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クラシック フォルダーからモダン フォルダーへの移行
既存の Orchestrator インスタンスをアップグレードすると、すべてのエンティティが、単一のフォルダー (Default) またはこれまでの組織単位のフォルダーに移行されます。これらのエンティティは、引き続き以前と同様に使用でき、後方互換性やパフォーマンスは変化しません。
モダン フォルダーが提供する機能を最大限活用するには、Orchestrator アクティビティを使用する既存のワークフローまたは Orchestrator への直接の HTTP 呼び出しを実行する既存のワークフローを、UiPath.System.Activities (v19.10.1 以降) を使用して再コンパイルする必要があります。以下を除く、他のすべての既存のエンティティをモダン フォルダー構造に再プロビジョニングする必要があります。
- ロボット - 新しいモダン フォルダーへのアクセス権のあるユーザー向けに自動的にプロビジョニングされるため。
- ロボット グループ - モダン フォルダーのコンテキストでは使用されないため。
モダン フォルダーの追加機能の詳細については、こちらをご覧ください。
モダン フォルダーを使用するために、現在のデプロイのすべてまたは一部を変換する場合、再デプロイが必要なエンティティもあれば、完全に再作成する必要があるエンティティもあります。
移行プロセスのおおまかな概要は次のとおりです。
- 以前の各組織単位、または組織単位が使用されていない場合はテナントが、第 1 レベルのフォルダーになります。これは Orchestrator インスタンスをアップグレードすると自動的に行われます。
- 各ロボット グループは個別のサブフォルダーになります。または、各ロボット グループのユーザーとプロセスを完全に分離したい場合は、独自の第 1 レベル フォルダーになります。
- 各パッケージのワークフローは、現在のアクティビティを使用して再コンパイルしてから、Orchestrator に再パブリッシュまたはアップロードする必要があります。
- 新しくコンパイルされたパッケージを使用して、各プロセスを以前のロボット グループに対応するフォルダー (またはサブフォルダー) に再デプロイする必要があります。
- 各ユーザーは、アクセスする必要のあるプロセスに対応するフォルダーに追加する必要があります。
domain\username
でクラシック フォルダーとモダン フォルダーに 1 つずつ、合計 2 つのロボットを作成できます。ユーザーが表示および実行できるのは、これらのロボットで使用できるクラシック プロセスのみです。Orchestrator 管理者がモダン フォルダー構造全体と必要なエンティティを作成および追加した後に、ロボットが削除されると、モダン ロボットが引き継いで同じプロセスのモダン バージョンを実行しますが、ユーザー エクスペリエンスには変化として現れません。
domain/username
を持つクラシック ロボットが存在する場合、ユーザーはクラシック ロボットとその関連プロセスにしかアクセスできません。
UiPath Orchestration Manager を使用すると、モダン フォルダーへの移行プロセスを簡素化できます。これは Studio のプロジェクトで、Orchestrator API を使用して Microsoft Excel のブックをベースにエンティティを操作します。移行作業における使用手順は、製品のドキュメントをご覧ください。
FolderPath
パラメーターを使用して、別のフォルダー内のリソースにアクセスすることができます。
FolderPath
パラメーターでは、以下の方法で相対フォルダー パスを指定できます。
/
で始まるパス - 周囲のフォルダーが属するツリーのroot
フォルダーから開始します。.
で始まるパス - 周囲のフォルダーから開始します。..
で始まるパス - パス内のそれぞれの..
について、周囲のフォルダーの階層で 1 つ上のレベルから開始します (例:../
: 1 レベル上の階層、../../
: 2 レベル上の階層)。
末尾にスラッシュを付けることはできませんのでご注意ください。