- はじめに
- 基本情報
- Maestro のランディング ページ
- プロセス モデリング
- プロセスの実装
- プロセスの操作
- インスタンスの管理ビュー
- 変数と要素のフィルター処理
- プロセスの監視
- プロセスの最適化
- ライセンス
- 参考情報

Maestro ユーザー ガイド
プロセスの概要のホームページでは、すべてのプロセス インスタンスの運用が概説され、アクティブなインスタンスのダッシュボード、すべてのインシデントの表、すべてのプロセスの表が示されます。
プロセス テーブルから特定のプロセスを選択すると、そのプロセスのインスタンスをすべて収めたテーブルが表示されます。このテーブルでいずれか 1 つのインスタンス バージョンを選択すると、プロセス モデルを表すダイアグラムを表示できます。
- 上位のプロセス (インスタンス別)
最も頻繁に実行されるプロセスを確認します。このビューは、最適化や追加の監視が必要な可能性のある大量のワークフローを特定するのに役立ちます。
- プロセスごとの合計実行回数を表示します。
- リンクを使用すると、そのプロセスの詳細な履歴に直接移動できます。
151 個のインスタンスを持つ例:
Loan.Origination.and.Reviewが、このワークスペースで最もアクティブなプロセスです。 - 上位のプロセス (時間別)
合計実行時間が最も長いプロセスを特定します。これにより、レビューが必要なボトルネックや実行に時間がかかっているフローが明らかになる可能性があります。
-
すべてのインスタンスの合計実行時間を集計します。
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パフォーマンスの監視と最適化に役立ちます。
同じ
Loan.Origination.and.Reviewプロセスの実行時間は、合計で 201 日 を超えています。
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- プロセス インスタンスのステータス (棒グラフ)
完了した、エラーが発生した、またはキャンセルされたインスタンスの数を時系列で視覚的に示したグラフです。
- 完了 (緑)
- エラー (赤)
- キャンセル済み (灰色)
これを使用して、数日間の傾向を把握したり、異常を特定したりできます。
4 月 22 日のエラーと完了の急増は、最近のデプロイまたは上流システムの障害を示している可能性があります。
- プロセス テーブル (フィルター付き)
次の表に、プロセス名別の詳細な内訳を示します。
列 説明 Running (実行中) 現在アクティブなプロセス インスタンス 完了 正常に完了した合計 エラー エラーにより失敗した合計 合計 すべての実行の合計数 バージョン パブリッシュされたプロセス バージョンの数 場所 プロセスがデプロイされている Orchestrator フォルダー ヒント: この表は、リアルタイムで検索、場所での絞り込み、または更新を行うことができます。 - インスタンスの詳細へのドリルダウン
個々のプロセスの実行に関する詳細情報を表示するには、以下の手順を実行します。
- リストまたはグラフでプロセス名のリンク (例:
Loan.Origination.and.Review) を選択します。これにより、インスタンスの詳細ビューが開きます。 - フィルターを使用して、次の基準でインスタンスを表示します。
- ステータス: 実行中、完了、エラー、キャンセル済み
- 日付/時刻の範囲
- バージョン番号
- カスタム値フィルター
- 特定の要素
この詳細ビューにより、透明性を確保しつつデバッグ、監査、最適化を行うことができます。
- リストまたはグラフでプロセス名のリンク (例:
[すべてのインスタンス] ビューで 1 つのインスタンスを選択すると、各ステップの実行ステータスを示すダイアグラムが表示されます。このダイアグラムには、インスタンスの実行証跡、関連する変数、アクションの履歴データも表示されます。単一インスタンスのビューでは、実行証跡全体、アクション履歴、ステップの詳細、グローバル変数を 1 か所で一元的に確認できます。
インスタンスの実行証跡には、エージェントやサブプロセスのステップ階層など、インスタンス プロセス実行の各ステップが詳しく示されます。詳しく調べるために、ダイアグラム上で特定のノードを選択でき、また実行証跡のステップを選択できます。選択したコンポーネントが青色で強調表示され、ステップ ID、ラベル、入出力変数、実行時間などの詳細情報や、ジョブやアプリ タスクを開く操作といった追加タスクへのリンクが示されます。
最後に、実行したインスタンス管理アクションの詳細が [アクション履歴] タブに表示されます。この詳細情報として、実行したアクションの詳細、責任者、提供されたコメントなどがあります。この網羅的な情報により、インスタンス実行の各ステップに高度な透明性と追跡性が得られます。
- ジョブ ビューのフォルダー権限。事前定義済みの Automation User フォルダー ロールも使用できます。
- パッケージ ビューのテナント権限。事前定義済みの Allow to be Automation User テナント ロールも使用できます。
インスタンスの管理アクションとして、一時停止、再開、リトライ、キャンセル、移動、移行なども実行できます。これらのアクションのいずれかを実行すると、詳細情報を記録できるコメント セクションが表示されます。入力したコメントはアクション履歴のセクションに表示されます。
一時停止
インスタンスに対して一時停止アクションを実行すると、現在実行中のすべてのステップが完了した後でインスタンスの実行が一時停止します。
再開
インスタンスに対して再開アクションを実行すると、実行が再開します。
リトライ
移行
キャンセル
移動
インスタンスに対する移動アクションによって、そのインスタンスの実行場所を別のプロセス要素に移動し、実行シーケンスを変更できます。多くの場合、エラーが発生したインスタンスや一時停止したインスタンスにこの手順を適用して、前のステップの再実行が必要な状況や、現在のステップを実行せずに以降のステップへ進む状況に対処します。