Automation Suite
2021.10
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Automation Suite インストール ガイド
最終更新日 2024年4月19日

手順 3: デプロイ後の手順

このページでは、デプロイの完了後に実行する必要のある手順について説明します。

注: Azure Bastion を使用する場合、複数行に分割されているコマンド (\ を使用) をコピーして貼り付けようとすると、期待どおりに動作しない可能性があることに注意してください。改行が正しく解釈されるようにするには、コンソールのクリップボード ウィジェットを使用します。

インストールを検証する

Automation Suite が正常にインストールされたかどうかを確認するには、ストレージ アカウントに移動する必要があります。コンテナー内に successFullInstall という自動生成ファイルが存在する場合、インストールは完了しています。

証明書を更新する

重要:

インストール プロセスによって、ユーザーに代わって自己署名証明書が生成されます。ただし、Azure のデプロイ テンプレートには、自動生成された自己署名証明書を使用する代わりに、CA によって発行されたサーバー証明書をインストール時に指定するオプションもあります。

自己署名証明書は 90 日で有効期限が切れるので、インストールが完了したら速やかに、信頼された CA によって署名された証明書に置き換える必要があります。証明書を更新しないと、90 日後にインストールが停止します。

手順については、「証明書を管理する」をご覧ください。

デプロイの出力にアクセスする

インストールが完了したら、[出力] タブのデプロイの出力にアクセスする必要があります。

そのためには、自身のリソース グループに移動し、[Deployments] → [mainTemplate] (または [Microsoft.Template-] DateTime など) → [出力] に移動します。






デプロイの出力

出力

説明

ドキュメント

ドキュメントへのリンク。

URL

ロード バランサーの URL。直接アクセスに使用できます。

カスタム ドメインが有効だった場合は、このドメインを CNAME バインドに使用します。

KeyVaultURL

デプロイによって作成された Key Vault の Azure Portal URL。デプロイで使用されるすべてのシークレット (資格情報) が含まれます。

ArgoCDURL

ArgoCD にアクセスするための URL。これは VNet 内で利用可能です。この URL への外部アクセスは、「手順 4: DNS を構成する」に示すように設定する必要があります。

ArgoCDPassword

ArgoCD ポータルにログインするために使用するパスワードです。

HostAdminUsername および HostAdminPassword

ホスト管理に使用する資格情報。

デプロイで使用されるすべての資格情報は、デプロイ時にプロビジョニングされた Key Vault 内にシークレットとして保存されます。シークレットにアクセスするには、リソース グループ内のリソースをフィルター処理し、Vault を検索して、[シークレット] をクリックします。

注:
[シークレット] タブに「The operation “List” is not enabled in the key vault’s access policy」という警告が表示された場合は、次の手順を実行します。
  1. [アクセス ポリシー] → [アクセス ポリシーの追加] → [テンプレートからの構成] → [シークレットの管理] → [プリンシパルの選択] に移動します。
  2. ユーザーを選択し、[保存]をクリックします。
  3. [シークレット] に戻ります。警告が消え、シークレットが表示されるはずです。


クラスターの仮想マシンにアクセスする

仮想マシンは、プライベート VNet 内でプロビジョニングされます。次の手順に従って、Azure Bastion を介して仮想マシンにアクセスできます。

  1. Automation Suite をデプロイしたリソース グループに移動します。
  2. エージェント、GPU エージェント、およびサーバー仮想マシンはスケール セット内にあるため、目的のインスタンスを含むスケール セットに移動する必要があります。


  3. [設定] タブの [インスタンス] セクションに移動します。


  4. 接続する仮想マシンの名前をクリックします。


  5. [接続] ボタンをクリックし、ドロップダウン メニューから [Bastion] を選択します。


  6. デプロイ時に入力した資格情報 (資格情報 Key Vaultの [シークレット] にある [管理者のユーザー名] および [管理者のパスワード] パラメーター) を入力し、[接続] をクリックします。


DNS の要件

手順 1: Azure のデプロイを計画する」で説明したように、Automation Suite の Azure デプロイにより、パブリック IP と DNS ラベルが関連付けられたロード バランサーが作成されます。この DNS ラベルは Microsoft が所有します。

デプロイでは、さらに、クラスター VNet 内でプライベート DNS ゾーンがプロビジョニングされ、インストールおよび構成プロセスで使用されるいくつかのレコードも追加されます。

