Orchestrator
2020.10
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サポート対象外
Orchestrator ユーザー ガイド
最終更新日 2023年12月12日

ロボットを管理する

モダン フォルダーには、厳密な意味でのロボット管理というものは存在しません。ロボットが自動的に作成されるからです。ただし、作成するロボットのライセンス、実行、認証に関して定義する必要があります。以下に、モダン フォルダー内のジョブを実行できるよう機能を設定するための手順を示します。

Attended 設定

  1. マシン テンプレートまたは標準マシンを作成します。個人用ワークスペースのユーザーの場合、マシン テンプレートは自動的に作成されます。

    場所

    [テナント] > [マシン]

    マシンの作成方法はこちらをご覧ください。

  2. マシン エンティティによって生成されたキーを使用して UiPath Assistant を Orchestrator に接続します。

    場所

    [UiPath Assistant] > [Orchestrator の設定]

    UiPath Robot を Orchestrator に接続する方法については、こちらをご覧ください。

  3. ユーザー エンティティの設定: ユーザーのロールをテナント レベルで設定し、ロボットの自動作成を有効化して、ライセンスの種類を選択します。Studio/StudioX/Studio Pro がローカルでライセンスされ、Orchestrator がライセンス プールからライセンスを割り当てない場合は、[スタンドアロン] チェックボックスをオンにし、UiPath Robot がインストールされているマシンへのログオンに使用するユーザー名を設定して、UiPath Robot の実行に関する設定を行います。

    場所

    [テナント] > [ユーザー]

    ユーザーの管理方法については、こちらをご覧ください。

  4. ユーザーを 1 つまたは複数のフォルダーに割り当てるとともに、フォルダー レベルで適切なロールを選択します。個人用ワークスペースのユーザーは、自身のワークスペースのコンテキストですぐに作業できます。
    重要: これにより、フォルダーへのアクセス権限が与えられ、そのフォルダーにデプロイされるプロセスを利用できるようになり、実行の準備が整います。

    場所

    [テナント] > [フォルダー]

    ユーザーをフォルダーに割り当てる方法についてはこちらをご覧ください。

  5. ジョブを開始します。

    場所

    UiPath Assistant

有人モードの場合、UiPath Assistant には、ユーザーが割り当てられている、すべてのフォルダー内のプロセスが表示されます。

デバッグ目的の場合を除き、これらのプロセスは、Orchestrator から無人モードで開始またはトリガーできません。「Studio のデザインと Orchestrator のデバッグ」をご覧ください。

Unattended 設定

  1. マシン テンプレートを作成します。
    重要: テンプレートに、必要なランタイムを割り当てます。あるテンプレートに X 個のランタイムを割り当てると、そのテンプレートを使用して Orchestrator に接続された各ワークステーション用に、テナントのライセンス プールから X 個のライセンスが確保されます。これにより、このようなワークステーションのそれぞれで X 個のプロセスを同時に実行できます。

    たとえば、あるマシン テンプレートに 2 つの Unattended ランタイムと 3 つの NonProduction ランタイムを割り当てたとします。そのマシン テンプレートを使用して Orchestrator に接続された 3 台のワークステーションでは、6 つの Unattended ライセンス (2 つの Unattended ライセンス × 3 台のワークステーション) と 9 つの NonProduction ライセンス (3 つの NonProduction ライセンス × 3 台のワークステーション) をテナントのライセンス プールから確保します。これにより、2 つの Unattended (それぞれ 3 つの非運用環境のプロセス) を各ワークステーションで同時に実行できます。

    場所

    [テナント] > [マシン] > [マシン テンプレート]

    マシン テンプレートの作成方法については、こちらをご覧ください。
    docs image
  2. マシン テンプレートによって生成されたキーを使用して、マシンを Orchestrator に接続します。
  3. ユーザー エンティティの設定: テナント レベルでユーザーのロールを設定し、ロボットの自動作成を有効化します。また、ロボットによる認証が可能となるよう、マシンへのログオンに使用するユーザー名とパスワードを設定し、資格情報ストアを選択して、ロボットの実行の設定を行います。

    場所

    [テナント] > [ユーザー]

    ユーザーの管理方法については、こちらをご覧ください。

  4. ユーザーとマシン テンプレートを 1 つまたは複数のフォルダーに割り当てるとともに、フォルダー レベルでユーザーのロールを選択します。
    重要: これにより、フォルダーへのアクセス権限が与えられ、そのフォルダーにデプロイされるプロセスを利用できるようになり、実行の準備が整います。

    場所

    [テナント] > [フォルダー]

  5. 優先度とランタイムの種類を設定してからジョブを開始します。ジョブを実行するユーザーを指定できます。未指定のままでも構いません。
    重要: 無人ジョブは、環境内のユーザーとマシンを自動的に組み合わせて、動的に実行されます。ユーザーを指定した場合は、マシンだけが動的に割り当てられます。ユーザーを指定しなかった場合は、両方が動的に組み合わされます。後者の方が、リソースの消費が最適化されるため、ジョブの実行メカニズムとしては最適です。

    場所

    • [フォルダー] コンテキスト > [オートメーション] > [ジョブ]

