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Orchestrator ユーザー ガイド
最終更新日 2023年12月12日

キュートリガー

新しいキュー アイテムがキューに置かれるたびにプロセスをトリガーできます。このトリガーは、選択したプロセスに関連付けられている環境で実行されます。

プロセス トリガーのルールをパラメーター化するのに役立つ 3 つのオプションがあります。

オプション

説明

最初のジョブをトリガーするアイテムの最小数

アイテム処理ジョブは、ターゲット キューに少なくともこの数の新しいアイテムが追加された後にのみ開始されます。

延期済みのキュー アイテムはカウントされません。

同時に許可される保留中および実行中のジョブの最大数

一緒にカウントされる、許可された保留中および実行中のジョブの最大数。

同時に 2 つ以上のジョブを許容する場合は、次に示す 3 番目のオプションを定義する必要があります。

指定した数のアイテムが追加されるたびにジョブをトリガー

最初のオプションで定義されたアイテムの数に追加された新しいアイテムごとに、新しいジョブがトリガーされます。

2 つ以上のジョブの同時実行が許可されている場合にのみ有効化されます(上記のオプションを使用して定義)。

新しいアイテム (リトライ アイテムを含む) がないか 30 分ごとにチェックして、トリガーの条件が満たされると再度トリガーが起動されます。これにより、以下の状況でもキュー内のすべてのアイテムが確実に処理されます。

  • キュー アイテムがキューに追加されるタイミングが、利用可能なリソースでアイテムを処理できるタイミングより早すぎる場合。
  • 非稼働日にキュー アイテムがキューに追加されたが、それらが処理されるのが稼働時間に限られる場合。
  • キュー アイテムの処理が一定期間延期された場合。その期間が経過すれば、それらのキュー アイテムは 30 分ごとのチェックで検出され次第、処理が可能になります。

    注: 30 分間隔のチェックのため、営業時間外はリソース障害が発生する危険があります。これを避けるために、営業日の終業時に未処理アイテムが存在しないようにしてください。それが不可能な場合は、トリガーされたプロセスがユーザーの介入を必要としないようにしてください。

次の 2 つのジョブがあるとします。

  • 20 秒間にわたって秒ごとに 3 つのアイテム (合計 60 アイテム) をターゲット キューに追加するジョブ
  • ターゲット キューのアイテムを秒ごとに 1 つ処理するジョブ

トリガーを次のように定義します。

  • 最初のジョブをトリガーするアイテムの最小数: 31
  • 同時に存在してよい保留中および実行中のジョブの最大数: 3
  • 10 個の新しいアイテムごとに別のジョブがトリガーされます。

キューにアイテムを追加するジョブを起動します。

  1. 11 秒後 (33 アイテムの追加後) に 1 番目のアイテム処理ジョブがトリガーされます。
  2. 4 秒後 (12 アイテムの追加後) に 2 番目のアイテム処理ジョブがトリガーされます。
  3. 4 秒後 (12 アイテムの追加後) に 3 番目のアイテム処理ジョブがトリガーされます。

キュー アイテムの追加が終了するまでに、1 番目のジョブでは 9 アイテム、2 番目のジョブでは 5 アイテム、3 番目のジョブでは 1 アイテムが処理されています。つまり、これら 3 つのジョブで 20 秒間に 15 アイテムを処理することになります。

これは、45 アイテム (60-15) が未処理で残っていることを意味します。3 つのジョブがあり、それぞれ秒ごとに 1 アイテムが処理されるので、残りのアイテムの処理に 15 秒を要することになります。

処理に要する時間は合計で 35 秒です。

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