外部マシンから接続する場合、プライベート DNS ゾーンを使用してさまざまなサービスの DNS を解決することはできないため、これらのレコードを自身のホスト ファイルに追加する必要があります。

詳細については、「手順 4: DNS を構成する」をご覧ください。

これで、クラスター上で実行されるさまざまなサービスに接続できるようになります。

Automation Suite の一般インターフェイスにアクセスする

一般的な用途での Automation Suite ユーザー インターフェイスは、組織の管理者とユーザーの両方に対するポータルとして機能します。これは、誰もがすべての Automation Suite 領域 (管理ページ、プラットフォーム レベルのページ、サービス固有ページ、およびユーザー固有ページ) にアクセスできる、組織レベルの共通リソースです。

詳細については、「インターフェイスのツアー」をご覧ください。

Automation Suite にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. URL: https://${Loadbalancer_dns} (<loadbalancer_dns> は、ロード バランサーの DNS ラベルであり、出力の下にあります) に移動します。
  2. 既定の組織に切り替えます。
  3. ユーザー名は orgadmin です。
  4. [Key Vault] から [シークレット][ホスト管理者のパスワード] に進み、パスワードを取得します。

ホストの管理にアクセスする

システム管理者は、ホスト ポータルで Automation Suite インスタンスを構成します。このポータルから構成した設定は、組織全体に継承され、一部は組織レベルで上書きできます。

ホスト管理にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. URL: https://${Loadbalancer_dns} (<loadbalancer_dns> は、ロード バランサーの DNS ラベルであり、[出力] の下にあります) に移動します。
  2. Host 組織に切り替えます。
  3. 以前に [UiPath 管理者のユーザー名] パラメーターの値として指定したユーザー名を入力します。
  4. 以前に [UiPath 管理者のパスワード] パラメーターの値として指定したパスワードを入力します。[Key Vault] から [シークレット][ホスト管理者のパスワード] に進み、パスワードを取得します。

ArgoCD にアクセスする

ArgoCD コンソールを使用して、インストールした製品を管理できます。

ArgoCD にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. URL: https://alm.${Loadbalancer_dns} (<loadbalancer_dns> は、ロード バランサーの DNS ラベルであり、[出力] の下にあります) に移動します。この URL への外部アクセスは、「手順 4: DNS を構成する」に示すように設定する必要があることに注意してください。
  2. ユーザー名は admin です。
  3. パスワードにアクセスするには、[出力] タブ、または資格情報 Key Vault に移動します。

Rancher にアクセスする

Automation Suite では、Rancher を使用してすぐに使えるクラスター管理ツールを提供します。これにより、クラスターを管理し、監視やトラブルシューティングにアクセスすることができます。

詳細については、Rancher のドキュメントをご覧ください。

Automation Suite での Rancher の監視の使用方法の詳細については、「監視スタックを使用する」をご覧ください。

Rancher コンソールにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. URL: https://monitoring.${Loadbalancer_dns} (<loadbalancerdns> は、ロード バランサーの DNS ラベルであり、デプロイの [出力] 内にあります) に移動します。
  2. ユーザー名は admin です。
  3. パスワードにアクセスするには、次のコマンドを実行します。
    kubectl get secrets/rancher-admin-password -n cattle-system \ -o "jsonpath={.data['password']}" | echo $(base64 -d)kubectl get secrets/rancher-admin-password -n cattle-system \ -o "jsonpath={.data['password']}" | echo $(base64 -d)

クラスターをスケーリングする

デプロイからプロビジョニングされた計算リソースは、スケーリングを容易にする Azure スケール セットで構成されます。

サーバー ノード、エージェント ノード、特殊なエージェント ノード (GPU ノードなど) の追加など、特定のスケール セットに手動でリソースを追加することができます。

特定のスケール セットを指定することにより手動でスケーリングを実行し、直接リソースを追加できます。

そのためには、以下の手順に従ってください。

  1. Azure Portal に移動し、特定のスケール セットに対してフィルター処理します。


  2. 適切なスケール セットを選択し、[スケーリング] をクリックします。


  3. 横にあるスライダーまたは入力フィールドを使用して [インスタンス数] フィールドを変更し、[保存] をクリックします。
    注: サーバーのスケール セットの場合、インスタンス数は奇数である必要があります。
  4. スケーリング処理はバックグラウンドで開始され、完了すると新しいリソースが使用可能となります。

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