- はじめに
- 基本情報
- プロセス モデリング
- プロセスの実装
- プロセスの操作
- プロセスの監視
- プロセスの最適化
- プロセスの最適化を理解する
- [最適化] ビュー
- プロセス最適化アプリにアクセスする
- Process Mining でのプロセス最適化アプリ
- 外部データでプロセスの最適化を強化する
- 参考情報

Maestro ユーザー ガイド
プロセス最適化アプリにアクセスする
プロセス最適化アプリにアクセスするには、Process Mining サービスを Maestro と同じテナントで有効化する必要があります。こちらで Maestro の前提条件もご覧ください。
Orchestrator にプロセスをパブリッシュすると、Process Mining ではプロセスにプロセス最適化アプリが自動的に作成されます。
プロセス最適化アプリは概要ダッシュボードを備え、そこには非効率性の検出、比較、適合性の確認、根本原因の分析などのさまざまな機能が用意されています。コード不要のインターフェイスを使用して独自の KPI を定義し、プロジェクトのニーズに適したカスタムのグラフやダッシュボードを作成できる柔軟性があります。
Maestro では、サードパーティのソース データをプロセスの追跡に組み込むこともできます。これにより、適切に編成したエンドツーエンドのプロセスで、ビジネス固有の KPI が得られます。
[Process Mining で開く] ボタンを選択して、Process Mining でプロセス最適化アプリを開きます。プロセス最適化アプリが新しいブラウザー タブで開きます。
Process Mining でプロセス最適化アプリを開くには、以下の手順に従います。
- [Process Mining で開く] ボタンを選択します。
プロセス最適化アプリが新しいブラウザー タブで開きます。
- [Process Mining で開く] ボタンは、プロセス最適化アプリで利用可能なデータがある場合にのみ有効化されます。
- プロセス最適化アプリのデータは毎日自動的に更新されるので、ダッシュボードでは確実に最新のデータを確認できます。
ダッシュボードと KPI の詳細については、「プロセス最適化アプリ」をご覧ください。
Orchestrator の権限
Maestro を使用してプロセス最適化アプリを作成した場合、Process Mining でアプリにアクセスできるかどうかは、Orchestrator でユーザーとして持っている権限によって異なります。
つまり、Orchestrator の関連フォルダーにアクセスできる場合は、Process Mining で対応するプロセス最適化アプリに自動的にアクセスできます。以下の表に、Orchestrator の権限と、それに対応して継承される、Process Mining でのプロセス最適化アプリに対する権限について、概要を示します。
| Orchestrator のフォルダー権限 | プロセス最適化アプリの権限 |
| 読み取り |
|
| 編集 |
|
Administrator や Developer など、プロセス最適化アプリに対するアクセス権の管理権限を持つ Process Mining ユーザーは、必要に応じてアプリに対する追加の権限を付与できます。
詳しくは「プロセス アプリのアクセス権を管理する」をご覧ください。
プロセスが Orchestrator から削除されると、関連するプロセス最適化アプリは、パブリッシュ済みのカスタマイズが含まれていない限り、Process Mining から自動的に削除されます。
トラブルシューティング
[最適化] タブにデータが表示されないことがあります。このような問題を解決するためのいくつかのオプションを次の表に示します。
| 考えられる原因 | 解決方法 |
| 自動スケジュールによるデータの更新がトリガーされていません。 | メニュー バーの [データを再読み込み] オプションを使用して、手動でデータの再読み込みを試してください。 |
| プロセスにリンクされたプロセス最適化アプリがありません。 |
|
| プロセスが、エンドツーエンド プロセスの開始ではないか、キュー アイテムあるいは別のエージェンティック プロセスまたは RPA プロセスから開始されています。 |
定義済みの Maestro アプリを Process Mining から削除し、追跡対象とするプロセスの実際の開始を指定した新しいプロセス最適化アプリを作成します。詳しくは、「プロセスの追跡」をご覧ください。 次の手順を実行します。
コンテキスト メニューを開き、[アプリを削除] を選択します。
|
| 過去 24 時間以内にプロセスが実行されていません。 | 同じテナントに有効な実行があることを確認してください。 |
アプリを削除しても、そのアプリは一時的にデータベースに保持されるため、[最適化] タブで同じ ID を使用して新しい Maestro アプリを作成できないことがあります。1 時間ほど時間をおいたうえで次の手順を実行することをお勧めします。