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Studio Web ガイド
ファイルおよびフォルダーのリソースを使用する
ファイルやフォルダーの操作を伴うワークフローを自動化できます。たとえば、複数のオンライン アプリケーションやサービス間でコピー、ダウンロード、アップロード、移動、削除を行うことができます。Microsoft 365 アクティビティと Google Workspace アクティビティでは、オンライン ストレージを参照して、ワークフローで使用するファイルやフォルダーを指定できます。
異なるオンライン アプリケーションにまたがるワークフローを作成する場合、ファイルまたはフォルダー リソースを使用するには、まずファイルを取得する次のようなアクティビティを使用して、オートメーションでそのリソースを利用できるようにします。
- [ファイルの作成時] (Google ドライブまたは Microsoft OneDrive および SharePoint) と [ファイルの更新時] (Google ドライブまたは Microsoft OneDrive および SharePoint) - ファイルの作成時または更新時にオートメーションを開始します。
- 「ダウンロード」系アクティビティ - オンライン アプリまたはサービスからファイルをダウンロードします。[ファイルをダウンロード] アクティビティは、複数のオンライン アプリやサービスに利用でき、[メールの添付ファイルをダウンロード] アクティビティは Gmail や Microsoft Outlook に利用できます。
- 「取得」系アクティビティ -オンライン アプリのファイル リソースへの参照を取得して他のアクティビティで使用できます。たとえば、Google ドライブまたは Microsoft OneDrive および SharePoint の [ファイル/フォルダーを取得] アクティビティや [ファイルのリストを取得] アクティビティなどです。
- 繰り返し (ファイル/フォルダー) - Google ドライブ または Microsoft OneDrive および SharePoint 内のファイルやフォルダーのリストを反復処理します。
- 「アップロード」系アクティビティ - オンライン アプリまたはサービスにファイルをアップロードします。[ファイルをアップロード] アクティビティは、複数のオンライン アプリやサービスに利用できます。
- 添付ファイル付きのメールを送信するアクティビティ (Google ドライブまたは Microsoft OneDrive および SharePoint の [メールを送信]、[メールに返信]) またはファイルを送信するアクティビティ (Slack の [チャンネルにファイルを送信])。
Google ドライブ内のファイルの移動や Microsoft OneDrive および SharePoint 内のファイルまたはフォルダーの移動には、それぞれ専用のアクティビティ ([ファイルを移動]、[ファイル/フォルダーを移動]) を使用できます。
複数のアプリケーションからファイルを削除する場合は、専用の [ファイルを削除] アクティビティを使用できます。Google ドライブと Microsoft OneDrive および SharePoint の [ファイル/フォルダーを削除] アクティビティでは、ファイルとフォルダーの両方を削除できます。
リソースそのもの以外にも、さまざまなプロパティを使用してオートメーションで特定のアクションを実行できます。たとえば、ファイルのサイズや拡張子に基づいて条件を作成し、使用するファイルをフィルター処理したり、メールの本文にファイルの名前を追加したりできます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
フル ネーム | 拡張子を含むファイル名です。 |
名前 |
拡張子なしのファイル名です。 |
拡張子 |
ファイルの拡張子です。 |
作成日 | ファイルが作成された日付と時刻です。
曜日や日付の一部 (例: 年) に基づいて、追加の値を使用できます。 |
最終更新日 | ファイルが最後に変更された日時です。
曜日や日付の一部 (例: 年) に基づいて、追加の値を使用できます。 |
ID | リソースの一意の ID です。 |
MIME の種類 |
リソースのメディアの種類です (使用可能な場合)。 |
SizeinBytes |
サイズ (バイト) です。 |
フォルダーかどうか | リソースがフォルダーかどうかを示します。 |
IsResolved |
リモート リソースが利用可能かどうかを示します。 |
URI |
リモート リソースを識別する URI です。 |
ローカル パス |
リソースをローカルにダウンロードする場所のパスです。 |
LocalCopy |
リソースのローカル・コピーへの参照です。 |
Gmail のメール添付ファイルを Google ドライブにアップロードする
- 新しいプロジェクトを作成し、トリガーとして Google Workspace の [メールの受信時] を選択します。
- トリガー アクティビティで、以下の手順を実行します。
- コネクションを作成または選択します。
- [その他のオプションを表示]、[添付ファイルがある場合のみ] オプションの順に選択します。
- メールを受信するフォルダーを [メール フォルダー/ラベル] フィールドから選択します。
- Google Workspace の [メールの添付ファイルをダウンロード] アクティビティを追加します。アクティビティでコネクションを選択し、[メール] オプションで [クリックして変数を使用] というラベルが付いたフィールドを選択します。次に、[メールの受信時] > [メール] を選択します。
- Google Workspace の [ファイルをアップロード] アクティビティを追加します。このアクティビティで、以下の手順を実行します。
- コネクションを作成または選択します。
- [クリックして変数を使用] というラベルの付いた [ファイル] フィールドを選択し、[メールの添付ファイルをダウンロード] > [添付ファイル] を選択します。
- フォルダー ブラウザーを使用してアップロード先フォルダーを選択します。
新しいファイルの作成時にメールを送信する
- 新しいプロジェクトを作成し、トリガーとして Microsoft 365 の [ファイルの作成時] を選択します。
- トリガー アクティビティで、以下の手順を実行します。
- コネクションを作成または選択します。
- [作成場所] フィールドから、ファイルを作成するフォルダーを選択します (例: Reports)。
- Microsoft 365 の [メールを送信] アクティビティを追加します。このアクティビティで、以下の手順を実行します。
- コネクションを作成または選択します。
- [送信先] フィールドに受信者を追加します。
- [件名] フィールドに件名を追加します (例: 「レポートが作成されました」)。
- [本文] フィールドに本文を追加します。たとえば、新しいファイルの名前を含むメッセージを入力するには、「新しいレポート
File name
が Reports フォルダーで利用可能です」と入力します。- 「新しいレポート 」と入力します。
- ファイル名を表す変数を最後の文字の後に追加するために、[ファイルの作成時] > [その他を表示] > [ファイル] > [フル ネーム] を選択します。
- 続けて、変数の後に「 が Reports フォルダーで利用可能です」と入力します。