ドキュメント データ

概要

Document Data オブジェクトにはドキュメントに関するすべての情報が含まれており、ドキュメントを効率的に処理するために UiPath.DocumentUnderstanding.Activities パッケージ内のアクティビティの入力データまたは出力データとして使用されます。このオブジェクトに含まれる可能性がある情報は、以下のとおりです。

• ドキュメントの種類。[ドキュメントを分類] アクティビティによって入力されます。
• データ (フィールド)。[ドキュメント データを抽出] アクティビティによって入力されます。
• テキストとドキュメント オブジェクト モデル。入力ファイルを処理する、ワークフロー内の最初の UiPath.DocumentUnderstanding.Activities アクティビティによって入力されます。後続のすべてのアクティビティで使用されます。
• オートメーションを実装するときに役立つ可能性があるその他のプロパティ

このオブジェクトには、処理対象のドキュメントに関するすべての情報が 1 つのリソースとして集約されています。

ヒント: アクティビティが Studio のワークフローの最初の Document Understanding アクティビティでない限り、Document Data を入力として使用します。アクティビティが Studio のワークフローの最初の Document Understanding アクティビティである場合にのみ、File 変数を入力として使用します。

プロパティ

Document Data 変数のプロパティは、1 つまたは複数のアクティビティにより設定、または使用されます。変数を設定するアクティビティに応じて、プロパティは異なります。

注: 以下の変更は、v2.5.0-preview リリース以降のプレビュー リリースに適用されます。

• [ドキュメントの種類] 属性の [名前] プロパティが次のように置き換わります。

  • カスタム モデルの場合は [表示名]
  • すぐに使えるモデルの場合は [ID]
• Document Understanding フレームワークの結果から設定される 2 つの新しいプロパティが追加されました。
  • ID
  • 表示名

属性名	プロパティ	説明	値を設定するアクティビティ
ドキュメントの種類	名前	ドキュメントの種類の名前です。	ドキュメントを分類
	信頼度	分類の信頼度です。
	URL	ドキュメントの種類にアクセスできる場所の URL です。カスタムまたは事前定義済みの値を指定できます。Document Understanding センターの各プロジェクトを介して参照されます。
フィールド	Field Value	フィールドの抽出値です。	ドキュメント データを抽出 検証タスクを作成 検証タスクを作成して待機 検証タスク完了まで待機し再開
	Extraction Confidence Score	モデルによって返される抽出結果の信頼度スコアです。
	OCR Confidence Score	OCR エンジンによって返される信頼度スコアです。
File Details	フル ネーム	ファイルの完全名です。	Document Data オブジェクトを作成し、ファイルを入力として受け取るアクティビティ
	拡張子	ファイルの拡張子です。
	Page Range	ファイルのページ範囲です。
Sub-Documents	-	Document Data のコレクションです。 注: これは、現在は入力されません。分類の検証および分割機能と共に、将来追加される予定です。	ドキュメントを分類
メタデータ	-	ドキュメントの処理に関する情報です。	Document Data オブジェクトを作成し、ファイルを入力として受け取るアクティビティ
DOM	-	すべてのアクティビティで使用されるドキュメント オブジェクト モデルです。
テキスト	-	すべての抽出テキストです。
Detected Language	-	ドキュメントで検出された言語です。
Split Confidence	-	ドキュメントが分割された場合、ドキュメントは分割モデルによって返されます。 注: これは、現在は入力されません。分類の検証および分割機能と共に、将来追加される予定です。	ドキュメントを分類
Results as Data Table	-	データ テーブルとしてエクスポートされたフィールドです。	ドキュメント データを抽出