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Communications Mining ガイド
Last updated 2024年11月7日

CommPath LLM と Preview LLM の比較

注: 抽出データを生成するときには、以下の 2 つの異なる LLM のいずれかを選択できます。
  1. CommPath LLM
  2. Preview LLM

以下は、使用する LLM を決定する際のいくつかの考慮事項の概要です。ユース ケースでメッセージあたり 30 を超えるフィールドを抽出する必要がある場合、現在は Preview LLM を使用することをお勧めします。

CommPath LLM

  • コミュニケーション データ用に微調整された UiPath® 独自の LLM を活用します。
  • 現在はメッセージあたり約 30 フィールドの抽出に限定されています​。
  • Preview LLM よりもレイテンシが小さい​。
  • データに基づいて微調整できます。
  • 抽出できるフィールドの数とモデルの推論速度の両方の観点から CommPath のパフォーマンスを向上させることが 2024 年の最優先事項となっています。
  • Preview LLM と比較して発生の信頼度が高い (詳細については、「生成 AI による抽出によるオートメーション」セクションをご覧ください)​。

Preview LLM

  • Azure OpenAI の GPT モデルを基盤となる LLM として活用します。
  • UiPath® ではアップタイムを保証していません。Azure OpenAI エンドポイントに完全に依存するからです。エンドポイントがダウンしたり過負荷になったりした場合、UiPath® は可用性を保証できません​。
  • メッセージあたり 30 を超えるフィールドを抽出できます。
  • CommPath LLM と比較してレイテンシ大きい​。
  • コンテキスト内学習に限定されます​。
    注: コンテキスト内学習を使用する場合、プラットフォームはプロンプトの入力内容からのみ学習できます。Communications Mining ではプロンプトをある程度まで自動的に調整できますが、モデルはユーザー主導の検証からは学習しません。

以下に示す設定を使用して、生成 AI による抽出に使用する LLM を選択します。

CommPath LLM は既定で有効化されています。Preview LLM を有効化するには、トグルを以下の画像のように設定する必要があります。



[生成 AI による抽出モデルを使用] トグルがオフになっている場合は、CommPath LLM を使用していることになります。

[生成 AI 機能を使用][生成 AI による抽出モデルを使用] トグルがオンになっていると、プラットフォームの抽出プロセスで UiPath® Azure OpenAI エンドポイントが使用されます。

推奨されるアプローチ

  1. CommPath LLM を使用して抽出のトレーニングを開始します。
  2. 抽出が正確に実行される場合は、CommPath LLM を使用して抽出のトレーニングを続けます。そうでない場合は、各メッセージのフィールド数が多いかテーブルが大きいため、Preview LLM に切り替えます。​

    抽出データの予測が正確かどうかを判断するには、[検証] ページの [生成 AI による抽出] タブで検証の統計情報を確認します。抽出の精度と再現率がユース ケースに適している場合は、引き続き CommPath LLM を使用してください。

    いずれかのデータ ポイントが CommPath LLM で期待どおりに抽出されない場合:

    1. [モデル] に移動して現在のモデル バージョンをピン留めし、最新のモデル バージョンの [ピン留め] を選択します。
    2. UiPath® の担当者に連絡し、抽出が適切に実行されなかったモデルのバージョンを確認します。UiPath® の担当者が Communications Mining の製品チームと直接連携し、改良点を調査して実装します​。
  3. Preview LLM を使用する場合は、CommPath LLM をトレーニングしたときと同じ方法でモデルのトレーニングを続行します。それにより、各抽出の正しい例を提供してください。
  • CommPath LLM
  • Preview LLM
  • 推奨されるアプローチ

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