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Communications Mining ガイド
データの構造と権限について
このプラットフォーム内では、データは構造化されて階層形式で保存されます。この階層は、データ ソース、データセット、プロジェクトの 3 つの主要コンポーネントで構成されます。Automation Cloud ユーザーの場合、これら 3 つのコンポーネントはクラウド テナント内に保存されます。各コンポーネントへのアクセスは、厳密な権限によって管理されます。
データ ソース
データ ソースは、アノテーションが行われていない、類似する種類の生のコミュニケーション データのコレクションです。たとえば、共有メールボックスのすべてのメール、NPS アンケートの回答のコレクションなどがあります (詳しくは、こちらをご覧ください)。個々のデータ ソースは、最大 10 個の異なるデータセットに関連付けることができます。
データセット
データセットは、1 から 20 個のデータ ソース (類似する種類と類似する目的を持つデータ ソース) と、そのソース内のデータを理解するようにプラットフォームをトレーニングするときに作成する「モデル」で構成されます (詳しくはこちらをご覧ください)。
プロジェクト
プラットフォーム内の、権限が設定された保存領域です。各データセットとデータ ソースは、作成時に指定する特定のプロジェクトに属します (詳しくは、「プロジェクト」をご覧ください)。
テナント (Automation Cloud ユーザーのみ)
テナントを使用すると、実際の組織と同様に業務フローや情報を分離して組織構造をモデル化できます。テナントは、ユーザーのグループごとにサービスを整理・管理することのできるコンテナーの役割を果たします。
たとえば、テナントを部署ごとに作成すれば、部署ごとに有効化するサービスを必要に応じて決定できます。各テナントでは、各クラウド サービスのインスタンスを 1 つだけ持つことができます。
異なる UiPath® Cloud テナント間で Communications Mining™ モデルを昇格させることはできません (例: DEV から PROD に昇格させる)。
デプロイできるのが PROD 環境の PROD だけである場合は、PROD で Communications Mining™ を有効化します。ただし、別の環境から PROD に柔軟にデプロイできる場合は、PROD のオートメーションによって、そのオートメーションが配置されているテナント (例: QA/DEV) からプラットフォームを呼び出すことができます。
権限
権限はユーザーごとであり、ユーザーが属する各プロジェクトに固有です。権限によって機密データへのアクセスを提供したり、ユーザーが権限に応じて異なる操作をプラットフォームで実行したりできるようにします (詳しくは、こちらをご覧ください)。
概要
Automation Cloud ユーザーである場合、Communications Mining™ サービスは特定のテナントで有効化されます。テナントは、プロジェクトが保存される場所です。
各データセットとデータ ソースは特定のプロジェクトに関連付けられており、ユーザーがプロジェクト内のデータを操作できるようにするには、それらのプロジェクトへのアクセス権が必要です。
1 つのプロジェクト内のデータセットは、複数のプロジェクトのデータ ソースで構成されている場合があります。ユーザーがデータを表示およびアノテーションを行うには、両方のプロジェクトで権限が必要です。
以下の図は、各要素と権限の関係を説明するのに役立ちます。
- 以下のテナント A の例では、すべてのデータ ソースがプロジェクト A1 に関連付けられていますが、プロジェクト A1 とプロジェクト A2 の両方に関連付けられているデータセットがあります。
- ユーザーがプロジェクト A1 のデータセット (データセット 1、2、または 3) にアクセスする場合、プロジェクト A1 の表示権限のみが必要です。
- ただし、ユーザーがプロジェクト A2 のデータセット (データセット 4、5、または 6) にアクセスする場合は、データ ソースがすべてプロジェクト A1 にあるため、プロジェクト A1 と A2 の両方に対する表示権限が必要になります。
- プロジェクト A1 または A2 を表示するには、テナント A へのアクセス権が必要です。プロジェクト B1 を表示するには、テナント B へのアクセス権が必要です。ユーザー権限はテナント間で委譲されません。
- 複数のクラウド テナントを利用するという概念は、Automation Cloud ユーザーにのみ適用されます。