    • UiPath ロボット トレイ (有人モードで使用する Unattended ロボット用)

    ジョブの開始方法については、こちらをご覧ください。

無人モードの場合、UiPath Assistant には、ユーザーとマシン テンプレートの両方が割り当てられた、すべてのフォルダー内のプロセスが表示されます。これらのプロセスは Orchestrator から無人モードで開始またはトリガーできます。

有人モードで Unattended ロボットを使用するユーザー (ユーザーはマシンにログオンします) は、ユーザーしか割り当てられていないフォルダー内のプロセスにはアクセスできません。ユーザーがアクセスできるのは、そのユーザーとマシン テンプレートの両方が割り当てられているフォルダー内のプロセスに限られます。

重要:

ホスト マシンでは、対応するマシン テンプレートを割り当てるフォルダーに属する各ユーザーに対して、Windows のユーザーをプロビジョニングする必要があります。

たとえば、マシン テンプレート FinanceT によって生成されたキーを使用して、サーバーを Orchestrator に接続したとします。このマシン テンプレートは、FinanceExecution と FinanceHR のフォルダーに割り当てられ、これらのフォルダーには 6 人のユーザーも割り当てられています。これらの 6 人のユーザーは、サーバー上の Windows ユーザーとしてプロビジョニングされている必要があります。

基本的なモダン Unattended 設定の図



複雑なモダン Unattended 設定の図



デバッグ

Studio のデザインと Orchestrator のデバッグ

Orchestrator でデバッグしながら、Studio/StudioX/Studio Pro でワークフローを構築するには、開発者に対して Attended と Unattended のロボットを両方作成する必要があります。管理者は次の手順を実行して、Attended および Unattended ロボットを作成できます。

  1. ユーザーを追加し、ユーザーの詳細を設定します。

    [テナント] > [ユーザー]

  2. Attended ロボットを作成して設定します。
    • ディレクトリ ユーザーの場合、ドメイン\ユーザー名が事前に入力されています。(6)
    • ワークフローを構築し、Assistant からジョブを開始するには、Studio の機能を提供し、Orchestrator でその特定ユーザーに Robot をプロビジョニングするためのユーザー ライセンスが必要です。提供されている SKU の詳細については、UiPath ライセンス ポータルをご覧ください。 (7)
    • ワークスペースのコンテキストでワークフローのデバッグを容易にするために、ユーザーの個人用ワークスペースを作成します。(8)



  3. Unattended ロボットを作成して設定します。
    • ディレクトリ ユーザーの場合、ドメイン\ユーザー名が事前に入力されています。(10)
    • 資格情報および資格情報ストアの詳細については、こちらをご覧ください。(11、12、13)
    • 同時接続実行を無効化する時期と理由を確認するには、こちらをご覧ください。(14)



  4. ロボットの設定を構成します。
    • ロボットの設定の詳細を確認するには、こちらをご覧ください。(15)



  5. マシン テンプレートまたは標準マシンを作成し、キーを使用して Robot を Orchestrator に接続します。ランタイムをアタッチして、無人実行を可能にします。

    [テナント] > [マシン]

    • Orchestrator は個人用ワークスペースの所有者のマシン テンプレートを自動的に管理します。Development ランタイム付きのマシン テンプレートが自動的に作成され、新しい個人用ワークスペースごとに割り当てられます。
    • 個人用ワークスペース機能を使用せずにデバッグするには、デバッグに使用するマシンに NonProduction ランタイムをアタッチする必要があります。これにより、テナント レベルで使用可能なライセンス プールからランタイムが確保され、テンプレートに割り当てられます。ユーザーは Orchestrator からジョブを開始できるようになります。割り当てられたランタイムは、ジョブの実行時に消費されます。


  6. マシン エンティティによって生成されたキーを使用して Robot を Orchestrator に接続します。

    [UiPath Assistant] > [設定] > [Orchestrator の設定]

  7. 開発者は、オートメーション プロジェクトをパブリッシュして、ワークスペースのコンテキストですぐに Orchestrator からジョブを開始できます。個人用ワークスペース以外のフォルダーでデバッグ操作を実行するには、以下の追加の手順が必要です。
    • Assistant を使用するデバッグ: フォルダーに含まれているリソースをユーザーが利用できるようにするには、ユーザーをそのフォルダーに割り当てる必要があります。
    • Orchestrator を使用するデバッグ: ユーザーとマシン エンティティ (個人用ワークスペースのマシン テンプレート) の両方が目的のフォルダーに割り当てられている必要があります。Orchestrator では、ユーザーが実行できるのは、ユーザーとマシン テンプレートの両方が割り当てられているフォルダー内のプロセスのみです。

      注:

      Orchestrator からジョブを開始する際に使用できるランタイムがありません。

      実行するプロセスが含まれるフォルダーに、ユーザーとマシンの両方が割り当てられていることを確認してください。

      Robot を Orchestrator に接続するときに使用したマシン テンプレートにランタイムが割り当てられていることを確認してください。これが必要になるのは、個人用ワークスペースを使用していない場合のみです。

  • Attended 設定
  • Unattended 設定
  • デバッグ
  • Studio のデザインと Orchestrator のデバッグ

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