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Orchestrator ユーザー ガイド

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最終更新日時 2024年10月9日

クラシック フォルダーからモダン フォルダーへの移行

モダン フォルダーが提供する機能を最大限活用するには、Orchestrator アクティビティを使用する既存のワークフローまたは Orchestrator への直接の HTTP 呼び出しを実行する既存のワークフローを、UiPath.System.Activities (v19.10.1 以降) を使用して再コンパイルする必要があります。以下を除く、他のすべての既存のエンティティをモダン フォルダー構造に再プロビジョニングする必要があります。

  • ロボット - 新しいモダン フォルダーへのアクセス権のあるユーザー向けに自動的にプロビジョニングされるため。
  • ロボット グループ - モダン フォルダーのコンテキストでは使用されないため。
重要: 既存のエンティティをモダン モデルにアップグレードすると、すべての後方互換性がなくなります。再コンパイルされたワークフローは、2019.10 以降の Robot でのみ実行可能です。

モダン フォルダーへの移行

モダン フォルダーを使用するために、現在のデプロイのすべてまたは一部を変換する場合、再デプロイが必要なエンティティもあれば、完全に再作成する必要があるエンティティもあります。

移行プロセスの全体的な概要は次のとおりです。

  • 以前の各組織単位、または組織単位が使用されていない場合はテナントが、第 1 レベルのフォルダーになります。これは Orchestrator インスタンスをアップグレードすると自動的に行われます。
  • 各ロボット グループは個別のサブフォルダーになります。または、各ロボット グループのユーザーとプロセスを完全に分離したい場合は、独自の第 1 レベル フォルダーになります。
  • 各パッケージのワークフローは、現在のアクティビティを使用して再コンパイルしてから、Orchestrator に再パブリッシュまたはアップロードする必要があります。
  • 新しくコンパイルされたパッケージを使用して、各プロセスを以前のロボット グループに対応するフォルダー (またはサブフォルダー) に再デプロイする必要があります。
  • 各ユーザーは、アクセスする必要のあるプロセスに対応するフォルダーに追加する必要があります。
この移行は、Orchestrator 管理者がモダン フォルダー構造全体と必要なエンティティを作成および追加することで実行されますが、その間もユーザーはその割り当て先クラシック フォルダーで既存のエンティティを利用できるので、シームレスです。この移行期間中は、同じ domain\username でクラシック フォルダーとモダン フォルダーに 1 つずつ、合計 2 つのロボットを作成できますが、ユーザーが表示および実行できるのは、これらのロボットで使用できるクラシック プロセスのみです。クラシック ロボットが削除されると、実行していたプロセスのモダン バージョンが新しく作成および追加され、モダン ロボットによってそれらが引き継がれて実行されますが、ユーザーの作業環境には変化として現れません。
注: モダン フォルダー内のユーザーと同じ domain/username を持つクラシック ロボットが存在する場合、ユーザーはクラシック ロボットとその関連プロセスにしかアクセスできません。Attended ロボットがモダン コンテキストで動作するには、クラシック フローティング ロボットが非アクティブ化されている必要があります。移行が正常にテストされ、精査されれば、クラシック ロボットを安全に削除できます。

Orchestrator Manager によるアシスト付きの移行

UiPath Orchestration Manager を使用すると、モダン フォルダーへの移行プロセスを簡素化できます。これは Studio のプロジェクトで、Orchestrator API を使用して Microsoft Excel のブックをベースにエンティティを操作します。移行作業における使用手順は、製品のドキュメントをご覧ください。

  • モダン フォルダーへの移行
  • Orchestrator Manager によるアシスト付きの移行

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