるアプリ プロジェクト。
- 提出前に請求書データを検証するワークフロー プロジェクト。
ソリューションをこのように編成することで、柔軟で再利用可能なプロセス コンポーネントを 1 か所で管理できるようになります。
ソリューションの パブリッシュとデプロイについて詳しくは、『Studio Web ガイド』をご覧ください。