Automation Suite
2021.10
バナーの背景画像
Automation Suite インストール ガイド
最終更新日 2024年4月19日

ロード バランサーを構成する

概要

マルチノードの高可用性対応の運用設定の場合、ロード バランサーは必須です。

Automation Suite では、この後のセクションで示すとおり、ロード バランサーに対して、2 種類の構成をサポートしています。

セッション永続性または固定セッションを使用するようにロード バランサーを構成することはできますが、要件ではありません。

注:

現在、Automation Suite はレイヤー 4 (ネットワーク レイヤー) のロード バランサーのみをサポートしています。

ロードバランサーは、TLS の暗号化と終了をサポートしていません。 効果的なサービス運用を行うには、トラフィックのパススルーを容易にするようにロードバランサーを設定してください。

サーバーとノード プールの構成

以下に、ロード バランサーの推奨構成を示します。

バックエンド プールを構成する

次の要件を満たす 2 つのバックエンド プールを作成する必要があります。

  • サーバー プール

    • すべてのサーバー ノードから構成されます。
    • サーバー プール内には、エージェント ノードが存在してはなりません
  • ノード プール

    • すべてのサーバー ノードとエージェント ノードから構成されます。

正常性プローブを構成する

プローブ

プロトコル

ポート

間隔

再エントリしきい値

関連付けるプール

https-probe

TCP

443

15 秒

2

ノード プール

kubeapi-probe

TCP

6443

15 秒

2

サーバー プール

構成の詳細については、次の図をご覧ください。



ロード バランサーのポートを有効化する

ロード バランサーのソースに対するファイアウォールで、次のポートが有効化されていることを確認します。

ポート

プロトコル

目的

トラフィックの転送

正常性プローブ

443

TCP

HTTPS 用 (Automation Suite にアクセスする)

このポートのトラフィックはノード プールに転送する必要があります。

https-probe

6443

TCP

HTTPS を使用した Kube API へのアクセス用 (ノード参加に必要)。

このポートのトラフィックはサーバー プールに転送する必要があります。

kubeapi-probe

9345

TCP

HTTPS を使用した Kube API へのアクセス用 (ノード参加に必要)。

このポートのトラフィックはサーバー プールに転送する必要があります。

kubeapi-probe

注:

HTTPS 以外のすべてのポートについては、クラスター外に公開しないことを推奨します。ファイアウォール/セキュリティ グループの背後でノードを実行します。

ネットワーク上にファイアウォールが設定されている場合、上記のポートが開かれ、トラフィックが許可されていることを確認します。

構成の詳細については、次の図をご覧ください。

代替構成

重要:

この構成には、インストール中にダウンするノードに対する復元性がありません。

プライマリ サーバーがダウンしたり、削除されたりした場合、クラスターの構成を更新する必要があります。

プライマリ サーバーの FQDN を、クラスター内の利用可能な他のマシンに再マッピングする必要があります。

バックエンド プールを構成する

以下のとおり、バックエンド プールを 1 つ作成します。

  • ノード プールを作成します。

ロード バランサーのポートを有効化する

ロード バランサーのソースに対するファイアウォールで、次のポートが有効化されていることを確認します。

ポート

プロトコル

目的

トラフィックの転送

443

TCP

HTTPS 用 (Automation Suite にアクセスする)。

このポートのトラフィックはノード プールに転送する必要があります。

正常性プローブを構成する

プローブ

プロトコル

ポート

間隔

再エントリしきい値

関連付けるプール

https-probe

TCP

443

15 秒

2

ノード プール

構成の詳細については、次の図をご覧ください。



Was this page helpful?

サポートを受ける
RPA について学ぶ - オートメーション コース
UiPath コミュニティ フォーラム
UiPath ロゴ (白)
信頼とセキュリティ
© 2005-2024 UiPath. All rights reserved.