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Maestro ユーザー ガイド
| Maestro のスクリプト タスクを使用すると、インライン JavaScript を実行して、プロセスの次のコンポーネントに渡す前に、データの操作、ペイロードの強化、条件ロジックの適用、入力の変換を行うことができます。これは、スキーマ キュー、API 呼び出し、エージェント、またはストレージ システムのデータを準備する場合に特に便利です。 |
スクリプト タスクは、次の場合に使用します。
- 受信データを変換または再構築する必要がある場合。
- フィールドを検証する、または無効な入力を拒否する場合。
- 複数の入力を 1 つのオブジェクトに結合する必要がある場合。
- 転送する前に、データをフィルター処理、削除、または再フォーマットする場合。
- プロセス ツールバーからスクリプト タスク ノードをドラッグします。
- 右側のパネルの [入力] セクションに入力引数を追加します。
入力引数には、リテラル値、コンテキスト変数、または前のノード出力 (
vars.inArgなど) を指定できます。 - エディターでスクリプトを記述します。
- [スクリプト] の下の入力ボックスをクリックし、エディターの全画面表示に展開します。
- 次の例のように、JavaScript の式はオブジェクトまたは値を返す (
return) 必要があります。return { param1: inputString, param2: "staticValue" };return { param1: inputString, param2: "staticValue" };
- [出力] セクションを使用して、返されるオブジェクトからの出力を Maestro 変数にマッピングします。
fx アイコンをクリックして JS 関数式エディターを開くと、式をインラインでテストできます。このエディターには以下が含まれます。
-
サンプル入力を貼り付けることができる [テスト入力] パネル。
-
返されるオブジェクトがどのように表示されるかをプレビューするためのリアルタイムの [式の出力] パネル。
JSON.parse エラー) が表示されます。
[スクリプト タスク] の [アクション] ドロップダウンでは、プロセスが呼び出す外部実行の種類を定義できます。各オプションは、UiPath の特定の機能または連携方法にマップされています。各オプションの概要は以下のとおりです。
- None
スクリプト タスクの実装は設定されていません。
- アクション アプリ タスクを作成
タスクの完了を待たずに、ユーザーの操作のためにアクション アプリ内にタスクを作成します。
- RPA ワークフローを開始して待機
デプロイ済みの RPA ワークフロー (UiPath Studio プロジェクトなど) を開始し、そのワークフローが完了するまで待機してから続行します。
- エージェントを開始して待機
UiPath エージェント (再利用可能なロジック ブロック) を起動し、その実行が完了するまで待機します。
- 外部エージェントを開始して待機
UiPath の外部でホストされているエージェント (CrewAI、Salesforce、ServiceNow など) をトリガーし、結果を待機します。
- API ワークフローを開始して待機 [プレビュー]
API ベースのワークフロー (プレビュー) を実行し、応答を待機します。
- エージェンティック プロセスを開始
エージェンティック設計 (モジュール式ロジック) に基づいてプロセスを開始し、それが終了するのを待機しません。
- エージェンティック プロセスを開始して待機
エージェンティック プロセスを開始し、実行が完了するまで一時停止します。
- ビジネス ルールを実行 [プレビュー]
ビジネス ルールを評価し、その結果をプロセスで使用します (現在はプレビュー段階)。
- キュー アイテムを作成
非同期処理を行うために、新しいアイテムを UiPath のキューに追加し、結果は待機しません。
- キュー アイテムを作成して待機
アイテムをキューに追加し、処理されるまで待機してから次の処理に進みます。
- コネクタ アクティビティを実行
事前設定された Integration Service コネクタ アクティビティ (例: Salesforce または Slack) を実行します。
- コネクタ イベントを待機
コネクタから特定のイベント (フォームの送信や外部トリガーなど) を受信するまで、プロセスを一時停止します。
- スクリプトを実行
プロセス中に、軽量なロジックや変換を行う短いスクリプト (JavaScript または同様のスクリプト) を実行します。
タスクについて詳しくは、「BPMN モデリングのタスク」をご覧ください。